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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.15 Vol.3-14*


  スタートレックで描かれた瞬間移動が現実になる日、夢の技術と思われていたが
  遂に、カウントダウンが始まった。

  1997年光子量子状態を瞬間移動する実験が行われ、量子テレポテーション
  という形で技術の開発が進んでいる。量子コンピュータは、この延長線上だ。

  これまでは、このような微小な量子に限られていると思われ、量子の集合体とも
  言える物体への適用はできないとなっていた。

  この度の発表では、物体まで拡張できる、そんな技術の糸口が見出されたのだ。
  それは、ボース・アインシュタイン凝縮体を利用するというアイデアだ。

  従来、量子テレポテーションのキーワード、エンタングルメント(量子もつれ)
  瞬間で消滅してしまうため、大量の量子には適用できないとされてきた。

  ボース・アインシュタイン凝縮体では、構成する全粒子が最低エネルギー準位に
  落ち込み、物質波が揃い、全体として一つの塊、巨大な波として振舞う。

  研究チームは、この塊に新たな「もつれ状態」を発見することに成功。これは、
  従来の一部の量子状態ではなく、全体の状態を表しているという。

  人間のような量子状態が複雑な対象は、この技術の発展だけでは、まだ難しいと
  判断されているが、更なる技術開発が進めば、その実現に期待できる。

  研究は、日本の国立情報学研究所が、ロシア科学アカデミーの化学物理学関連問題
  研究所と共同で実施してきたという。意表を突く組合せに、期待が大きくなる。


  まだ原子1000個程度の塊でしかなく、これでスター・トレックの世界が来る
  訳ではないが、SFの世界は着実に近づいている、そんなワクワクを感じないか。


  日本語情報 mynavi プレスリリース pdf
  量子テレポテーションについて nikon, m-nomuraeetimes
  ボース・アインシュタイン凝縮体について pdf

  研究組織(国立情報学研究所)HP
  研究組織(化学物理学関連問題研究所)HP
  研究者:ティム・バーンズ(国立情報学研究所研究員)HP
  投稿論文(New Journal of Physics)HP


<量子状態のテレポテーション イメージ図>
<スター・トレック テレポートシーン>
  動画:研究者ティム・バーンズによる当該研究の概要説明('13年 約11分)youtube
  動画:量子テレポテーション 解説('13年 約15分)youtube
  動画:光量子テレポテーション実験の報道('13年 5分)youtube
  動画:スター・トレック テレポート('09年 約2分)youtube
  動画:ジャンパー(超能力テレポート '08年 約2分半)youtube
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