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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2016.05.31 VOL.5-11 magmag melma ***

  related blog link
    
  
  宇宙往還機の開発は、新興国へも飛び火している。インドスペースシャトル型
  の全長約6.5m1/6実験機を開発、発射実験を成功させた。
  
  その名も、RLV-TD(Reusable Launch Vehicle-Technology Demonstration 
  Program)と、そのものズバリだ。 
  
  10年の歳月を掛けたプロジェクトとの事、総額で16億円という破格の低額費用
  での実現だ。米国企業では、フルサイズだが数千億円以上が必要となるという。
  
<インド版スペースシャトル:やっぱり小さい>
  
  
  実験機は高度65kmに到達後、約13分後海岸から500kmほど離れた
  ベンガル湾海上へ着水した。
  
  この成功で開発は第2ステージへ進み、1/1実験機を周回軌道へ投入する計画
  という。この段階では、自動着陸スクラムジェット全技術が評価される。
  
<インドのスクラムジェットデモ機のモックアップ>
  
  
  実用機までの明確な計画は示されていないが、2020年-30年辺りを見込む。
  その頃、民間ロケット企業との競争は、どうなっていることだろう。
  
  
  日本語情報 cnnafpbb
  開発主体(インド宇宙研究機構)HP
  
  
  動画:ニューデリーTV報道(4分弱)YT
  
  動画:RLV-TD準備の様子(2分弱)YT
  
  動画:RLV-TD CG(2分半)YT
  
  動画:インドの宇宙計画概要(4分半)YT
  
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*** 2016.5.31 VOL.5-11 magmag melma ***
  
  マッハ7.5超音速の飛行技術確立に向けて 基礎技術開発の一環として、開発
  エンジンをロケットに搭載され、オーストラリア防衛庁が実験・到達した。
  
<普通の打上げと変わらないシンプルさ>
  
  スクラムジェットと呼ばれる推進エンジン水素燃料空気中の酸素反応させ
  推力を得る。超音速という状態で、空気を吸い込み、燃焼するのがコア技術だ。
  
<スクラムジェットイメージ図>
  
  一方、超音速状態でないと機能しないため、ロケットで速度を上げていく訳だ。
  ロケットはあくまで補助装置にすぎない。
  
  燃焼温度は1600℃にも達し、金属では解けてしまう。材料は最新のカーボン
  コンポジットが用いられている。
  
<開発中のスクラムジェットエンジン>
  
  開発は、マッハ20を達成している米国との共同開発という形をとっているが、
  しっかりと自国技術を確立している。農業国と思い込んでいると、大きな誤解だ。
  
  また外の空気から酸素を得るため、液体酸素を搭載して飛行するロケットよりも
  軽い。よって搭載重量が多く再利用もできるので、経済メリットが大きい。
  
  このようなメリットに目をつけ、民間では、マッハ5巡航速度を目指す旅客機
  の計画がある。この計画では、レールガンと呼ぶ射出装置で、機体を打ち出す。 
  
<超音速旅客機 Skreemr イメージ>
    
  
  マッハ5は、東京-NYが計算上1時間半実際には2時間位になるだろうか。
  まだ10年以上 先の話のようだが、できれば民間からスタートして欲しい。
  
  
  日本語情報 gizmodo  英語情報 livescience1, livescience2defence
  開発拠点の一つクィーンズランド大(UQ)HP
   
  
  動画:NBSニュース報道(1分強)YT
  
  動画:UQでの開発状況(2分半)YT
  
  動画:米国HTV-2のフライト試験CG(マッハ20 約2分)YT
  
  動画:Skreemrについて(1分強)YT
  
  動画:かつての超音速旅客機コンコルド(14分弱)YT
  
  宇宙のカメラは、何を捉えるのか。公開されている火星の探査機が捉えた画像が
  話題を呼んでいる。そこに写るのは何か。
  
  火星の探査機は、地表観察の活動を続けているが、映像には微かながら空も写る。
  普通の研究者が見ない、その空を注目しているスキモノもいる。
  
  そういうスキモノウォッチに掛かった一枚がこれだ。火星の空小さな黒い点
  写り込んでいる。地球で捉えられても、未確認飛行物体と思ってしまう形状だ。
  
<話題の画像から拡大版>
  
<NASAの元画像:上の空 左に 小さな黒点>
  
  画像は、火星探査機キュリオシティ 2014年3月16日SOL572)の
  モノだ。因みに、SOL572とは、活動開始から火星日572日という事だ。
  
<Youtube編集動画より>
  
  
  このような発見は、これからも増えるに違いない。そのうち、地表ではなく、
  を観察する探査機が送り込まれるかもしれない。
  
  
  original JPN tocana  original ENG ufosightingsdaily
  NASA SOL572画像サイト link
*** 2016.5.17 VOL.5-10 magmag melma ***
  
  火星の解明が進んでいる。人類の移住計画への準備とも言える探査には、膨大な
  能力が注ぎ込まれているようだ。
  
  一つは、キュリオシティパノラマ画像だ。クレーター内の高台ナウクルフト
  高原から周囲360°を眺めたものだ。一言で言えば、岩場の風景だ。
  
<ここに降り立つ人類は どんな生活をするのだろうか>
  
  土や砂のような質感は感じられず、ゴツゴツ感のみ、歩くのも一苦労と思われる。
  尚、地球の昼間時間帯に見た想定で、ホワイトバランス処理をしてあるとの事だ。
  
  そして、より本質的な重力分布の測定も完了重力マップとして公開されている。
  それにより、二酸化炭素の大気循環のメカニズムも解明できたとしている。
  
<火星の重力マップ 青が小さく黄-赤-白と高くなる>
  
  次には、氷河下に火山噴火の痕跡も見つかった。水の存在も含めて、太古には、
  微生物が生きていける環境があったのではないかと推察している。
  
<氷河下に見られた溶岩流出の跡>
  
  
  今も微生物が生きているのではないか、と思うのは当然の期待だろう。いずれ、
  探査が進めば、きっと出会うに違いない。期待しよう。
    
  
  日本語情報 fnn (video有), nikkeibphazardlab
  英語情報 cnet, space, wireddailymail
  
  
  動画:公開 火星パノラマ図(手で動かして見ます 2分)YT
  
  動画:NASA 火星の重力分布(1分半)YT
  
  動画:火星最大の火山(3分弱)YT
  
  動画:火星の火山下に水の跡(1分)YT
     
  動画:火星上の水の可能性(2分強)
*** 2016.5.17 VOL.5-10 magmag melma ***
   
  
  幾つもの空飛ぶクルマが話題に上るようになり、従来の航空機の世界にも変化
  現れてきた。ドイツより、電動ジェットVTOL機なる構想が流れてきた。
  
  42個ものマルチファンを搭載、操縦系や電池なども冗長性を高めて、良く知る
  ヘリコプターに比しても安全性を高めたコンセプトが売りの一つだ。
  
<完成イメージ>
<前面から見るとこんな感じ>
  
  マルチファン主翼上と、主にコントロールを司る前翼上に配置される。翼面積
  に比して、キャビンが大きく見える。新しい形の航空機になっている。
  
  安全だけでなく騒音も少なく環境にも優しい。まずは、2018年市場導入
  に向けて、個人用の2人乗りモデルの開発を進めている。
  
  推進するのは、昨年2月に立ち上がったばかりの大学発ベンチャー Lilium社 だ。
  エンジニア4名が率い、小さなプロト機モデルが完成、大きめを開発中だ。
  
<プロト機のひとつ>
  
  全馬力は435hp従来のピストン機並の程度だ。巡航速度300km/h
  航続距離500km程度、モータなどは既存品を使い、コストを削減する。
  
  操縦資格は、スポーツ・パイロット・ライセンスという、日本ではなじみがないが、
  空を楽しむための、一般的なライセンスより簡単な資格で操縦できる。
  
<推進装置:ジェットというよりダクトファンという種類>
<ダクトファン用モータ候補:FlyTEC社 HPD10>
    
  
  庭先から飛び立つには少しスペースが必要だが、ヘリポート位の場所があれば、
  大丈夫。新しい空の移動社会が来る予感はしないだろうか。 
  
  
  英語情報 gizmag, esa, phys, sustainableskies, esa-bicecosummit
  プレゼンテーション資料 pdf
  開発会社(Lilium社)HP  モータ会社(FlyTEC社)HP
  
  
  動画:プロモーションCG(20秒)YT
  
  動画:ECO15でのプレゼンテーション(約5分)YT
  
  動画:同コンセプト軍用機:VTOL X-Plane(約2分)YT
  
  動画:マルチファン式ヘリコプター Volocopter VC200(5分半)YT
  
  動画:ドローン式エアタクシー EHang 184(3分半)YT
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