ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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4発ロータを有するクアッドコプター、アマゾンを始めとしデリバリー飛行ロボのプロジェクトでは、最も目にする形態だろう。しかし、今回は少し違う。
IT大御所グーグルが、新たなトライをしているという報道が流れた。それは、
垂直離着陸の飛行体だ。コプターと言うより、普通の飛行機に近い印象だ。
このコンセプトは、結構古い。ある意味、航空関係者の永遠のテーマとも言える
機体形態だ。最近では、NASAのコンセプト機にも見られる。
一言で言えば、通常の飛行機の主翼を切り出した様な機体だ。一般には全翼機と
呼ばれる。離着陸時は、これが地面垂直に立てられ、垂直に上昇・下降する。
問題は離陸の後だ。垂直から水平へ向きを変えて、飛行モードへ移る必要がある。
ここが技術的に難しい。上手く移行しないと、揚力が出ず 墜落する。
最新鋭機のオスプレーV22も同じ課題で、開発に膨大な時間と費用を要した。
実に30年以上もの時間を掛けて、ようやく実用化されている。
しかしグーグルの動画では、いとも簡単・スムーズに、飛行モードへ移っていく。
これは技術の高さだろう。
これだけではない。デリバリーに際して、一つ工夫されている。地表近くまで、
ゆっくりと下ろすロープと、荷物の脱着装置が装備されている。
実用化には、確かな安全性とデリバリーシステムとしての全体開発、そして法の
改正が必要だが、米国では6月に法の試行が始まるなど 実現性は高まっている。
日本語情報 wsj1, wsj2, nikkei
英語情報 popsci, theatlantic
<グーグル プロジェクト ウイング>
動画:プロモーション(約2分)YT
動画:NASA VTOLコンセプトCG(約2分半)YT
動画:V22 オスプレー(2分強)YT
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.29 VOL.3-15*
航空機の歴史は、胴体と翼、そしてエンジンの歴史と言って良い。ライト兄弟が開発した複葉機に始まる機体形態は、ボーイング777などの旅客機に進化した。
そして今、新形態が提案されている。円盤の様な、円形タイプの翼形態を有する
機体だ。Geobat と名付けられ、特許も取得されている。
直径1mから2mの試験機により、その卓越した飛行性能が明らかになってきた。
ほぼ失速しない、ペイロードがより大きい、より短い距離で離発着できる等だ。
これら3点は、航空機開発の大きな目標となっているが、この形態により航空機
の世界が変わるかもしれない、開発者の思いは大きい。
円形翼の上側に、操縦席キャノピーが配置される事もメリットの一つだ。視界が
360°見渡せ、景色は勿論、安全上も視認性が向上する。
無人機への応用を皮切りに、小型有人機の開発へも進む予定だ。通常の飛行機に
比べ、2倍ものペイロードが稼げる事から、輸送機への展開もありそうだ。
20年もの研究開発を経て、ゲームチェンジャーに成り得るか。これからの動向
に注目していきたい。
英語情報 indiegogo, tbo 開発会社(Aerobat Aviation 社)HP
<Geobat FS-7>
動画:ニュース報道(約2分半)YT
動画:プロモーションビデオ(約2分)vimeo 動画:ラジコン機でのテスト(約5分)YT 動画:1930年代 半円翼機(2分半強)YT
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