ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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2013.02.12. VOL.2-04
┌ ┐
宇宙・航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術ニュースを
分かり易く解説します!! 中高生からオタクまで、幅広く楽しんで下さい!
└ ┘
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ブログHPでは動画リンクしています!! 是非訪問下さい。
http://npoastro.blog.shinobi.jp/Category/8/
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<目 次>
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◆宇宙情報
小惑星をキャッチ?! 資源開発は、ロボット衛星が飛び交う宇宙空間へ!!
◆先端研究
あらゆる人造臓器を埋め込み、動きはロボット?! 人造人間現る?!
◆最新技術
海洋資源の保全にセーフティネット!! 小魚は、穴からリリース?!
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▼小惑星をキャッチ?! 資源開発は、ロボット衛星が飛び交う宇宙空間へ!!
地球資源枯渇が心配される時代となってきた。時代に呼応するように、新しい
技術開発が進められる。宇宙に飛び交う小惑星を資源化しようというものだ。
勿論、米国の宇宙ベンチャーだ。自らをドリーマーと名乗り、最終的には宇宙
旅行や移住を目指す Deep Space Industries だ。設立は今年と、まだ若い。
衛星には大きなロボットアームが装備され、小惑星を掴み取る。最初は小さい
モノから始め、最終的には数百メートルの小惑星をも掴もうというのだ。
しかも、低コストで衛星を打ち上げるため、最近大学や中小ベンチャーが開発
を競う、キューブ衛星を利用していく計画だ。昨年ISSからも打ち出された。
まずは数機の衛星群を打ち上げ、資源価値のある小惑星を探査する。それら
データを元に、次には採掘のため、より大きな衛星 DragonFly を打ち上げる。
DragonFly は、小惑星からサンプルを地球へ持ち帰える能力を有する。最大
70kgのカケラを軌道上まで移動する。その往復時間は、最低2年を見込む。
現時点で9000個もの小惑星が発見され、いまだ毎年900個の小惑星発見
があるという。そして小惑星の多くは、プラチナを始め金属を豊富に含む。
この計画の最終ゴールは、この金属を宇宙空間で抽出し、3Dプリンターで
部品化、太陽光発電ステーション等を、宇宙で組み立てる事。
基礎技術は既にあり、それらを如何に安く宇宙で実現していくかという低コスト
化の宇宙開発、まさに宇宙の商業化とでもいう、研究ではないビジネスの世界だ。
同社の試算では、小惑星の物質1トンは、地球の軌道上で100万ドル、1億円
近くの価値を見ている。1ドル/g、果たして採算は取れるのか・・
実はNASAでも同様のプロジェクトを検討中という。こちらは、地球ではなく
月の軌道までだ。未来の月移住へ向けての布石、実施は'20年頃という。・・
日本語ニュース wired.jp, karapaia.livedoor.biz
NASAの小惑星、月軌道計画 news link
英語ニュース telegraph.co.uk 1, telegraph.co.uk 2
開発会社(Deep Space Industries)HP
衛星の小惑星捕捉イメージ図
動画:衛星のイメージ映像(約30秒) youtube link
動画:同社プロモーション(約5分) youtube link
▼あらゆる人造臓器を埋め込み、動きはロボット?! 人造人間現る?!
バイオニックスーパーヒーローと名乗る「スティーブ・オースティン」なる人造
人間が登場した。人造臓器とロボットパーツの複合体だ。
身長2mのその体には、人工心臓・循環系、人工膵臓、人工肝臓、人工脾臓、
人工気管のほか、かのホーキング博士も利用している音声装置も備えている。
ロボットそのものだとも言える、動きを司る、義腕、義足。義腕の自由度は26
と、生身の体、27にもう一歩という完成度の高いものだ。
足の部分は、少し複雑だ。義足の足に、歩行を補助するアシストロボットが装着
されている。義足には動力源がないので、自発的には動かない。
この人造人間、実はテレビ番組の企画から生まれたもので、TV出演後は、英国
ロンドンの博物館で3月まで展示されている。
フランケンシュタインに始まる人造人間は、SF映画で幾度も活躍をしてきたが、
ここにきて、映画から飛び出しリアルになろうとしている。
開発者は「生物的進化の限界を超える最初の可能性を見ているのかもしれない。
バイオニック技術は、使い方によっては諸刃の剣になるだろう」と述べている。
つまり、肉体パーツは取り替えて、生命が生き延びれる、という事なのだろう。
と言っても、まだ頭蓋骨の中までは至っていないが・・
個別の費用では、膝が580万円、手が440万円、心臓が1100万円など
総額は600万ドル、5億4千万円。果たして、高いか 安いか・・
日本語ニュース karapaia.livedoor.biz
英語ニュース channel4.com, dailymail.co.uk
ロンドン科学博物館の展示告知HP
動画:ニュース映像(約7分)video link
動画:手部 touch bionic 社プロモーション(約1分半) youtube link
動画:足部 REX社プロモーション(約1分半) youtube link
▼海洋資源の保全にセーフティネット!! 小魚は、穴からリリース?!
トローリング漁業において、未成熟の小魚をリリースする事は大変困難だった。
その解決にデザイン学生が挑戦、かのダイソン卿のデザイン賞を獲得した。
そもそも、何故魚網から小魚が出られないか。それを考える事に、受賞作の意義
がある。格子状の網も、引っ張られると、ひし形へと形を変え、隙間がなくなる。
ではどうすれば、簡単である。引っ張られても変形しない様に、小さなリングを
埋め込んでおくのだ。そうすれば、その穴から逃げることができる。
それだけでは終わらない。このリングにも一工夫。分かり易くするために、灯り
をともすLEDが付いている。これで、逃げられる場所に誘導もできる。
しかも、この電源を廻りの海水の流れから得ようという、水流タービンを内蔵
したモデルも提案している。これぞ機能デザインとでも言おうか。
まだある。この魚網は、アンカー部だけは海底を引きずるが、魚網自身は、海底
から1mほど上を移動するように設計されている。なんと考えられているか。
また、対象とする魚の特性を熟知された設計で、魚網入口には上下に仕切るセパ
レート部により、上と下で魚種も分けられると言う。
更に副次効果もある。穴を設けた事で、水流抵抗が少なくなり、燃料節約にも
繋がる。一石二鳥どころか、三鳥も四鳥もある、実に良く考えたデザインだ。
統計によると、年間2700万トンもの小魚や、漁猟対象としていない紛れ込み
の魚が投げ捨てられているという。少しでも早く実用化される日を待ちたい。
英語ニュース news.cnet.com
ダイソンアワードHP, 受賞作のHP
リング部拡大
ターゲットとなるタラ
動画:セーフティネット プロモーション動画(約3分半)youtube link
動画:網から魚を吸い出すジンベイザメ(約1分:太刀打ちできない場合も・・)youtube link
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<発行にあたり>
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このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。
日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。
ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。
---------------------------------------------------------------------------
<後記>
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果たして、これは何だ・・
赤い雲が、夜空に一筋・・
世界でも初の実験とか・・ news link
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◇ASTRO Sci-Tech NEWS 創刊;12.04.17
◇ 発行人 NPO法人ASTRO
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◇ご意見などは、こちらのアドレスへ npo.astro.org.news(アット)gmail.com
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◇お断り:本メールは、現在見切り発車中のメールマガジンです。体裁を整えて
週1回の発行を目指し努力しておりますが、当面は月1回+号外です。
:本メールは、ウエッブ情報をキャッチして、独断と偏見で選び、素人
のコメントを付記した程度のものです。よって、紹介している情報の
正確性・信頼性は保証できません。これを読む各人の責任でのご利用
をお願いします。
:本メールは、皆様ご自身の任意の申し込みにより、配信されておりま
す。従いまして、本メールの受信に関する全ての責任、また関連する
全ての損害に関し、発行人はその一切の賠償責任を免れます。
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media;KENS5, San Antonio TX, '13.1.25
テキサス南部、デトロイト、カリフォルニアなどで、同様の目撃情報が増えているという。
しかも、多くの目撃者は、UFOの母船と言う・・・
が、専門家は疑問を示す。
飛行パターンは至ってノーマル。そういう視点から、MUFONのリサーチャーは、
火の玉、というより無人の偵察用ジェット機ではないか、としている。
-----
“Probably the fireballs? we’re not real sure what those are," said MUFON
investigator John Cross. "We think they switched over to jet-powered drones."
(中略)
“It really doesn’t display any unusual flight patterns of any kind, and as you watch the video towards the end you can clearly see all three of the beacons on the aircraft," Cross said.
-----
飛行機のライトは、基本は3点(正確には機種によるようだが)。しかも、ナビゲーションライト
と呼ばれる左右の主翼ライトは、赤が左主翼、緑が右主翼と決められている。
あなたには、どのように見えただろう・・
一方、上のビデオにも少し出てきたが、この地区 Cotulla には、半年ほど前にも騒動があった。
とある石油会社の警備カメラがUFOの着陸を捉えた、というのだ。
この目撃もMUFONに報告されたようだが、まだ調査には至っていない・・
テキサス南部、デトロイト、カリフォルニアなどで、同様の目撃情報が増えているという。
しかも、多くの目撃者は、UFOの母船と言う・・・
が、専門家は疑問を示す。
飛行パターンは至ってノーマル。そういう視点から、MUFONのリサーチャーは、
火の玉、というより無人の偵察用ジェット機ではないか、としている。
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“Probably the fireballs? we’re not real sure what those are," said MUFON
investigator John Cross. "We think they switched over to jet-powered drones."
(中略)
“It really doesn’t display any unusual flight patterns of any kind, and as you watch the video towards the end you can clearly see all three of the beacons on the aircraft," Cross said.
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飛行機のライトは、基本は3点(正確には機種によるようだが)。しかも、ナビゲーションライト
と呼ばれる左右の主翼ライトは、赤が左主翼、緑が右主翼と決められている。
あなたには、どのように見えただろう・・
一方、上のビデオにも少し出てきたが、この地区 Cotulla には、半年ほど前にも騒動があった。
とある石油会社の警備カメラがUFOの着陸を捉えた、というのだ。
この目撃もMUFONに報告されたようだが、まだ調査には至っていない・・
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2013.01.29. VOL.2-03
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◆宇宙情報
宇宙ステーションに新技術!! 設置後に大きくなる膨張式の変わりモノ?!
◆先端研究
世界最速のクルマに新しい顔?! なんとエンジンは、最新式の蒸気機関?!
◆最新技術
ついに実用化!? 不審者に追いかける4発ヘリロボットの警備システム?!
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▼宇宙ステーションに新技術!! 設置後に大きくなる膨張式の変わりモノ?!
膨張式というとイメージが付き難いかもしれない。気球のように膨れ上がると
いうと、少しは分かりやすいだろうか。
地球から発射される時、小さな容積で、宇宙で大きくなる、そういう居住室の
技術が、いよいよ完成に近づいている。
2015年にISSにドッキング、2年の実証実験に入る。その名もBigelow
Expandable Activity Module (BEAM) という。Bigelow は開発企業名だ。
膨張式の宇宙船技術は、1958年、発足当時のNASAが開発した通信衛星
エコーに始まる。60年に発射され、国際電話やTV信号の伝送に成功した。
実は直径30.5mの気球で、金属コートされた薄膜ポリマーでできており、
発射時は小さく折り畳まれ、宇宙で膨れ上がる。金属コートが電波を反射する。
同じように、小さく折り畳む事ができる宇宙ステーションができれば、小さな
ロケットで打ち上げる事ができる。コストや期間が大幅に短縮される。
今回の実証モデルには、宇宙で膨らむ構造に、ケブラーよりも強度がある繊維、
ベクトロンで織られた薄膜が、何層にも積み重ねられた布が採用された。
しかも非常に軽い。現在のISS構造材の1/4程度という。最終的には長さ
4m、直径3mの円筒形状となる。層を重ねる事で、熱の遮蔽も狙っている。
同社は宇宙ステーションの居室だけでく、月面の基地住居やディープスペース
用の宇宙船への拡大も見込んでいる。夢は膨らむ。
元々の技術は、NASAから供与されたようだが、同社はこれまでに、試験機
の開発などで約170億円を費やしているが、今回の委託費は、約15億円。
果たして、黒字はいつ頃か。
因みに、同社住所は、Warp Drive and Skywalker Way という・・
日本語ニュース digibo.technobahn.com
英語ニュース nasaspaceflight.com, gizmag.com1, gizmag.com2, discovery.com
開発会社(Bigelow Aerospace)HP
動画:同社ニュース報道(約11分 2本分)
動画:NASAの動画(約1分)
▼世界最速のクルマに新しい顔?! なんとエンジンは、最新式の蒸気機関?!
クルマのスピード記録には、4つのカテゴリーがある。国際自動車連盟FIA
(Federation Internationale de I'Automobile)が作ったものだ。
電気モーター、蒸気機関、ガソリンエンジン、ジェットエンジンであるが、
知られているのは、ジェットエンジンだけだろう。
ジェットエンジンの記録、昨年の記録は、オーバー1kmで707km/h。
因みに最速記録は、97年に1233.7km/h。
一方、蒸気機関の記録は、238km/h。2009年に達成されたものだ。
実は、この前の記録は、1906年に米国チームが記録した205km/h。
開発したのは、1988年設立の英国蒸気自動車クラブだ。103年後、
+33km/hというのは、どうだろう。これが蒸気の限界か。
そもそもは、5:1のギア比で、最終的に3000rpmの回転に達し、320
km/hを記録する計画だった。つまり、まだまだ記録は伸びるという事だ。
蒸気機関という訳だから、ボイラーがある。コクピット後部に4本、納められ
ている。圧力を産み出す水は、ボンベ2本に窒素加圧され、両サイドに納まる。
ロケットで宇宙に飛び出し、今や宇宙移住も夢ではない時代に、なんと優雅な
開発だなぁ、と羨ましく思えてならない。しかも、クラブというから驚き!!
日本語ニュース digibo.net1, digibo.net2
英国蒸気自動車クラブHP
動画:記録当日中心(約3分半)
動画:FIA記録ニュース(5分強)
動画:クラブイベント(約2分半)
▼ついに実用化!? 不審者に追いかける4発ヘリロボットの警備システム?!
ラジコン仕掛けの4発ヘリ。ここ最近、ホビー用も登場するほど開発が進んだ。
いよいよそれが、ロボット化され実用的な目的のために登場した。
オリジナルの4発ヘリは、ドイツ製。最大離陸重量650g、飛行持続時間
15分、最大速度50km/h・・ 結構いいスペックだ。
この4発ヘリに、カメラ、レーザーセンサーなどを搭載し、重量は1.6kg
となるまで重装備・パワーアップし、不審者・不審車をキャッチする。
警備範囲内に侵入してきた、認証用ICタグがない移動物を、建物に設置された
レーザーセンサーが検知し、検知された位置を4発ヘリへ送信する。
ヘリは離陸、自動航行を開始し不審者・車に接近、映像を撮影、コントロール
センターへ送られる。情報は分析され、次の行動コマンドをヘリへ送信する。
例えば、車両の大きさを把握し、前方もしくは後方へ回り込み、ナンバーを
含めた映像を撮影できるという。
現在、機能は、自律飛行、映像記録、夜間撮影、自動追跡、障害物回避と5つ。
今後、画像認識による個人認証や車両特定、熱感知も検討中という。
では、どこが開発したか。大手電気メーカーと思いきや、警備保障のセコムだ。
セキュリティに関する研究組織を有し、独自で開発し、今回の成果となった。
民間防犯用としては、世界初。ありそうでなかった、新しいロボットだ。
地上を動くロボットと連携して、不審者を追いかける、防犯効果は抜群だ。
日本語ニュース monoist.atmarkit.co.jp1, monoist.atmarkit.co.jp2
ヘリ開発企業(Ascending Technologies 社)HP
ベースヘリ(AscTec Pelican)
エミレーツ大学での開発事例 link
動画:AscTec Pelican の自動制御性能
動画:デモ1-4(各々 約1分)
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<発行にあたり>
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このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。
日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。
ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。
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<後記>
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小惑星が、月はおろか、衛星よりも地球の近くを通過するという。その名は
2012DA14、昨年2月に発見された、知られてまだ新しい星だ。
直径45m、質量13万トン、小さな丘という位だろうか。衝突の恐れはない
とされるが、静止衛星軌道の約3.6万kmより低い2.6万kmを霞める。
動画:CNN報道ニュース
もしかしたら、衛星がヒットされるかも・・ というが、無事を祈りたい。
日本語ニュース link 英語ニュース link
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のコメントを付記した程度のものです。よって、紹介している情報の
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2013.01.29. VOL.2-03
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宇宙・航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術ニュースを
分かり易く解説します!! 中高生からオタクまで、幅広く楽しんで下さい!
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http://npoastro.blog.shinobi.jp/Category/8/
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<目 次>
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◆宇宙情報
宇宙ステーションに新技術!! 設置後に大きくなる膨張式の変わりモノ?!
◆先端研究
世界最速のクルマに新しい顔?! なんとエンジンは、最新式の蒸気機関?!
◆最新技術
ついに実用化!? 不審者に追いかける4発ヘリロボットの警備システム?!
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▼宇宙ステーションに新技術!! 設置後に大きくなる膨張式の変わりモノ?!
膨張式というとイメージが付き難いかもしれない。気球のように膨れ上がると
いうと、少しは分かりやすいだろうか。
地球から発射される時、小さな容積で、宇宙で大きくなる、そういう居住室の
技術が、いよいよ完成に近づいている。
2015年にISSにドッキング、2年の実証実験に入る。その名もBigelow
Expandable Activity Module (BEAM) という。Bigelow は開発企業名だ。
膨張式の宇宙船技術は、1958年、発足当時のNASAが開発した通信衛星
エコーに始まる。60年に発射され、国際電話やTV信号の伝送に成功した。
実は直径30.5mの気球で、金属コートされた薄膜ポリマーでできており、
発射時は小さく折り畳まれ、宇宙で膨れ上がる。金属コートが電波を反射する。
同じように、小さく折り畳む事ができる宇宙ステーションができれば、小さな
ロケットで打ち上げる事ができる。コストや期間が大幅に短縮される。
今回の実証モデルには、宇宙で膨らむ構造に、ケブラーよりも強度がある繊維、
ベクトロンで織られた薄膜が、何層にも積み重ねられた布が採用された。
しかも非常に軽い。現在のISS構造材の1/4程度という。最終的には長さ
4m、直径3mの円筒形状となる。層を重ねる事で、熱の遮蔽も狙っている。
同社は宇宙ステーションの居室だけでく、月面の基地住居やディープスペース
用の宇宙船への拡大も見込んでいる。夢は膨らむ。
元々の技術は、NASAから供与されたようだが、同社はこれまでに、試験機
の開発などで約170億円を費やしているが、今回の委託費は、約15億円。
果たして、黒字はいつ頃か。
因みに、同社住所は、Warp Drive and Skywalker Way という・・
日本語ニュース digibo.technobahn.com
英語ニュース nasaspaceflight.com, gizmag.com1, gizmag.com2, discovery.com
開発会社(Bigelow Aerospace)HP
動画:同社ニュース報道(約11分 2本分)
動画:NASAの動画(約1分)
▼世界最速のクルマに新しい顔?! なんとエンジンは、最新式の蒸気機関?!
クルマのスピード記録には、4つのカテゴリーがある。国際自動車連盟FIA
(Federation Internationale de I'Automobile)が作ったものだ。
電気モーター、蒸気機関、ガソリンエンジン、ジェットエンジンであるが、
知られているのは、ジェットエンジンだけだろう。
ジェットエンジンの記録、昨年の記録は、オーバー1kmで707km/h。
因みに最速記録は、97年に1233.7km/h。
一方、蒸気機関の記録は、238km/h。2009年に達成されたものだ。
実は、この前の記録は、1906年に米国チームが記録した205km/h。
開発したのは、1988年設立の英国蒸気自動車クラブだ。103年後、
+33km/hというのは、どうだろう。これが蒸気の限界か。
そもそもは、5:1のギア比で、最終的に3000rpmの回転に達し、320
km/hを記録する計画だった。つまり、まだまだ記録は伸びるという事だ。
蒸気機関という訳だから、ボイラーがある。コクピット後部に4本、納められ
ている。圧力を産み出す水は、ボンベ2本に窒素加圧され、両サイドに納まる。
ロケットで宇宙に飛び出し、今や宇宙移住も夢ではない時代に、なんと優雅な
開発だなぁ、と羨ましく思えてならない。しかも、クラブというから驚き!!
日本語ニュース digibo.net1, digibo.net2
英国蒸気自動車クラブHP
動画:記録当日中心(約3分半)
動画:FIA記録ニュース(5分強)
動画:クラブイベント(約2分半)
▼ついに実用化!? 不審者に追いかける4発ヘリロボットの警備システム?!
ラジコン仕掛けの4発ヘリ。ここ最近、ホビー用も登場するほど開発が進んだ。
いよいよそれが、ロボット化され実用的な目的のために登場した。
オリジナルの4発ヘリは、ドイツ製。最大離陸重量650g、飛行持続時間
15分、最大速度50km/h・・ 結構いいスペックだ。
この4発ヘリに、カメラ、レーザーセンサーなどを搭載し、重量は1.6kg
となるまで重装備・パワーアップし、不審者・不審車をキャッチする。
警備範囲内に侵入してきた、認証用ICタグがない移動物を、建物に設置された
レーザーセンサーが検知し、検知された位置を4発ヘリへ送信する。
ヘリは離陸、自動航行を開始し不審者・車に接近、映像を撮影、コントロール
センターへ送られる。情報は分析され、次の行動コマンドをヘリへ送信する。
例えば、車両の大きさを把握し、前方もしくは後方へ回り込み、ナンバーを
含めた映像を撮影できるという。
現在、機能は、自律飛行、映像記録、夜間撮影、自動追跡、障害物回避と5つ。
今後、画像認識による個人認証や車両特定、熱感知も検討中という。
では、どこが開発したか。大手電気メーカーと思いきや、警備保障のセコムだ。
セキュリティに関する研究組織を有し、独自で開発し、今回の成果となった。
民間防犯用としては、世界初。ありそうでなかった、新しいロボットだ。
地上を動くロボットと連携して、不審者を追いかける、防犯効果は抜群だ。
日本語ニュース monoist.atmarkit.co.jp1, monoist.atmarkit.co.jp2
ヘリ開発企業(Ascending Technologies 社)HP
ベースヘリ(AscTec Pelican)
エミレーツ大学での開発事例 link
動画:AscTec Pelican の自動制御性能
動画:デモ1-4(各々 約1分)
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media;テレビ東京 (と思われる)
日本のUFO情報というのは、どちらかというと面白おかしく、バラエティ的な
番組が多い。その情報の信憑性は二の次で、と感じる事もある。
この手の情報は、国民性からか、どんな情報も扱いは同じであるが、そんな中、
昨年のNHK コズミックフロントの番組は画期的であった。
さて、報道メディアの取り扱いは別にして、水産庁に所属する調査船に乗船していた
複数の科学者が、同時に目撃したという、非常にマレな目撃例が1986年にあった。
しかも、その情報は、当時「サイエンス」(現 日経サイエンス)の88年9月と
11月号に発表されたという。
目撃場所:南緯53度45.8分、西経64度37.0分
南アメリカ南端沖の英国領フォークランド島近くの海上
目撃時間:84年12月18日 現地時間 0:10-1:35 (深夜)
補足 南半球は夏。日没19時51分、日出3時18分。白夜に近い
天 候:薄曇り、北北東の風風力4、気温10.3℃、船速12ノット
目 撃 者:目当直で操舵室にいた4名、途中、呼ばれた1名の計5名
経 歴:3名は、船上経験10年、15年、32年の大ベテラン
1名は、常駐乗組員ではないが、農学博士の海洋調査員
当時で航海経験600日、南極調査4回
1名は、学生
開洋丸
目撃地点
目撃された8個の光点
残念ながら、実写映像はなく、TVでは再現ビデオで報じている。なかなかの迫力、
あなたは信じるだろうか。
TV東京 再現番組
ミステリーハンター並木伸一郎氏のサイト Ns Mystery Connection.com で詳しく
報じられているので、こちらもご参考頂きたい。
その1、その2、その3、番外、その5、その6
日本のUFO情報というのは、どちらかというと面白おかしく、バラエティ的な
番組が多い。その情報の信憑性は二の次で、と感じる事もある。
この手の情報は、国民性からか、どんな情報も扱いは同じであるが、そんな中、
昨年のNHK コズミックフロントの番組は画期的であった。
さて、報道メディアの取り扱いは別にして、水産庁に所属する調査船に乗船していた
複数の科学者が、同時に目撃したという、非常にマレな目撃例が1986年にあった。
しかも、その情報は、当時「サイエンス」(現 日経サイエンス)の88年9月と
11月号に発表されたという。
目撃場所:南緯53度45.8分、西経64度37.0分
南アメリカ南端沖の英国領フォークランド島近くの海上
目撃時間:84年12月18日 現地時間 0:10-1:35 (深夜)
補足 南半球は夏。日没19時51分、日出3時18分。白夜に近い
天 候:薄曇り、北北東の風風力4、気温10.3℃、船速12ノット
目 撃 者:目当直で操舵室にいた4名、途中、呼ばれた1名の計5名
経 歴:3名は、船上経験10年、15年、32年の大ベテラン
1名は、常駐乗組員ではないが、農学博士の海洋調査員
当時で航海経験600日、南極調査4回
1名は、学生
開洋丸
目撃地点
目撃された8個の光点
残念ながら、実写映像はなく、TVでは再現ビデオで報じている。なかなかの迫力、
あなたは信じるだろうか。
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その1、その2、その3、番外、その5、その6
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2013.01.15. VOL.2-02
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宇宙・航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術ニュースを
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◆宇宙情報
できるかUSSエンタープライズ?! オバマ大統領は如何に応える!!
◆先端研究
脳波を読むブレインインターフェイス?! ゲームなら実用レベル?!
◆最新技術
グラビティ・ライト?! なんと簡単でも実用的、発展途上国の星となるか?!
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▼できるかUSSエンタープライズ?! オバマ大統領は如何に応える!!
スタートレックのUSSエンタープライズに必要な技術、どの程度できている
のだろうか。BTE Dan なる匿名エンジニアの提案が米国を揺るがしている。
We the PEOPLE * というオバマ大統領へ政策提言するサイトを通じ
「NASAはエンタープライズのスタディを開始すべき」とい意見が投稿された。
*;各ページへの繋がり悪し。繰り返しクリックすべし
曰く「既に、第1世代のエンタープライズ技術には手が届いている」と言う。
具体的には、1ギガWの推進技術と1Gの人工重力発生技術であるそうだ。
提案者のHPでは、メインエンジン1基、補助エンジン2基に対し、それぞれ
1.5GWと0.5GW、合計2.5GWの核反応炉が配置されている。
最終的には、イオンエンジンを通して推進力となるが、非常時には、燃料電池
を搭載するというバックアップまで考えている。
1Gの人工重力発生装置は、グラビティ・ホイールと呼ぶ直径450mほどの
エンタープライズの円盤部分が、2回転/分で回転する事で得られる。
2001年宇宙の旅、の中でも描かれたスペースステーションの重力発生と同じ
仕組みである。超電導マグネットを利用して、摩擦フリーの構成とする。
このエンタープライズ、構想によると全長は960m、乗員・乗客1000名の
なんとも巨大な構造物となるが、惑星間航行、火星くらいまでなら十分だろう。
果たして具体的な話に進むのか、気になるところだが、この制度、1月21日
までに25000名の同意が必要とのこと。今は約6000名だから・・
英語ニュース msnbc.msn.com
有望視されているイオンエンジン(VASIMR) adastrarocket.com, wikipedia.org
(Variable Specific Impulse Magnetoplasma Rocket)
VASIMR開発者(Ad Astra社)HP
動画:1Gの人工重力発生装置(約30秒)
youtube link
動画:VASIMRを搭載したロケットイメージ(約4分)
youtube link
動画:STAR TREK ENTERPRISE DEFIANT COMBAT (エンタープライズの勇士 約1分半)
youtube link
▼脳波を読むブレインインターフェイス?! ゲームなら実用レベル?!
最近、脳波をキャッチして分析、コマンドを発するというデバイスの開発が
盛んなようだ。センサーを軽く被る程度で、脳へセンサー埋め込む方式でない。
EU、g.tec社で開発中の技術では、脳波パターンを分析して意図する指示
を読み分ける。ゲームなど、いくつかのキーから一つを選ぶというのは簡単だ。
更に、TVなどに映し出されたメニューから一つを選ぶという形で利用すれば、
もっと簡単に実用的なものに仕上がるという。
最終的には、障害者への適用を意図するが、将来的には、ロボットを動かしたり、
電気自動車を操ったり、そういう時代に繋がるだろうとしている。
もう一つ、こちらは米国シリコンバレー発のNeuroSky社 (日本語HP)だ。既にゲーム
用に、なんと130ドルで販売もしている。センサー部は1つのようだ。
長年に渡るこの分野の研究成果によると、脳の前頭葉皮質では、集中やメンタル
な感情というより高い思考が支配的になっているという。ここをセンシングする。
実は、通常の脳波分析とはタイプが異なり、脳波から読み取れる、集中度や
瞑想(リラックス)度という、2つの指標を感知することに特化している。
これらの数値を上げたり、下げたりする事で、ゲームを行う。例えば、集中度が
上がると、相手が倒せる、そういうシナリオが用意されている。
最近では、音声認識がクラウドで処理される時代、脳波もクラウドで処理される
ようになれば、リモコンならぬブレイン・コントロール時代が来るかもしれない。
<g.tec社>
英語ニュース euronews.com
動画:開発の様子(約3分)
youtube link
動画:ゲームコントロール(2分13秒あたりから。全体約3分半)
youtube link
動画:従来のセンサー埋め込みタイプ(約2分)
youtube link
<NeuroSky社>
日本語ニュース sankei.jp.msn.com
動画:日本で発売中のnecomimi(約1分)
youtube link
動画:ゲームの様子(2分)
aol.com link
▼グラビティ・ライト?! なんと簡単でも実用的、発展途上国の星となるか!!
グラビティ XXX となると、つい、こちらの世界の話題かと思ってしまうのは
何とかオタクの性であろうか。そんな話ではなく、実に素朴な発電・灯火装置だ。
世界では、いまだ15億人以上もの人々が、電気を使えない。その代わりとなる
のは、灯油等のランプだ。実は、これは環境に悪いだけでなく、危険なのである。
即ち、インドだけでも年間250万人もの人が、ひっくり返ったランプで、酷い
火傷を受けているというから、想像も付かない話だ。
また、その費用もバカにならない。一世帯あたりの収入20%近くを占めると
いうから結構な比率だ。
太陽光発電が導入されているが、一般には高価すぎて手が出ない。また、夜使う
には蓄電用の電池が必要であり、性能が悪くなると交換しなくてはいけない。
これでは、普及も考えられず、実用的でもない。一向に発展途上国の生活環境は
改善されないという事になってしまう。
この状況を打破すべく、英国therefore社のデザイナーが重力の自然落下
を活用した発電灯火装置を、アフター5で4年を掛けて開発。GravityLight だ。
重り約10kgを装置に付け、大人の目の高さ程度のところから自然落下させる
だけで約30分LEDが点灯する。二酸化炭素も出なければ、火傷の心配もない。
コスト5ドルで、1000個を作って配ろうという。少々少ない気もするが、
最初の目標としては上々だろう。
このプロジェクト、indiegogo という一般からの投資を募集するサイトにUPされ
現在も募集中だ。目標5万5千ドルのところ、既に33万ドル近くまでなった。
日本なら手回し発電機という事だろうが、重力落下を使う事で、器用不器用の壁
を超えて、万人が使えるという事だろう。
日本語ニュース technobahn.com
動画:プロモーション(約2分半)
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カルマン渦というのをご存じだろうか。流体力学をカジッた事がある人は
直ぐにピンと来るだろう。
実験室のそれでなく、地球上、いろいろなところで見られるハズだが、
なかなかチャンスはない。その美しい現象を、とくと見て頂きたい。
link
link
共に、地球観測衛星テラの画像だ。
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▼できるかUSSエンタープライズ?! オバマ大統領は如何に応える!!
スタートレックのUSSエンタープライズに必要な技術、どの程度できている
のだろうか。BTE Dan なる匿名エンジニアの提案が米国を揺るがしている。
We the PEOPLE * というオバマ大統領へ政策提言するサイトを通じ
「NASAはエンタープライズのスタディを開始すべき」とい意見が投稿された。
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曰く「既に、第1世代のエンタープライズ技術には手が届いている」と言う。
具体的には、1ギガWの推進技術と1Gの人工重力発生技術であるそうだ。
提案者のHPでは、メインエンジン1基、補助エンジン2基に対し、それぞれ
1.5GWと0.5GW、合計2.5GWの核反応炉が配置されている。
最終的には、イオンエンジンを通して推進力となるが、非常時には、燃料電池
を搭載するというバックアップまで考えている。
1Gの人工重力発生装置は、グラビティ・ホイールと呼ぶ直径450mほどの
エンタープライズの円盤部分が、2回転/分で回転する事で得られる。
2001年宇宙の旅、の中でも描かれたスペースステーションの重力発生と同じ
仕組みである。超電導マグネットを利用して、摩擦フリーの構成とする。
このエンタープライズ、構想によると全長は960m、乗員・乗客1000名の
なんとも巨大な構造物となるが、惑星間航行、火星くらいまでなら十分だろう。
果たして具体的な話に進むのか、気になるところだが、この制度、1月21日
までに25000名の同意が必要とのこと。今は約6000名だから・・
英語ニュース msnbc.msn.com
有望視されているイオンエンジン(VASIMR) adastrarocket.com, wikipedia.org
(Variable Specific Impulse Magnetoplasma Rocket)
VASIMR開発者(Ad Astra社)HP
動画:1Gの人工重力発生装置(約30秒)
youtube link
動画:VASIMRを搭載したロケットイメージ(約4分)
youtube link
動画:STAR TREK ENTERPRISE DEFIANT COMBAT (エンタープライズの勇士 約1分半)
youtube link
▼脳波を読むブレインインターフェイス?! ゲームなら実用レベル?!
最近、脳波をキャッチして分析、コマンドを発するというデバイスの開発が
盛んなようだ。センサーを軽く被る程度で、脳へセンサー埋め込む方式でない。
EU、g.tec社で開発中の技術では、脳波パターンを分析して意図する指示
を読み分ける。ゲームなど、いくつかのキーから一つを選ぶというのは簡単だ。
更に、TVなどに映し出されたメニューから一つを選ぶという形で利用すれば、
もっと簡単に実用的なものに仕上がるという。
最終的には、障害者への適用を意図するが、将来的には、ロボットを動かしたり、
電気自動車を操ったり、そういう時代に繋がるだろうとしている。
もう一つ、こちらは米国シリコンバレー発のNeuroSky社 (日本語HP)だ。既にゲーム
用に、なんと130ドルで販売もしている。センサー部は1つのようだ。
長年に渡るこの分野の研究成果によると、脳の前頭葉皮質では、集中やメンタル
な感情というより高い思考が支配的になっているという。ここをセンシングする。
実は、通常の脳波分析とはタイプが異なり、脳波から読み取れる、集中度や
瞑想(リラックス)度という、2つの指標を感知することに特化している。
これらの数値を上げたり、下げたりする事で、ゲームを行う。例えば、集中度が
上がると、相手が倒せる、そういうシナリオが用意されている。
最近では、音声認識がクラウドで処理される時代、脳波もクラウドで処理される
ようになれば、リモコンならぬブレイン・コントロール時代が来るかもしれない。
<g.tec社>
英語ニュース euronews.com
動画:開発の様子(約3分)
youtube link
動画:ゲームコントロール(2分13秒あたりから。全体約3分半)
youtube link
動画:従来のセンサー埋め込みタイプ(約2分)
youtube link
<NeuroSky社>
日本語ニュース sankei.jp.msn.com
動画:日本で発売中のnecomimi(約1分)
youtube link
動画:ゲームの様子(2分)
aol.com link
▼グラビティ・ライト?! なんと簡単でも実用的、発展途上国の星となるか!!
グラビティ XXX となると、つい、こちらの世界の話題かと思ってしまうのは
何とかオタクの性であろうか。そんな話ではなく、実に素朴な発電・灯火装置だ。
世界では、いまだ15億人以上もの人々が、電気を使えない。その代わりとなる
のは、灯油等のランプだ。実は、これは環境に悪いだけでなく、危険なのである。
即ち、インドだけでも年間250万人もの人が、ひっくり返ったランプで、酷い
火傷を受けているというから、想像も付かない話だ。
また、その費用もバカにならない。一世帯あたりの収入20%近くを占めると
いうから結構な比率だ。
太陽光発電が導入されているが、一般には高価すぎて手が出ない。また、夜使う
には蓄電用の電池が必要であり、性能が悪くなると交換しなくてはいけない。
これでは、普及も考えられず、実用的でもない。一向に発展途上国の生活環境は
改善されないという事になってしまう。
この状況を打破すべく、英国therefore社のデザイナーが重力の自然落下
を活用した発電灯火装置を、アフター5で4年を掛けて開発。GravityLight だ。
重り約10kgを装置に付け、大人の目の高さ程度のところから自然落下させる
だけで約30分LEDが点灯する。二酸化炭素も出なければ、火傷の心配もない。
コスト5ドルで、1000個を作って配ろうという。少々少ない気もするが、
最初の目標としては上々だろう。
このプロジェクト、indiegogo という一般からの投資を募集するサイトにUPされ
現在も募集中だ。目標5万5千ドルのところ、既に33万ドル近くまでなった。
日本なら手回し発電機という事だろうが、重力落下を使う事で、器用不器用の壁
を超えて、万人が使えるという事だろう。
日本語ニュース technobahn.com
動画:プロモーション(約2分半)
GravityLight: lighting for the developing countries from Therefore on Vimeo.
vimeo link〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
<発行にあたり>
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このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。
日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。
ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。
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<後記>
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カルマン渦というのをご存じだろうか。流体力学をカジッた事がある人は
直ぐにピンと来るだろう。
実験室のそれでなく、地球上、いろいろなところで見られるハズだが、
なかなかチャンスはない。その美しい現象を、とくと見て頂きたい。
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共に、地球観測衛星テラの画像だ。
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