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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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米国の国家機密解除センター(National Declassification Center)という機関のブログにUPされた情報だ。

 http://blogs.archives.gov/ndc/?p=426

その機密資料のタイトルは
 Project 1794, Final Development Summary Report (d.1956)
という。

ワイヤードの日本語記事から抜粋すると
 http://wired.jp/2012/10/09/the-airforce/

‐‐‐‐‐
機密を解除された資料によると、米空軍はそれまでにない斬新な航空機を建造する契約を、すでに倒産したカナダの企業(Avro Aircraft Limited社)と結んでいた。Project 1794は製品開発の最初の段階を終え、プロトタイプの設計までが行われていた。プロトタイプ前のテスト結果がまとめられた1956年のメモからは、開発陣が作ろうと思い描いていた円盤の姿がわかる。

この文書によると、円盤は最高速度がマッハ3からマッハ4で、最高高度が100,000フィート(約30km)、最大航続距離は1,000海里(1,852km)とされていた。

計画が最後まで進めば、地球の成層圏を時速約4,200kmの最高スピードで飛び回ることができる円盤が作られていたというから驚きだ。また、円盤はジェット推進による制御と機体の安定化により、垂直離着陸(VTOL)を行うように設計されていた。
‐‐‐‐‐

ということだ。

但し、この文章にある 作られていた ということの真偽については、公開された残された技術メモから伺い知る事は難しい印象だ。

動画:イメージ図などの紹介(約1分半)

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=AexPoRjqoSA

動画:開発を受託したAvro Aircraft Limited社の開発事例(約3分)。

http://www.youtube.com/watch?v=cmPiZv4q4Ms&feature=player_embedded


尚、NDCは、25年間の非公開期間を超えて機密扱いとなっている文書の機密解除審査を行うために、2010年1月に設立された組織で、半年毎に報告書を作成している。
 http://current.ndl.go.jp/node/21412
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  A S T R O  S c i-T e c h  N E W S   
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  2012.10.16. VOL.1-27
┌                                    ┐
  宇宙・航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術ニュースを
  分かり易く解説します!! 中高生からオタクまで、幅広く楽しんで下さい!
└                                    ┘
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<目 次>  
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 ◆宇宙情報

  来年、月より明るい彗星到来か?! ロシア発見の新彗星は何を意味する?! 

 ◆先端研究

  今どきロケットカー開発?! それでも時速1600kmとは前人未到!!

 ◆最新技術

  ランフラットの先を行く最新タイヤ?! タイヤの進化は自動調圧?!


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 ▼来年、月より明るい彗星到来か?! ロシア発見の新彗星は何を意味する?!


  また新しい彗星が発見された。その名はISON、ロシアからの一報だが、
  従来の彗星に比して、大きな直径3km。今後、桁違いの明るさが期待される。

  楽観的な予測では、満月と同じ明るさになり、日中でも観察できるというが、
  実際には予測通りにならなかった事例もあり、もう少し様子見が必要だ。

  実はこの彗星、サングレーザーと呼ばれる、近日点が太陽に極めて近い彗星
  の一つだ。予想では来年11月には、190万km地点まで迫ってくる。

  太陽直径140万kmを考えると、どれだけ近いかお分かりになるだろう。
  因みに地球の公転軌道は、太陽から1.5億kmである。

  これだけ太陽まで迫ると、雲散霧消、氷の部分が蒸発してなくなる可能性も
  あり、本当に肉眼で見ることができるかどうかは、実は保証がない。

  一方、接近途上、火星1000kmのところを通過する見込みというから、
  キュリオシティからのシャッターチャンスは期待できるようだ。


  これまでの彗星の明るさ記録では、なんと日本人が発見した池谷・関彗星、
  1965年、-17等級に達し、満月の-12.7等級よりも明るく輝いた。

  実は彗星は、見ようと思えば沢山ある。とあるHPでは40個前後にもある。
  等級は明るくても9等級程度なので、肉眼では難しいが、努力する価値はある。

  来年の事を言うと鬼が笑う、というが、十分期待したい。まあ、マヤ暦の予言が
  当たらなければ、可能性ある。


  日本語ニュース
   http://japanese.ruvr.ru/2012_09_25/tenmon-aikouka-suisei-hakken/
   http://minorscience.blog98.fc2.com/blog-entry-4916.html
   http://www.gizmodo.jp/2012/10/post_10958.html
   http://wired.jp/2012/10/10/recently-spotted-comet-may-provide-once-in-a-lifetime-show/
  英語ニュース
   http://www.telegraph.co.uk/science/space/9567598/Coming-to-the-night-sky-the-comet-fifteen-times-brighter-than-the-moon.html
   http://news.nationalgeographic.com/news/2012/09/120927-new-comet-2012-s1-ison-science-space-moon/
   (↓動画。約10分半。見え方予想)

   http://www.youtube.com/watch?v=0EpxmHdxEe8

  サングレーザーについて
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC
  池谷・関彗星について
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E8%B0%B7%E3%83%BB%E9%96%A2%E5%BD%97%E6%98%9F_(C/1965_S1)
  今週の明るい彗星
   http://www.aerith.net/comet/weekly/20121006n-j.html
   (↓動画。2010年のハレー第周期衛星:小さい。非常にゆっくり動いている)

   http://www.youtube.com/watch?v=K3hzjNuAmrU&feature=relmfu
   (↓動画。2010年の池上・村上彗星:上に同じ。こっちは尾も少し・・)

   http://www.youtube.com/watch?v=NuQG5eF_RnM&feature=endscreen&NR=1
   (↓動画。2009年のルーリン彗星:この中では最も彗星らしい)

   http://www.youtube.com/watch?v=nW4KPGdWfVY


 ▼今どきロケットカー開発?! それでも時速1600kmとは前人未到!!


  4万馬力相当のロケットエンジン、推力試験に成功した。英国でのニュースだ。
  エコカーや電気自動車が市民権を得た時代でも、好きモノは努力を重ねている。

  超音速で走るクルマ、最高時速1000マイル即ち1600kmを達成すべく
  開発中だが、その推進装置の一部、ロケットエンジンの試験に成功したのだ。

  このクルマの凄いのは、ロケットエンジン搭載だけではない。ジェットエンジン
  も搭載した、ハイブリッド推進システムとなっている点だ。

  ロケットはスタート後、時速1000km達成まで最大推力11トンを20秒
  発生する。次の時速1600kmまでは、ジェットエンジンの出番だ。

  全長4m・450kgのロケットは、固体燃料+液体酸素のハイブリッド式だ。
  英国の宇宙開発で確立された技術だが、今回の開発品は最大クラスだという。

  ロケットは、中央部に液体酸素が送り込まれ・通過と同時に点火し、固体燃料
  が燃えていく。液体燃料の送り込みには、F1エンジン750馬力が使われる。

  ジェットエンジンは、これも驚きの戦闘機ユーロファイター用のエンジンを使う
  予定だ。戦闘機スペックでの推力は、約9トン。ロケットは約11トンだ。
  
  肝心のクルマは、全長14mのペンシルロケットを横にしたようなスタイル。
  重量は7トン、4トン積みの中型トラック並だ(自重5-8トン)。


  クルマは2014年完成。現在のスピード記録、時速1227kmを破るのが
  最終目標だ。時代遅れ?だが、若者の理工離れを防ぎたいという意図もある様だ。



  日本語ニュース
   http://www.cnn.co.jp/fringe/35022684.html    
  英語ニュース
  http://www.newscientist.com/article/dn22335-first-test-firing-for-1600kmh-rocket-car-successful.html
   http://www.reuters.com/video/2012/10/04/successful-rocket-test-for-land-speed-re?videoId=238181043&videoChannel=6

  ジェットエンジン(EJ200)について
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88_EJ200
  プロジェクトHP:技術情報もあり
   http://www.bloodhoundssc.com/
   http://www.bloodhoundssc.com/project/car
   (↓ロケット技術の開発HP)
   http://www.bloodhoundssc.com/rocket
   (↓動画:ロケット作動などCG。見ごたえあり)

   http://www.youtube.com/1050mph
   (↓動画集。この映像リンクはその一つ)

   http://www.bloodhoundssc.com/bloodhound-tv

  開発モデル(Bloodhound SSC)について
   http://en.wikipedia.org/wiki/Bloodhound_SSC
  開発会社(Cosworth社)HP
   http://row.cosworth.com/about/case-studies/bloodhound-ssc/

  地上でのスピード記録
   http://en.wikipedia.org/wiki/Land_speed_record
  現在の記録保持車:ThrustSSCの動画(約1分)

   http://www.youtube.com/watch?v=TYEtQGLzvkI
   (↓インサイドストリー番組:約10分。パート8まであり)

   http://www.youtube.com/watch?v=4oL2ZrMinB8


 ▼ランフラットの先を行く最新タイヤ?! タイヤの進化は自動調圧?! 


  最近でも忘れた頃に見かける、高速道路でのタイヤ交換。クルマにとっては、
  パンクや、圧力低下は最大の課題だ。

  乗用車では、定期点検さえしておれば、ほぼメンテナンスフリー状態だが、
  最後の最後まで、タイヤの空気圧チェックは気になる項目になっている。

  車輪の歴史から見ると、1845年に空気圧タイヤが導入されて既に150年
  以上経っているが、それから車輪の基本的な進化はない。

  パンク対策として、パンク後も100km程度は走行きるランフラットタイヤ
  が導入されたが、通常時の基本性能が良くなく、普及していない。

  しかし、タイヤの技術者もトライを重ねている。走行時のエネルギーを使って
  空気圧を自己調整できる技術が開発された。

  仕組みは、タイヤの中に細いゴムホースを配置し、接地点付近がタイヤに踏ま
  れる際、空気を送り込む。なるほど、動画を見て頂くと良く分かる。

  最初のトライは、来年、トラック向けで試験に入る。乗用車に比べ、トラック
  などの業務用車では、安全や燃料削減の点から、空気圧管理が重要事項だ。

  また、米国では50%、日本では5%と、事故原因上位にタイヤ破損やパンク
  が位置することからも、その対策は業界をあげて期待されている。


  クルマの発明は、1769年フランスで3輪車の蒸気自動車とされるが、既に
  250年近く経つが、タイヤだけでなくクルマもこの頃から進化がない。

  そろそろ接地しなくてよい、空飛ぶクルマのようなものが出てきてもよい
  時期ではないだろうか。世のベンチャー会社の成果を期待したい。


  日本語ニュース 
   http://wired.jp/2012/09/28/self-inflating-tires/
   (↓動画。約2分半)

   http://www.youtube.com/watch?v=NHxwO6AFHbQ&feature=player_embedded
  英語ニュース(イラストあり)
   http://www.cbt.com.my/2012/01/18/goodyear%e2%80%99s-air-maintenance-technology-10-most-promising-future-technologies/

  タイヤについて
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4
  ランフラットタイヤについて
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4

  自動車運送事業用自動車事故統計年報(H19・20)P28
   http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/data/statistics51.pdf


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<発行にあたり>
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  このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
  世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。

  日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
  説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。

  ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。

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<後記>
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  米国スペースベンチャー、SPACE X社のISS補給船、ドラゴンの
  ファーストミッションが成功した。

   http://jp.techcrunch.com/archives/20121007spacex-successfully-sends-its-dragon-spacecraft-on-its-maiden-iss-resupply-mission/
   (↓打ち上げ動画。約4分半)

   http://www.youtube.com/watch?v=jAq-Ic5SzfY&feature=player_embedded

  今回を含めて12回のISSへの補給ミッションが計画されている。受託金額
  は、1200億円。一回ほぼ100億円となる。

  また、このISS・日本実験棟きぼうからは星出宇宙飛行士が、小型衛星の放出
  にも成功した。
  
   http://iss.jaxa.jp/kibo/about/jssod/
   (↓放出CG動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=TkPyRXiOTlk&feature=player_embedded
   (↓放出動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=yg3bTYGq3-c

  ISS関連の話題は、まだまだ尽きそうにない・・  


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Vol.1-1 '12.4.17
 ◆宇宙情報
  ロシア、宇宙での船外活動用ロボットを公開!!
 ◆先端研究
  ハチドリ型ナノロボット、宙返り飛行にトライ!!  
 ◆最新技術
  空飛ぶ自動車、ついにNYオートショーに!!

Vol.1-2 '12.4.24
 ◆宇宙情報
  えっ? 地球型惑星、銀河系には数百億個も存在!?
 ◆先端研究
  グーグルが見せる未来! メガネにスマホが映る!  
             自動運転が直ぐそこに!
 ◆最新技術
  知ってる!? ホンダが開発した小型ジェット!!

Vol.1-3 '12.5.1
 ◆宇宙情報
  自然現象? 太陽表面近くに現れた黒い球体!! いったい何だ?!
 ◆先端研究
  ロボットクラゲ -ロボジェリー- 海水中で永久運動!!  
 ◆最新技術
  空高く、浮かぶは、風力発電バルーン?! 

Vol.1-4 '12.5.8
 ◆宇宙情報
  月、実はひとつにあらず?! ミニムーンは幾つある?
  グーグル、地球近傍小惑星の資源探査に!
 ◆先端研究
  外骨格型ロボットハンド! ドイツの機械メーカーが開発中!   
 ◆最新技術
  実用間近? 米軍兵士の心の病に バーチャルセラピスト登場! 

Vol.1-5 '12.5.15
 ◆宇宙情報
  土星リング上に、未確認物体?! 新しい小天体??
 ◆先端研究
  空にも電気の飛行機登場間近!? 300馬力のモーター搭載!!
 ◆最新技術
  電気と同時に飲料水を造る?! 進化する風力発電機! 

Vol.1-6 '12.5.22
 ◆宇宙情報
  太陽の変化が進行している!! どんな変化が? どんな影響が?
 ◆先端研究
  人工網膜、実用化?! アイ・サイボーグで失明にも光!!
 ◆最新技術
  これなら使える?! パーソナルモビリティ UNI-CUB! 

Vol.1-7 '12.5.29
 ◆宇宙情報
  アルマゲドンかディープインパクトか! 衝突してくる小惑星は4700個?
 ◆先端研究
  ZeroNって 何? 空中浮遊する鉄玉! 不思議な3Dプレゼンター!!
 ◆最新技術
  衛星の電気推進技術 大推力化に向け欧米の競争激化に!! 

Vol.1-8 '12.6.5
 ◆宇宙情報
  太陽系に、未発見の惑星が?! 遠い外縁部に、奇妙な天体軌跡を発見!!
 ◆先端研究
  あなたも如何! 宇宙ホテル設計コース、今夏にオープン!
 ◆最新技術
  電動一輪車、来年にも商品化?! 36万円?! 高い? 安い?

Vol.1-9 '12.6.12
 ◆宇宙情報
  大きな小惑星? ベスタ起源、実は太陽系起源の原始惑星? 月とも類似!
 ◆先端研究
  昔の名前、常温核融合は何処へ? NASAが宇宙船のエネルギーに活用?!
 ◆最新技術
  あなたも飛べる、パラシュートなしで高速落下! ムササビスーツ?!

Vol.1-10 '12.6.19
 ◆宇宙情報
  土星の衛星、タイタン赤道にメタンの海?! 探査衛星カッシーニの分析訂正?
 ◆先端研究
  次なる民間ロケットは、空中発射!? 先端航空機が、発射台に!!
 ◆最新技術
  話題のチルトローター機、MV22 オスプレー、本当に安全!?

Vol.1-11 '12.6.26
 ◆宇宙情報
  やはり太陽圏は保護されていた! ボイジャーが浴びる宇宙線が急増!!
 ◆先端研究
  液体水素で飛行するレシプロエンジン搭載の無人機、初飛行に成功!!
 ◆最新技術
  ロータリーエンジンは、水素で復活! 次世代水素カーか、EV用か?!

Vol.1-12 '12.7.3
 ◆宇宙情報
  地球防衛ガーディアンB612財団、小惑星監視に宇宙望遠鏡を打ち上げ!!
 ◆先端研究
  空軍無人スペースシャトル、打ち上げから15ケ月、ようやく帰還!!
 ◆最新技術
  一人乗り 水上スポーツ電気飛行機、開発進む!! 果たしていつ頃量産?!

Vol.1-13 '12.7.10
 ◆宇宙情報
  宇宙のゴミ、使用済み人工衛星を再生へ! 正に復活、フェニックス計画!
 ◆先端研究
  グーグルの企て 地球監視にHAL9000か! 人工頭脳に一歩近づく!!
 ◆最新技術
  ヒッグス粒子観測!! 成功を支えた日本企業の技術はコレだ!!

Vol.1-14 '12.7.17
 ◆宇宙情報
  大気を劈く(つんざく)鋭い先端! 独宇宙往還の実験は、首尾よく成功!!
 ◆先端研究
  750万円で宇宙旅行に! 来年始動する宇宙船は、サブオービタル2人乗り!!
 ◆最新技術
  日本が米国を超えた?! LNG燃料のロケットエンジン基礎技術を開発!!

Vol.1-15 '12.7.24
 ◆宇宙情報
  隕石から新種の鉱物発見! しかも太陽系最古の物質とも推定される?!
 ◆先端研究
  コンコルドの3倍早い列車?! 真空チューブぶっ飛びNY-LA45分!!
 ◆最新技術
  脳波感知技術がいよいよ商品化へ! 簡単ガジェットでクールジャパン?!

Vol.1-16 '12.7.31
 ◆宇宙情報
  宇宙からの帰還技術に新顔登場! キノコ展開する大型シールド?!
 ◆先端研究
  欧州が描くテロ対策無人機母船?! 地上からの指令で目標を目指す!
 ◆最新技術
  風力発電には、点検用ロボットを?! タワーを登って危険をチェック!!

Vol.1-17 '12.8.7
 ◆宇宙情報
  火星探査機キィリオシティ、着陸成功!? している??
 ◆先端研究
  新タイプの超音速機コンセプト?! 原型はWWIの複葉機?!
 ◆最新技術
  避暑に如何、海底ホテル!? 世界7ケ所の有名施設はココだ!!

Vol.1-18 '12.8.14
 ◆宇宙情報
  スペースシャトル後継機の開発がスタート!! 民間3社へ開発委託!!
 ◆先端研究
  炎を取り囲むスピーカー!? 未来の消火はラウド・サウンド?!
 ◆最新技術
  道路も走行できる新開発のジャイロプレーン!! 空飛ぶドクターに如何?!

Vol.1-19 '12.8.21
 ◆宇宙情報
  ロシアで加速する大型打ち上げロケット!! 目指すは月への有人飛行?!
 ◆先端研究
  次世代型の装着型ロボットは、スマートスーツ?! バイオ技術がカギ?!
 ◆最新技術
  全てはバーチャル?! グーグルグラスの進化系はSFXで生きるツール?!

Vol.1-20 '12.8.28
 ◆宇宙情報
  遂に火星移住も民間で?! オランダベンチャーの計画スタート!!
 ◆先端研究
  次世代の全翼機、無人実験改良機の飛行に成功!! 果たしていつ実用化?!
 ◆最新技術
  小水力発電ならぬ小潮流発電?! 海洋国スコットランドの光になるか!!

Vol.1-21 '12.9.4
 ◆宇宙情報
  来るべきディープスペース探査に太陽電気推進!! 開発状況は?!
 ◆先端研究
  カモフラージュする軟体ロボット?! 生体模倣は新素材がカギ?!
 ◆最新技術
  スターウォーズのランドスピーダー、ようやく実現?! 販売はいつ?!

Vol.1-22 '12.9.11
 ◆宇宙情報
  地球の磁気圏を探る3衛星?! 来るべき磁極反転の兆候捉えるか?!
 ◆先端研究
  究極の貨物船は化石燃料ゼロ?! 時代の先端は温故知新の帆船技術と・・?!
 ◆最新技術
  新型の水陸両用スポーツ機!! 米国の好きモノのハートを捉えるか?!

Vol.1-23 '12.9.18
 ◆宇宙情報
  未知の天体PLANET X?! 刻一刻と地球に近づくって、本当??
 ◆先端研究
  オリンピックなら間違いなく金メダル!! 走るロボットはボルトを越えた!!
 ◆最新技術
  スポークレス自転車?! 未完のコンセプトは完成するのか?!

Vol.1-24 '12.9.25
 ◆宇宙情報
  太陽活動を地上で再現?! JAXA開発、プラズマ実験装置とは?!
 ◆先端研究
  鳥のように飛行する可動翼機?! 狭い隙間もクイックロールで難なく通過!!
 ◆最新技術
  ウォーターでドルフィンジャンプ?! えっ これは新しい水上アメニティ?!

Vol.1-25 '12.10.2
 ◆宇宙情報
  宇宙エレベーター、実現計画が始動!! 最初は月に?! いつ実現?!
 ◆先端研究
  思いのままに動かせる?! ラジコンゴキブリは、サイボーグなのか?!
 ◆最新技術
  本当に来るのか、自動車自動運転?! カリフォルニアで試験走行法制化?!

Vol.1-26 '12.10.9
 ◆宇宙情報
  惑星間宇宙旅行は可能か?! 米国で進むプロジェクト イカロスとは?!
 ◆先端研究
  空・海にも自動操縦到来?! 完全自律の人工知能は、人に伴う移動体に!!
 ◆最新技術
  サイクリングロードが空中に?! 良い眺めだけど、落ちる心配は?!

Vol.1-27 '12.10.16
 ◆宇宙情報
  来年、月より明るい彗星到来か?! ロシア発見の新彗星は何を意味する?! 
 ◆先端研究
  今どきロケットカー開発?! それでも時速1600kmとは前人未到!!
 ◆最新技術
  ランフラットの先を行く最新タイヤ?! タイヤの進化は自動調圧?!
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  A S T R O  S c i-T e c h  N E W S   
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  2012.10.09. VOL.1-26
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  宇宙・航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術ニュースを
  分かり易く解説します!! 中高生からオタクまで、幅広く楽しんで下さい!
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<目 次>  
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 ◆宇宙情報

  惑星間宇宙旅行は可能か?! 米国で進むプロジェクト イカロスとは?!

 ◆先端研究

  空・海にも自動操縦到来?! 完全自律の人工知能は、人に伴う移動体に!!

 ◆最新技術

  サイクリングロードが空中に?! 良い眺めだけど、落ちる心配は?!


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 ▼惑星間宇宙旅行は可能か?! 米国で進むプロジェクト イカロスとは?!


  太陽はいつまでこのままで居てくれるのだろうか。恒星の運命として、次なる
  状態は、赤色巨星。そうなると太陽は膨張し、地球は飲み込まれる。

  ではいつそうなるか。心配しても始まらないと思うようでは、人類滅亡を認める
  ようなものだ。その日に備え、準備を怠らないという姿勢が、考える葦である。

  そんな高い志で、一介のNASA研究者が独立・NPO設立してプロジェクトを
  進めている。惑星間の宇宙旅行を可能にする技術の開発だ。

  重要なポイントは3つ。光速移動できても、宇宙は更に大きい。旅行時間が長く、
  推進装置を保てる事が重要。消費エネルギーも膨大で、如何に補給していくか。

  しかし現状ベースで開発が進んでも、太陽系から近い4.37光年の距離にある
  ケンタウルス座α星でさえ、到達するのに2~300年も掛る。

  当然、直ぐには完成できないが、小さな積み重ねが無い限り、惑星間航法の
  技術は得られない。人類にとっては、非常に長期的な取り組みだ。

  その足掛りで始まったプロジェクトの一つが、プロジェクトイカロスだ。太陽系外
  へ無人宇宙船を送り出すための技術スタディだ。09年から5年計画で検討する。

  目標速度は、光速の1/10を達成する事。推進エネルギーは、なんと核融合だ。
  これをモノにしないと太陽系を出ることはできない。

  ノズル部中央部に燃料ペレットを、断続的に発射しレーザーで核融合反応を起し
  推進力を得る。毎秒、広島原爆96個分のエネルギーを消費する、という。


  実はプロジェクトイカロス以前、1973年にダイダロスプロジェクトという
  技術スタディがあり、5年掛けて当時の技術ベースで惑星間宇宙船を検討した。

  プロジェクトイカロスは、そのアップデイトという訳だ。実に40年もの期間に
  渡り研究を続けている。やはりフロンティアスピリットか。

  このような着実な技術進歩を前提とした構想のほか、ワープドライブの様な研究
  も進んでいる。これについては、また機会を得て・・


  英語ニュース
   http://www.forbes.com/sites/brucedorminey/2012/06/15/leaving-earth-former-nasa-rocket-scientist-on-the-politics-of-going-interstellar/
   http://news.discovery.com/space/wide-angle-project-icarus-110208.html

  プロジェクトイカロスHP
   http://www.icarusinterstellar.org/projects/project-icarus/
  プロジェクトイカロス・コンセプト設計報告書(10年5月版:P63に目標性能)
   http://www.icarusinterstellar.org/icarusppd.pdf

  ダイダロスプロジェクトについて
   http://www.icarusinterstellar.org/project-daedalus-background/
   http://en.wikipedia.org/wiki/Project_Daedalus


 <惑星間宇宙船の関連動画>
  プロジェクトイカロス核融合反応エンジン
   (↓イメージ約30秒)

   http://www.youtube.com/watch?v=LTL9nZmPT3s
   (↓技術説明約7分強)

   http://www.youtube.com/watch?v=0wjhzeMS27M&NR=1&feature=endscreen
  ダイダロスプロジェクトの宇宙船(約30秒)

   http://www.youtube.com/watch?v=RfsKxnPK6ls&NR=1&feature=endscreen
  DARPA・NASAプロジェクト:The 100-Year Starship(宇宙コロニー)
   http://www.youtube.com/watch?v=AnV0YqoDMj8(約4分)
   http://www.youtube.com/watch?v=1VvWNV6W89M&feature=related(12分半)
  イオンプラズマエンジン宇宙船(約5分)

   http://www.youtube.com/watch?v=DbkQLp6fMBU&feature=related

 <推進団体HP>
  The British Interplanetary Society
   http://www.bis-space.com
  Tau Zero Foundation
   http://www.tauzero.aero
   http://www.centauri-dreams.org (最新ニュースフォーラム)
  Icarus Interstellar
   http://www.icarusinterstellar.org


  赤色巨星について
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E8%89%B2%E5%B7%A8%E6%98%9F
  ケンタウルス座α星について  
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%BA%A7%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E6%98%9F
   (↓英語動画 約3分強)

   http://www.youtube.com/watch?v=hxWBOQAuuQQ
   (↓英語動画 約7分半。α星向け宇宙船も出演。見応えあり)

   http://www.youtube.com/watch?v=GKmEl6why6I&feature=related


 ▼空・海にも自動操縦到来?! 完全自律の人工知能は、人に伴う移動体に!!


  これまで自律というのは、プログラム化されているだけで、決まった事が出来る
  だけで、想定外の外乱が入るとフェイルしてしまう。

  或いは、一見自律しているように見える、無人偵察機は、リモートで遠隔操縦
  されているだけで、人工知能が搭載されている訳ではない。

  目覚しいIT技術の発達を活用して、もっとスマートな自律制御の開発しようと
  いうのは自然な流れだ。既に自動車でも、完全自動の運転技術開発が進んでいる。

  これが、空や海へも広がろうとしている。最終的には、空や海でのレスキューや
  監視などの幅広い分野で、人と共に活動・補助する事を狙っている。

  コア技術の一つは、LIDAR技術という、紫外線や赤外線も含めた光で周囲のセンシ
  ングをする技術だ。レーダーでは電波をでやるところを光で行う、先端技術だ。

  特徴は、波長が短い光を使うことで、センシング精度が高くなる。検出物の大きさ
  は、波長に比例する。大気観測などでは、分子レベルをもキャッチする。


  そして最も肝心な技術は、人工知能だ。今年初め、将棋の対局で、コンピューター
  が将棋界トップの一人、棋聖に勝つというニュースが話題になった。

  その構成はブレードサーバー6台、一秒間に1800万手もの指し手を読み、
  勝利は113手であった。6コアのCPUを2個、今では普通の技術である。

  また、米国では昨年、コンピューターがクイズ王に勝利している。少し時代が
  ズレルので正確な比較ではないが、こちらは、CPUは2880個だ。

  現在のこのようなコンピューターは、専門用途で作り込まれており万能という訳
  ではない。逆に言えば、専門用途開発すれば、秀でた能力を発揮する。


  これらの技術が融合されれば、人を助けるロボットというのも現実味を出てくる
  というものだ。まずは、人の指示で重量物を運搬する、というのはどうだろう。
  

  英語ニュース
  http://phys.org/news/2012-10-smart-robotic-drones-advance-science.html
   (↓動画。約3分半)

   http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=dv2I8mwraO8#!

  LIDAR技術について
  http://ja.wikipedia.org/wiki/LIDAR

  研究所(Adaptive Systems, Intelligence and Mechatronics Laboratory)HP
   http://aim.engr.uconn.edu/

  日本語ニュース:コンピューター将棋
   http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1201/16/news105.html
   (↓動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=7pfzMwGkZXQ
   http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1201/17/news085.html

  コンピューター将棋について
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%B0%86%E6%A3%8B
  
  クイズに勝ったコンピューターWATSON
   http://gigazine.net/news/20110216_ibm_watson/
   (↓英語動画。4分 字幕付き:ワトソンの系譜)

   http://www.youtube.com/watch?v=KVM6KKRa12g


 ▼サイクリングロードが空中に?! 良い眺めだけど、落ちる心配は?!


  自転車は環境に良いとの視点や低コストで、最近はサイクリストが増えている。
  これは良い傾向だが、結構危ないシーンも増えている。

  イギリスには、夢見るサイクリストがいるらしい。事故や渋滞を避けるため、
  サイクリングロードを空中に作ろうというのだ。

  ガラスチューブの中を走り、公共交通網と連結、補完しあう。クルマでなくても
  実にスムーズに目的地まで辿り着く。SkyCycleと呼ぶ、ロンドンの話だ。

  とは言っても、これから建造するわけだから、建設費用は大きな問題だ。共感を
  持つスポンサーを得て、利用者からも通行料を頂くようだ。

  英語では、elevated cycle road というような表現・分類で elevate 高い という
  事のようで、空中という事ではない。本来は、高架自転車専用道 という感じだ。

  これで調べると、世界各地で実例・プランが出てくる。古くは、1900年に
  ロサンゼルスでの事例があった。やはり有料道路で、都心と近郊を結んだようだ。
  
  そう考えると、自転車に乗りノンストップで走り・移動できるというのは、一種の
  快感である。今も昔も、そういう感覚は変わらないようだ。
  
  
  東京あたりでも、こんな構想は出てこないものだろうか。首都高速が地下化される
  という噂も聞く。その後に、自転車専用道、如何だろうか。


  日本語ニュース
   http://wired.jp/2012/09/26/london-bicycle/
  英語ニュース
   http://www.smartplanet.com/blog/cities/imagining-an-elevated-bicycle-highway-in-london/5056
   (↓動画。約1分)

   http://www.youtube.com/watch?v=HgiEspxp9PQ&feature=player_embedded
   http://www.thetimes.co.uk/tto/public/cyclesafety/article3309140.ece

  類似構想・事例
   (↓カナダ・バンクーバー:都市内を縦横無尽なネットワーク。高架は一部)
   (↓動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=B7H7fkQ3OI4
   http://www.velo-city.ca/
   http://challenge.bfi.org/application_summary/450 (トロントの構想)
   (↓米国:NY)
   http://www.treehugger.com/bikes/should-cities-have-bicycle-highways.html
   (↓米国:ロサンゼルス・歴史)
   http://www.kcet.org/updaily/socal_focus/history/cycling-through-socal-history-31537.html
   http://en.wikipedia.org/wiki/California_Cycleway
   (↓米国:ユタ州)
   http://news.google.com/newspapers?nid=336&dat=19990817&id=591WAAAAIBAJ&sjid=JuwDAAAAIBAJ&pg=6605,667990
   http://www.biketrans.com/gallery.html
   (↓米国:シカゴ)
   http://inhabitat.com/construction-to-begin-on-chicagos-elevated-bloomingdale-trail-next-summer/bloomingdale-trail-update-michael-van-valkenburgh-associates-2/?extend=1


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<発行にあたり>
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  このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
  世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。

  日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
  説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。

  ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。

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<後記>
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  秋の夜長がやってこようとしている。そんな今夜に地球の子守唄は如何だろう
  最近打ち上げられた、バンアレン帯の放射線帯嵐探査機からの「音声」だ。

   http://karapaia.livedoor.biz/archives/52101393.html
   (↓動画というより音声ファイル)

   http://www.youtube.com/watch?v=r6eaniPBJsI
   http://www.youtube.com/watch?v=QVJwq3mH7so&feature=player_embedded
   (↓動画:素人の見つけたバンアレン帯音楽?)

   http://www.youtube.com/watch?v=Lv0NC78JqYc

  ニュースによると、電磁波で捉えられているようで、可聴域の周波数だという。
  ヘルメットが無ければ聞こえるというが、真空では音は伝わり様がない。

  いつか、そんな便利なものができたら、地球だけでなく、月や太陽からも
  聞こえてくるかもしれない・・


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 ◆宇宙情報

  宇宙エレベーター、実現計画が始動!! 最初は月に?! いつ実現?!

 ◆先端研究

  思いのままに動かせる?! ラジコンゴキブリは、サイボーグなのか?!

 ◆最新技術

  本当に来るのか、自動車自動運転?! カリフォルニアで試験走行法制化?!


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 ▼宇宙エレベーター、実現計画が始動!! 最初は月に?! いつ実現?!


  70年代アーサーCクラークは、ジャックの豆の木を思い描きながら、宇宙
  エレベーターを構想・題材にしたSF小説を発表したという。

  当時は壮大なアイデアに過ぎなかったが、軽量・高強度な材料開発、実用化
  される今日、具体化しようと挑戦する研究者が世界中に現れているようだ。

  米国ではスペースベンチャーが中心となって、まず月に設置しようという
  計画が進んでいる。なんと10年以内に実現させるという。

  地球で設置するするより、障害も少なくコストも安い。例えば月なら5km
  のケーブルだけで実証できる。地球なら10万kmは欲しいところだ。

  それは、ケーブルを引っ張るにはより遠いところにカウンターウエイトを
  置いてやる必要があるからだ。地球での静止軌道は36000kmだが・・

  月に設置して単に実証か、という疑問を持たれるかもしれない。これにより
  低コストで月への輸送を可能にすると言う。

  既に、第一ステップの準備が始まっている。技術的可能性と経済性の両方を
  確認しようというものだ。

  地上2kmの位置にバルーンを上げ、地上とケーブルで繋いで、ロボットを
  昇下降させ実験を重ねる。成功すれば、地上3-5kmへ伸ばしていく。


  一方、日本でも始動、建設大手が構想を発表した。こちらはあくまで地球用
  だが、実現は2050年が目標だが、計画は具体的だ。

  地上10kmにカウンターウエイトを置き、ケーブルを地球へ伸ばす。地上
  と往復するカーゴには30人が搭乗できる。  

  時速200kmで上昇し、静止軌道上の中継基地的な基地へは、7.5日を
  掛けて上がっていく。ちょっと時間も掛かる。


  尚、月の宇宙エレベーター計画、キックスターター・プロジェクトと呼んで
  いるが、65万円程度を予定し、寄付で賄おうとしている。

  既に、240万円程集まっているが、夢を求めて、あたなも少し如何だろう。
  寄付は1ドルからOKのようだ・・


 <月のスペースエレベーター>
  日本語ニュース
   (↓動画あり)

   http://gigazine.net/news/20120909-space-elevator/
   http://japan.internet.com/interestingly/20120829/1.html
  英語ニュース
   http://www.tgdaily.com/space-features/65740-space-elevator-planned-for-the-moon
   http://techland.time.com/2012/08/30/kickstart-this-a-space-elevator-on-the-moon/
   (↓全体計画)
   http://nextbigfuture.com/2012/08/lunar-space-elevator-kickstarter-is.html
   (↓動画あり)
   http://rt.com/news/lunar-space-elevator-2020-646/
   (↓2010年のニュース)
   http://www.universetoday.com/68840/developers-say-lunar-elevator-could-be-built-within-a-decade/
  当初計画書(05年 NASA補助)
   http://www.niac.usra.edu/files/studies/final_report/1032Pearson.pdf
  開発会社(Liftport社)HP
   http://www.liftport.com/
  月のスペースエレベーターについて
   http://en.wikipedia.org/wiki/Lunar_space_elevator

 <地球のスペースエレベーター>
  日本語ニュース
   http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2860270/8526156
   http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120813-00025344-r25
   http://blog.goo.ne.jp/orbitalelevator/e/7401209915e720622c28f9f183507d6f
  英語ニュース(動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=rcKMgwmWc3A
  開発会社(大林組)プレスリリース
   http://www.obayashi.co.jp/press/news20120220
  地球のスペースエレベーターについて
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8C%E9%81%93%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF
   http://en.wikipedia.org/wiki/Space_elevator (英語)

  世界の開発構想
   (↓ロシア版 最後の10秒:動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=lAqwfzKIFjY
   (↓NASA版:動画)

   http://www.youtube.com/watch?v=MkPDKVkVaj0&feature=bf_prev&list=PL9JlRoZLsYYygC9NEvH5EAG4bzHD7aTsY

   http://www.youtube.com/watch?v=ph9OVJ7APJI (日本語版)

  宇宙エレベーター協会
   http://jsea.jp/ja

 
 ▼思いのままに動かせる?! ラジコンゴキブリは、サイボーグなのか?!


  サイボーグCybernetic Organismというと、人工臓器が思い起こすくらいだが、
  本来は生命体(organ)と自動制御技術(cybernetic)を融合させたものとか。
 
  つまり、サイバネティック・オーガニズム(Cybernetic Organism)の略で、
  自動制御が主体になると、脳へ直接信号を送り、生体制御するなどとなる。

  そういった実験が成功した。対象は、神経系が簡素なゴキブリだ。といっても
  ゴキブリの脳に直接的な仕掛けをする訳ではない。

  頭とお尻にある触覚を刺激するのである。頭には、触れると障害物と判断し、
  逆方向に進もうとする、つまり方向を決める触覚がある。

  お尻には、刺激すると何者かが迫ったと追い立てられ、前へ進む触覚がある。
  これらを上手く刺激することで、思い通りに進ませようというのだ。

  このアイデア、なかなか良い。言ってみれば、馬を走らせるために、手綱と鞭
  を使うようなものだ。よくよく考えれば、純粋なサイボーグではない。

  ゴキブリの事を知り尽くすことから出てきた発想ではないだろうか。小さな脳
  を直接イジルよりも、遥かに簡単な技術で実現できる。

  動画を見る限り、床に描かれた移動パスに添って、実にスムーズに動く。
  これなら、上手くいきそうな気もする。

  ただ、今回の実験ではゴキブリが見えるので、細かな操作で操縦できるが、
  見えない場所で動かすためには、カメラなどを付けていく必要がありそうだ。


  最終的には、災害などの現場で、ロボットでも難しい捜索に役立つことを
  狙っている。曰く「ゴキブリは、危険な状況におけるエキスパートだ」

  でもゴキブリが近づいてきたら、人間は本能的に叩き潰すのではないだろうか。
  もっとインターフェイスが良い昆虫はいないだろうか・・


  日本語ニュース
   http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/38001/
   http://mainichi.jp/feature/nationalgeo/archive/2012/09/10/ngeo20120910002.html
  英語ニュース(動画あり。約1分)

   http://www.foxnews.com/science/2012/09/10/cyborg-cockroaches-may-be-future-emergency-responders/


  サイボーグについて
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B0
   http://www.jimbunshoin.co.jp/rmj/ethics3.htm (京都大 脳研究者HP)

  論文:微小脳と巨大脳(09年6月)
   http://www.lfsci.hokudai.ac.jp/gakuin/download/sciencetop/0908mizunami.pdf

  ゴキブリの触覚について
   http://gokiburitaisaku.jp/?p=189
  ゴキブリの動きについて
   http://karapaia.livedoor.biz/archives/52089946.html


 ▼本当に来るのか、自動車自動運転?! カリフォルニアで試験走行法制化?!


  SF映画では、お決まりの自動車の自動運転。ついに、試験走行であるが法制化
  された。こういう話は、これもお決まり、アメリカ・カリフォルニア州でだ。
   #実は、ネバダ州が2011年6月に実施しているが・・

  レーダー、カメラ、人工知能 数々の技術を駆使してドライバー不在で街を走り
  抜ける。自動運転の先頭を走るのは、かのグーグルだ。
   #類似ニュース Vol.1-2 グーグルが見せる未来! 自動運転が直ぐそこに!

  グーグルは、実験車で48万kmもの自動運転の累積がある。この法律で実用化
  に向けた実験を繰り返し、5年でモノにしようという。

  当然、ワシントンへのロビー活動も積極的だ。一部報道によると2012年だけ
  でも、活動費として4億円を予算化している。5年で連邦法での法制化を狙う。

  では、コア技術は何か。これまでは、インフラ技術の進化が大きく寄与すると
  考えられていたが、今は少し違うようだ。

  もっと重要な技術は、M2M技術、マシンTOマシン、つまり自動車同士で
  コミュニケートする技術。それにより全体として自律システムを成すという。

  単なる通信技術ではない。センサーネットワーク技術や情報処理技術の高度化に
  より初めて実現できるが、既にETCや自販機の遠隔管理など広く使われる。

  また、米国のIEEEという電気・電子の専門家協会では、それを裏付ける様な
  予測を立てる。2040年には自動車の内、75%が自動運転化されると見込む。

  その内容はもっと具体的だ。確率50%で、2040年には信号機がなくなる。
  確率90%で、自動運転車に高速道路専用レーンの割り当てが実施される。

  まだある。確率60%で、自動車の個人所有からカーシェア制度へ移行する。
  最後に、確率100%で、社会の自動運転車への意識が、劇的に変化する。


  自動化による社会的な変化は、計り知れない。自動運転が当たり前の時代には、
  キット別のモビリティが出てきているだろう。空飛ぶクルマなんてどうかな・・


  日本語ニュース
   http://www.cnn.co.jp/tech/35022282.html (法制化)
   http://wired.jp/2012/09/20/ieee-autonomous-2040/ (IEEE予測)
   (↓トヨタの自動運転動画ニュース)

   http://www.youtube.com/watch?v=lveza7EWdss (約1分半)
   (↓日産の自動運転動画ニュース。ちょっと違うかも)

   http://www.youtube.com/watch?v=Dl4uVaguS8s (1分強)
  英語ニュース
   http://www.wired.com/autopia/2012/09/ieee-autonomous-2040/
   http://www.thecarconnection.com/news/1079261_ieee-says-that-75-of-vehicles-will-be-autonomous-by-2040
   (↓グーグル自動運転車の動画ニュース)

   http://www.youtube.com/watch?v=cdgQpa1pUUE (約3分。分かり易し)
  
   http://www.youtube.com/watch?v=J17Qgc4a8xY (約10分)
   (↓コンボイ方式の動画ニュース)

   http://www.youtube.com/watch?v=QYV7cqmaJ14 (3分弱)
   (↓グーグル ワシントンへロビー活動)
   http://www.wired.com/autopia/2012/05/google-autonomous-washington/

  ドライバーレスHP
   http://www.driverlesscarhq.com/

  M2M技術 導入事例
   http://businessnetwork.jp/Portals/0/SP/nec_m2m/01_02.html
   (↓説明動画。NTTデータ)

   http://www.youtube.com/watch?v=QxHqADAyW4w (約5分半)


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<発行にあたり>
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  このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
  世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。

  日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
  説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。

  ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。

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<後記>
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  温暖化が叫ばれて久しいが、状況は目に見えて悪化している。この夏、
  グリーンランドから氷がなくなったという。

   http://www.eorc.jaxa.jp/imgdata/topics/2012/tp120725.html
   http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article_enlarge.php?file_id=20120726004

  人工衛星の記録を取り始め30年、最も速く氷が消えた。7月8日に40%が
  溶け、12日にはほぼ無くなった。

    (↓日本語番組。微生物による表面が黒く・・約2分)
 
   http://www.youtube.com/watch?v=teqG2Vo2hD8
    (↓特集番組。約9分)

   http://www.youtube.com/watch?v=jImCcBzqp14
    (↓今夏のグリーンランド動画。約3分)

   http://www.youtube.com/watch?v=kPsEhPrLyaM   
    (↓島内の川の動画。約1分半)

   http://www.youtube.com/watch?v=RauzduvIYog&feature=player_embedded

  陸の上の氷が溶けると、そのまま海面上昇に繋がる。一説に7mもの上昇とか。
  果たして来夏、どこに氷が残るのだろうか・・  


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