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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2016.3.08 VOL.5-05 magmag melma ***
  
  
  地上100kmの宇宙空間へのジャーニー、その一番乗りを目指すヴァージン・
  ギャラクティック社が、新しい機体をお披露目した。
  
  2014年の事故から1年4ヶ月、新しい機体はユニティと名付けられた。かの
  ステファン・ホーキング博士が、その名付け親だ。
  
<VSS[Virgin Spaceship] Unity>
  
  事故原因は、パイロットによるものとされたが、新しい機体の開発にあたっては、
  厳格なテストを行ったと強調する。初の商用宇宙旅行、不安解消には必須だ。
  
  地上から宇宙までの飛行ルートを模擬した何千回のキャビン与・減圧試験、推進
  装置であるロケットモーター100回にも及ぶ耐久試験などだ。
  
  そして、全機地上試験と呼ばれる地上での最終確認試験の後、飛行試験へと進む。
  全てが成功した暁には、いよいよ商用の宇宙旅行の始まり既に700人待ちだ。
  
<WhiteKnightTwo:Unityを高度1500mまで持ち上げる>
  
  1回のジャーニー乗員2名乗客4名で構成され、約5分無重量状態を体験、
  地上へ帰還する。全行程 2.5時間のチケットは25万ドル約3000万円だ。
  
  
  実はこのプログラム、日本にも関わりがある。なんと、飛行士のスペーススーツ
  は、日本のデザイナー 山本耀司 の作品だ。これからのステップに注目したい。
  
<山本耀司デザインのユニフォーム>
  
  
  日本語情報 afpbb 英語情報 ieee, scientificamerican, digitaltrendsmashable
  開発企業(ヴァージン・ギャラクテック社)HP
  米国国家運輸安全委員会 事故報告書(概要) pdf
  
  
  動画:CNN報道:ユニティの発表(3分弱)YT
  
  動画:ユニティ開発中の試験風景(3分半)YT
  
  動画:超小型衛星打上げ用ロケットのロケットモーター地上試験(1分弱)YT
  
  動画:山本耀司デザインのユニフォーム(2分弱)YT
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*** 2016.3.08 VOL.5-05 magmag melma ***
  
  火星への旅が5ヶ月とも7ヶ月とも言われているが、それを3日で達成する技術
  が研究中という。Photonic Propulsion 光子推進がそれだ。
  
  光子推進とは、大出力の光子レーザー光による推進技術だ。通常のロケットとは
  異なり、エネルギー源は外にあり、後押しで飛んでいく。
  
<左の宇宙船に右からレーザー光を照射する>
  
  100kg程度の探査機であれば、光速の30%の速度に達成する。それにより、
  火星まで3日間という訳だ。
  
  太陽光で受けるカイト式一歩進めたような推進技術だ。太陽光の代わりに、
  強力レーザー光を用いる。もしくは、巨大レンズレーザー光の焦点を合わせる
  
<イメージ図:巨大レンズで焦点を合わせて推進力を与える>
  
  <イメージ図:巨大レンズを太陽光カイト式>
  
  光の粒子質量はゼロだが、エネルギー運動量がある。そしてこのエネルギー
  は、物体に反射されたときに物体に推進力を与える。
  
  反射性のある大型の帆を作り、地表からパルス光レーザーを当ててれば、強力な
  エネルギーを作り出せ、宇宙船を加速するのに十分だという。
  
  
  6000万キロから4億キロまで変化する火星までの距離上を推進する宇宙船
  光の焦点を当てる技術ができれば、結構上手くできるかもしれない。期待したい。
  
  
  日本語情報 wiredkagaku-ch 英語情報 cnet, universetoday, spaceforbes
  研究チーム(University of California)HP
  研究者 Philip Lubin博士 の論文 pdf
  
  
  動画:WSJ報道(3分強)TY
  
  動画:NASA 恒星間旅行への技術(約2分)YT
  
  動画:Lubin博士のNIAC講演(約24分)YT
  
  動画:NASA 光子レーザー推進デモ(3分強)YT
  
  動画:ソーラーカイト技術(5分)YT
  media; Russia-1, Feb.17 '16
  
  ロシア国営TV局 Russia-1 は、NHKでも報道されるロシアの代表的なTV局。
  そのニュース番組に、UFOと思わしき飛行物体のニュースが流れた。
  
  そこは世界に知られたバイカル湖。世界最深とされる湖は、琵琶湖の47倍もの
  面積がある。そのバイカル湖の近くの村で目撃された。
  
<バイカル湖の位置。モンゴルの北側だ>
  
  隕石が多いロシアでの報道だけあって、多数の隕石写真が出てくる。見間違いか
  と思っていたら、目撃者のスマホ映像が流れた。朝の8時頃に動画に収めた。
  
<目撃者のスマホ映像>
  
  もう一人の目撃者によると、流星にも似ているが、5分もの時間、目撃していた
  という。段々と大きく、明るくなり、黄色だったという。
  
<動画:ニュース報道>
  
  このような目撃情報、世界でも多く報告されている。夕暮れ時に太陽に向かって
  飛んでいる飛行機の場合が多いようだが、果たしてこの映像は何だろうか。
  
  因みにロシアサイトによると、バイカル湖未確認飛行物体の目撃は多いようだ。
  記録では1909年からあるらしい。また、新たな目撃を期待したい。
  
<動画:バイカル湖でのUFO情報の一つ>
  
<動画:ロシアのUFO特番>
  
  
  original RUS irkdni  original ENG themoscowtimesufosdaily
  
*** 2016.2.23 VOL.5-04 magmag melma ***
  
  それは、日本時間2015年9月14日18時50分45秒 の事だ。米国東部にある天体観測
  施設 aLIGO (アドバンスト・ライゴ)で起きた。
  
  アインシュタイン予言一般相対性論の発表から100年、遂に 重力波が観測
  されたのだ。まさに、世紀の事件だ。
  
  それは13億光年の彼方から、今の地球を目掛けてやってきた重力波、正確には
  重力波の変動だ。そこでは、2つブラックホールの合体が起きていた。
  
<観測されたブラックホールの合体>

  
  重量では、太陽36倍29倍の重さとなる2つのブラックホールが、合体
  62倍ブラックホールとなった。差分の3倍分エネルギーとして放出された。
  
  この放出エネルギーが、重力波の変動として空間を伝わり、13億光年の地球に
  到達したという訳だ。なんと壮大な出来事だろうか。
  
<観測された重力波>
  
  この変動をどのようにして捉えるか。レーザー干渉計と呼ばれる装置で、直角に
  位置する2地点距離を計測する。重力波の変動が通過すると、距離が変化する。
  
  装置規模が半端なく大きい。4kmというレーザー光が往復するパイプが直角に
  配置されている。その交点に干渉計が配置され、計測を行う訳だ。
  
<観測装置の全景>
  
  半端なのはサイズだけではない。このパイプ直径1.2mもあるが、真空状態
  が保たれている。空気がレーザー光の抵抗になり、正確な測定ができないからだ。
  
<レーザー光線のパイプ道>
  
  この重力波の研究は新しい分野であるが、既に世界に4ヶ所も設置されている。
  日本レーザー光基線長さ3kmKAGRAを、17年目標に準備中だ。
  
<世界の観測拠点>
<KAGRA@岐阜県神岡鉱山内>
   
  
  重力を知る事は、宇宙そのものを知る事に繋がる。衛星を使った、宇宙空間での
  観測も進んでおり、これからが楽しみな分野だ。
  
  
  日本語情報 mynavi, nikkeibpnao  英語情報 sciencenewscaltech
  観測サイト aLIGO HP  KAGRAについて link1link2
  重力波観測の歴史 link
  重力波物理学の解説(京大 2009)pdf
  
  
  動画:ANN ニュース報道(1分)YT
  
  動画:BBC 解説コラム(日本語 1分強)YT
  
  動画:KAGRA計画(5分)YT
  
  動画:観測データの音(11秒)YT
  
  動画:重力波研究と観測装置開発の歴史(5分強)YT
*** 2016.2.23 VOL.5-04 magmag melma ***
  
  
  あまり知られることもないが、宇宙に関する研究の殆どは地味なものだ。そんな
  一つ、菌類の研究が発表された。
  
  南極の岩の亀裂で生きている隠蔽岩内性微生物を採取、国際宇宙ステーション
  送り、火星に模した環境下18ヶ月保管したところ、生存60%が確認された。
  
  なんとも良く分からない研究だが、火星生物生存可能性に繋がる研究として、
  注目を集める。かつて火星生物がいたら、今も生きている可能性もある訳だ。
  
<左:菌類が群生している岩断面 右:石英結晶内の隠蔽岩内性微生物>
  
  南極ヴィクトリアランドにあるマクマードドライバレーは、地球上で最も火星
  に近い環境とされるようだ。そこで生存する2種類菌類に白羽の矢が当たった。
  
<マクマードドライバレー>
  
  ISSでは、火星に模した環境として、二酸化炭素 95%、アルゴン 1.6%、
  酸素 0.15%、窒素 2.7%、水 370ppm、気圧 1千Pa を造り出した。
  
  そこに、ケースに入れた2種類隠蔽岩内性微生物に、200nm以上の紫外線
  照射・保管した。結果、生存率60%だったという訳だ。
  
<菌類を収めたケース>
  
  
  考えてみれば、地球の過酷環境下での生物には、信じられない条件で生きている
  モノもいる。火星生物がいないというのは、とんでもない間違いかもしれない。
  
  
  日本語情報 karapaiascienceminestrone  英語情報 sciencedailyphys
  学会(アストロバイオロジー)発表論文 link
  参考論文(2008 南極マクマードドライバレーの有機地球化学的研究) pdf
  
   
  動画:NewsBeat 報道(1分)YT
  
  動画:マクマードドライバレーでの水中菌探査の様子(2分)YT
  
  動画:南極での隠蔽岩内性微生物採取の一例(3分半)YT
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