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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.2.7 VOL.6-3 magmag melma ***
  
  
  2010年5月 金星に向かって打上げられた 探査機あかつき。予定した金星
  軌道投入に失敗、15年12月に再投入が成功し、1年余りが経過した。
  
<金星を周回する あかつき イメージ>
  
  観測カメラも調子悪く撮影に入れたのは3月からであったが、その観測成果の
  一つが、いよいよ発表に到った。  
  
  その映像には、南北に渡り 弓なりとなった縞状の雲の列が浮かび上がっていた。
  これまでの惑星探査では、見られない珍しい現象として注目されていた。
  
<南北1万Kmにも及ぶ大気表面の文様>
    
  調査では、流体力学における 重力波 が発生している、という事になるそうだ。
  同じ重力波でも、天文学のモノではない。言わば、大気の表面波だ。
  
  地形を確認すると、縞状の雲の下には標高5000mアフロディーテ大陸
  位置していた。それが、大気に渦を発生させ、上層部まで到達したのだ。
  
<重力波 大気の表面波が発生するメカニズム>
<地球でも起こる:アパラチア山脈の例>
  
  但し、不思議な事に、大気上部で時速360km/sという高速度で吹き荒れる
  金星特有スーパーローテーションには影響されず 縞状の雲は、定在している。
  
<スーパーローテーションのイメージ>
  
  このスーパーローテーションも、発生メカニズムは謎とされていたが、日本人の
  研究者シミュレーションの結果、熱潮汐波が本命として論文発表されている。
  
<スーパーローテーション発生のメカニズム(3案)>
<提唱者:京都産業大学 髙木 征弘 准教授>
  
  
  このような惑星気象の研究は地球の気象学への強化・補強に繋がるという事だ。
  まだまだ始まったばかりの惑星探査、今後の発見が楽しみだ。
  
  
  日本語情報 astroarts, kyoto-suisas  英語情報 astronomy
  探査機あかつきHP  京都産業大学 髙木准教授 HP
  当該(理論応用力学 2007)論文 pdf
   
  
  動画:Cosmos News報道(2分弱) YT
  
  動画:あかつき撮影映像 波長2μm(2分)YT
  
  動画:ANN報道 あかつき再投入成功(30秒)YT
  
  動画:あかつき 再投入ドキュメント(5分弱)YT
  
  動画:特番 地獄の星・金星(46分強)YT
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