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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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  SFの世界では、トラクタービームという、光線を当てて物体を引き寄せる技術
  が描かれているが、それが水の世界で実現のものとなった。

  つまり、水面に漂う物体に、とある波をあてると、その物体が波の発生源方向に
  近づいてくるというのだ。

  普通の波は、ただ波の形を繰り返すだけで、波間に浮かぶ物体は動かない。一方、
  津波など、水も運ぶ波では、波間に浮かぶ物体も、その方向に一緒に運んでいく。

  ところがトラクタービームの波は、波をあてると離れる事はなく、戻ってくる、
  そんな動きをするというのだ。果たしてそのメカニズムは何か。

  発明者曰く、波の大きさと周波数を調整、いろんな波を上手く重ね合わせる事で
  水面上に自由な表面流を起こすことができ、その流れで物体が移動する、と言う。

  実験映像では、水表面に浮かせたピンポン玉が、徐々に近づいてくる様子が映し
  出されている。とっても奇妙な映像だ。

  一方、応用範囲は広い。社会的な環境問題を引き起こすタンカーの原油漏れ回収
  や、広範囲に跨る災害時の漂流物の回収などにも応用できそうだ。

  面白い事に、この現象を説明する理論も数学モデルも存在しないとの事。全ては
  分かっているように思っていても、自然現象は奥深い。


  この研究、数年前に発表された光のトラクタービームの研究に触発されたという。
  スタートレックの夢の技術も、近々出てくるかもしれない。


  <水のトラクタービーム>
  日本語情報 wired 英語情報 anu.eduextremetech
  発表論文 link

  <光のトラクタービーム>
  日本語情報 tel SFのトラクタービームについて wiki

<スタートレックのトラクタービーム映像>
<実験データ>


  動画:研究・実験映像(2分弱)YT
   
  動画:光のトラクタービーム イメージCG(1分弱)YT
   
  動画:スタートレック Wesley's Tractor Beam (3分強)YT
   
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.08.12 VOL.3-16*

  日本とオーストラリアのほぼ真ん中に位置するマリアナ海溝深さ10911m
  約11kmもの深海部チャレンジャー海淵だ。

<マリアナ海溝>

  これまでこの海淵に挑んだ冒険者は、非常に限られている。有名なところでは、
  バチスカーフスイス人ピカール親子が搭乗、11521mを記録したと言う。

<バチスカーフ・トリエステ号>

  実はチャレンジャー海淵の深度は確定していない。現在の10911m日本
  無人潜水艇 かいこう が記録したものだが、確実とされている。
   *;国際的には10,920±10mと確定している。

  ピカール親子のチャレンジから52年後2012年に、次のチャレンジャーが
  現れた。映画監督でもあるジェームズ・キャメロン氏だ。

  キャメロン氏は、自ら設計した1人乗りの潜水艇 ディープシー・チャレンジャー
  で史上2度目の有人潜航 且つ 初の単独潜航で快挙を達成した。

<ディープシー・チャレンジャー 説明図>

<同 船上写真 横倒状態>

  オーストラリアで開発・製造された縦型潜水艇、その70%を新開発の浮力材
  で覆われている。エポキシ樹脂微小の中空ガラスが封じられ、超高圧に耐える。

  底部での操船用に12個のスラスターが搭載され、ジョイステックで操作される。
  その他、バッテリーカメラ照明など総計180のシステムで構成される。

<コントロールパネル>

  2012年の快挙は映画化され、今年8月 米国で公開された。日本での公開は
  未定だが、是非見たいものだ。宇宙と深海、いずれに興味をソソラレますか。


  日本語情報 wired 英語情報 hollywoodreporterengadget

  マリアナ海溝について wikikaiho.mlit.go
  ディープシー・チャレンジャーについて deepseachallenge
  ディープシー・チャレンジャー開発報告書 pdf


  動画:映画 ディープシー・チャレンジ予告(3分弱)YT
  動画:2012年 ニュース報道(約3分)YT
  動画:2012年 ニュース報道(日本語 1分強)YT
  動画:キャメロン監督 映画 アバター予告(約2分)YT
*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.01 Vol.3-13*

  いつもは宇宙を標榜するビックサイズネタが多いが、たまにはスモールケースの
  技術を紹介したい。それが、数ミリサイズのロボットだが、想像できるだろうか。

  ロボットは、小さな本体は磁石から構成される。それらが、磁力線を発するプリ
  ント基板に置かれると、この磁力線を制御することで、ロボットが動く仕組みだ。

  非常に素早く、動く経路も思い通りだ。カギとなる技術は、一つ一つのロボット
  をお互い影響させず制御できる事だ。これにより、いろいろな塊にも形造れる。

  ゆくゆくは、小さな部品を組み立てる、マイクロファクトリーという世界を目指
  している。塊を組み付け治具に見立てると、自在に治具が作れる訳だ。

  開発のコメントには、小さなアリが集団になって、自然界の材料で、いろいろな
  構造物を作っている事を模倣できれば、という視点が書かれている。

  そもそもこの開発は、画期的にコストを引き下げる製造方法を探し求める、米国
  DARPA(国防高等研究計画局)委託だが、民間の興味が大きいのではないか。


  3Dプリンター技術と組み合わせると、何か新しいモノづくりも可能ではないか
  と期待が膨らむ。時代の変化は思っているよりも大きいようだ。


  日本語情報 wired
  英語情報 techxploredarpa

  開発会社(SRI インターナショナル社)HP


<ロボットの一団>

  動画:ロボット群のデモンストレーション(約2分半)youtube
   


  動画:名古屋大学での研究事例(約3分)youtube
   


  動画:スイスでの研究事例(約30秒)youtube
   


  動画:ここまで来たマイクロレベルの操作技術(約3分)youtube
   
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