ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.29 VOL.3-15*
航空機の歴史は、胴体と翼、そしてエンジンの歴史と言って良い。ライト兄弟が開発した複葉機に始まる機体形態は、ボーイング777などの旅客機に進化した。
そして今、新形態が提案されている。円盤の様な、円形タイプの翼形態を有する
機体だ。Geobat と名付けられ、特許も取得されている。
直径1mから2mの試験機により、その卓越した飛行性能が明らかになってきた。
ほぼ失速しない、ペイロードがより大きい、より短い距離で離発着できる等だ。
これら3点は、航空機開発の大きな目標となっているが、この形態により航空機
の世界が変わるかもしれない、開発者の思いは大きい。
円形翼の上側に、操縦席キャノピーが配置される事もメリットの一つだ。視界が
360°見渡せ、景色は勿論、安全上も視認性が向上する。
無人機への応用を皮切りに、小型有人機の開発へも進む予定だ。通常の飛行機に
比べ、2倍ものペイロードが稼げる事から、輸送機への展開もありそうだ。
20年もの研究開発を経て、ゲームチェンジャーに成り得るか。これからの動向
に注目していきたい。
英語情報 indiegogo, tbo 開発会社(Aerobat Aviation 社)HP
<Geobat FS-7>
動画:ニュース報道(約2分半)YT
動画:プロモーションビデオ(約2分)vimeo 動画:ラジコン機でのテスト(約5分)YT 動画:1930年代 半円翼機(2分半強)YT
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