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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2016.09.06 VOL.5-18 magmag melma ***
  
  世界最大の航空機と言われる エアランダー10。一見すると飛行船だが、補助翼
  と尾翼が付き、唯の飛行船ではないが初飛行に成功した。
  
<エアランダー10 仇名は空飛ぶケツ>
  
  全長92m幅34m高さ26mという20階建てビルにも匹敵する超大型
  飛行体エアバス380でも全長73mだから、巨大さが分かる。
  
  ヘリウムにより浮上・浮遊し、325馬力ディーゼルエンジンによるファン4基
  により推進、6000mの高空を150km/h近くもの速度で巡航する。
  
<ファン部のCFDシミュレーション>
  
  最大10トンの荷物が搭載でき、5ヶ日間無着陸飛行が可能だ。無人操縦なら
  2週間もの期間、飛行が続けられる。
  
  滑走路不要で、陸地は勿論 砂地水面氷上にも着陸できる事から、広い用途
  期待されている。元々は 米軍で開発英国企業が民間用に商品化した。
  
  価格も航空機に比べると飛んでもなく安い。1機33億円程度エアバス380
  330億円1/10程度だから普及が期待される。
  
  
  災害時拠点や、大型構造物の輸送、大型ゴンドラを付けクルーズ飛行も良いかも
  しれない。期待は高いが、高圧線を引っ掛け ゆっくり墜落。実用化はまだ先だ。
  
  
  日本語情報 cnn, wiredgigazine  英語情報 theguardiandailymail
  
  エアランダー10について wiki  
  開発論文の一つ:グラスゴー大学 CFD解析 pdf
  開発企業(HYBRID Air Vehicles社)HP
  
  
  動画:AFP報道 エアランダー10公開(約1分)YT
  
  動画:RT報道 エアランダー10初飛行(1分強)YT
  
  動画:英国紙報道 エアランダー10墜落(1分強)YT
  
  動画:開発ストーリー(3分弱)YT
  
  動画:euronews報道 エアランダー10紹介(3分半)YT
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*** 2016.5.31 VOL.5-11 magmag melma ***
  
  マッハ7.5超音速の飛行技術確立に向けて 基礎技術開発の一環として、開発
  エンジンをロケットに搭載され、オーストラリア防衛庁が実験・到達した。
  
<普通の打上げと変わらないシンプルさ>
  
  スクラムジェットと呼ばれる推進エンジン水素燃料空気中の酸素反応させ
  推力を得る。超音速という状態で、空気を吸い込み、燃焼するのがコア技術だ。
  
<スクラムジェットイメージ図>
  
  一方、超音速状態でないと機能しないため、ロケットで速度を上げていく訳だ。
  ロケットはあくまで補助装置にすぎない。
  
  燃焼温度は1600℃にも達し、金属では解けてしまう。材料は最新のカーボン
  コンポジットが用いられている。
  
<開発中のスクラムジェットエンジン>
  
  開発は、マッハ20を達成している米国との共同開発という形をとっているが、
  しっかりと自国技術を確立している。農業国と思い込んでいると、大きな誤解だ。
  
  また外の空気から酸素を得るため、液体酸素を搭載して飛行するロケットよりも
  軽い。よって搭載重量が多く再利用もできるので、経済メリットが大きい。
  
  このようなメリットに目をつけ、民間では、マッハ5巡航速度を目指す旅客機
  の計画がある。この計画では、レールガンと呼ぶ射出装置で、機体を打ち出す。 
  
<超音速旅客機 Skreemr イメージ>
    
  
  マッハ5は、東京-NYが計算上1時間半実際には2時間位になるだろうか。
  まだ10年以上 先の話のようだが、できれば民間からスタートして欲しい。
  
  
  日本語情報 gizmodo  英語情報 livescience1, livescience2defence
  開発拠点の一つクィーンズランド大(UQ)HP
   
  
  動画:NBSニュース報道(1分強)YT
  
  動画:UQでの開発状況(2分半)YT
  
  動画:米国HTV-2のフライト試験CG(マッハ20 約2分)YT
  
  動画:Skreemrについて(1分強)YT
  
  動画:かつての超音速旅客機コンコルド(14分弱)YT
*** 2015.09.08 VOL.4-18 magmag melma ***
  
  
  バイオミメティクス生物模倣という分野がある。蜘蛛の糸の構造から、強靭な
  繊維を開発、ヤモリの足構造を模倣した吸着テープ等、素材開発の分野が有名だ。
  
  同じ視点で、航空機にも新しい開発が行われている。鳥のように飛べる航空機
  開発だ。と言っても羽ばたく訳ではなく、飛行中翼が最適に変態する事を狙う。
 
<NASAのイメージ図>
   
  今回の開発ターゲットは、主翼後縁部にあるフラップという部品だ。この部品は、
  空気の流れを調整し、航空機の上下の動きの制御や、ブレーキの役目も果たす。
 
  従来技術では、フラップと主翼は別物で、フラップの動きの中心にヒンジがあり、
  主翼と結びつけられた構造であるが、新しい技術では、一体となっている。
 
<一体となったフラップ:flexfoil>
 
  全体表面を覆うフレキシブルな最新素材は、一体的なセンサーアクチュエータ
  の制御により、最小の応力で、最大の変形が可能とし、フラップの機能を果たす。
   
  この結果、主翼フラップ継ぎ目がなくなり空気抵抗が減少燃費改善12%
  着陸時のノイズ低減40%が期待できるという。しかも、既存機改造でもだ。
 
  専門的には可撓(たわむ)制御にあたるが、応用範囲は広い。これまでは、外部熱
  で材料を曲げる事くらいしかできなかったが、新技術は構造として制御できる。
  
  空気や水の流体制御を要する技術ヘリコプター風力発電のブレードボート
  のラダーポンプのインペラなどが候補に上がる。
 
 
  宇宙開発ではどうか。直ぐに思い付くのは、宇宙往還機やシステムを担う航空機
  だろう。燃料削減による可積重量を増やし、安い旅行代金を目指して貰いたい。
  
  
  日本語情報 wired 英語情報 wiredphys
  最新論文(材料関係) link NASAのHP:Morphing Airplane link1link2
  開発会社(Flxsys社)HP
  当該技術パンフ pdf 同社の関連記事(Scientific American, May 2014)pdf
  
    
  動画:プロモーション(2分半)YT
   
  動画:試験風景(1分弱)YT
  
  動画:新技術 風車ブレード適用(4分強)YT
  
  動画:NASA 変体航空機のイメージCG(1分半)YT
  
  動画:NASA 未来の航空機(約25分)YT
  
***2015.04.21 VOL.4-08***

  チルトウイング機主翼が方向転換する航空機の世界がある。主翼が上を向き、
  推進装置の方向を換えるという意味だ。
  
<1950年代に開発されたNASA実験機>
  
  通常は前に進むために前後方向に配置されている推進装置を、グルーッと回転し
  上下に配置してヘリのように、離着陸する航空機だ。
  
  こういうアイデアは、随分とあるが、また新手が出てきた。前から見るとロの字
  に見えるボックス型の主翼との組み合わせだ。
  
<開発された Elytron 2S >
  
  
  チルトウイングでの実用機はまだ存在せず、ボックス型翼も、NASAが未来機
  として研究中のレベル。共に存在しないが、ベンチャーとしての兆戦は意義深い
  
  即ち、小型の垂直離着陸機ができれば、飛行場が不要なことから、都市近郊部の
  土地が少ないところ、場合によってはビル屋上も利用できる。需要は多いだろう。
  
  技術課題も、チルトウイング機では、主翼だけでの揚力分担は、高くなりがち、
  制御が難しくなるが、ボックス型翼も備える事で安定度は増し制御も易くなる。
  
  
  因みに、沖縄配備で悪名高いオスプレイチルトローター機という分類だ。両端
  のローター部分のみ方向転換する。できれば、民間用途の航空機として欲しい。
      
<オスプレイ V-22>
  
  
  英語情報 gizmag
  
  チルトウイング機について wiki オスプレイについて wiki
  開発会社(Garrow Aircraft 社)HP
  
  動画:イメージCG(約6分半)YT
  
  動画:ボックス型翼機のイメージCG(3分強)YT
  
  動画:同社の別のVTOLコンセプトCG(08年;3分強)YT
  
  動画:民間向けチルトローター機BA609(08年;3分強)YT

*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.10.21 VOL.3-21*

  ウエアラブルが目に付く様になってきたが、こんなウエアラブルは如何だろうか。
  手首に巻く無人機カメラだ。言葉だけでは、なんとも想像が難しいかもしれない。

<製品イメージ図>

  インテルが開催している Make it Wearable というコンテストのファイナリスト
  に残っている、この代物、なんともカワイイ動きをする。

  装着時はヘンな時計に見えるが、手首から離れるとプロペラ4つを持つクアッド
  コプターにトランスフォームする。

<こんな事に・・>

  そして保有者の廻りを、付かず離れず飛び回り、撮影を始める。言わば自写撮り
  飛行ロボットというイメージだ。勿論、スマホでもモニターできる。

  ウエアラブルのコジツケとも取れなくないが、ガジェット的な面白さは十分だ。
  更に飛躍すれば、子供の誘拐防止などの安全装置にもできるかもしれない。

  現在はまだ開発中。ファイナリストの賞金 約550万円を元手に、製品プロト
  のレベルまでに仕立てられる予定だ。


  コンテストの最終発表は11月上旬。万一勝ち残れば、約5500万円の事業化
  に向けた準備金が贈られる。果たして 神の微笑みは何処へ向かうだろうか。


  日本語情報 gizmodo 英語情報 designboom
  インテルHP 開発チーム(FlyNixie)HP


  動画:プロモーション(約1分強)YT

  動画:世界最小? Nano クアッド(1分強)YT

  動画:軍事偵察用 超小型無人機(2分弱)YT
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