ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.15 VOL.3-14*
アマゾンが商品を配達する技術として、無人コプター開発を始めているニュースはご存じだろう。その他、軍事用は勿論、いろんな分野で開発が進んでいる。
その技術を、火星への探査機着陸へ応用しようと開発が始まった。火星の大気は、
地球上の100分の1程度と極めて薄い。本当に飛べるのか、最大の課題だ。
大気圧も重要だが、重力も大きなファクターだ。火星の重力は、地球の3分の1
と小さく、必要となる揚力も3分の1で済むが、揚力不足を補える訳ではない。
即ち、薄い大気中で効率よく揚力を発生させるローターの開発、機体重量を大幅
に削減するコンポジット技術や軽量な駆動系の開発など、課題が山積している。
NASAでも予算を付け始めたが、今回のニュースは、先行するEUでの開発に
関してだ。火星着陸を精度良く、安全に行う事ができる技術を目指す。
EUでは、コンセプトを実験機として開発し、それに探査機のモデルを抱えさせ、
地上で飛行試験を行ない、地上10mの高さから無事、探査機を地上に下ろした。
一方、これまでに火星表面の探査用として、普通の飛行機型無人機も研究されて
きている。NASAでは、実に1970年代には、最初の提案がなされている。
日本でも、火山監視を目的に、マルチコプター+無人探査車の開発が行われた事
があるようだ。全く同じ仕組み、というのは見ていて面白い。
火星探査は、単なる謎の解明から、移住を前提とした形に変化している。現世代
では片道切符でも、いずれ惑星改造をし、住めるような日が来るだろうか。
日本語情報 irorio 英語情報 spacedaily, esa, itwire, ieee
NASA 火星飛行機について wiki
NASA研究(火星飛行機 Ares)HP JAXA研究(火星飛行機)pdf
メリーランド大学 火星着陸用ローター機 研究レポート(2000年)pdf
火星について(NHK番組)HP
<EU開発:Dropship with rover>
<メリーランド大学スタディ 火星着陸用ローター機>
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