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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2016.2.23 VOL.5-04 magmag melma ***
  
  
  あまり知られることもないが、宇宙に関する研究の殆どは地味なものだ。そんな
  一つ、菌類の研究が発表された。
  
  南極の岩の亀裂で生きている隠蔽岩内性微生物を採取、国際宇宙ステーション
  送り、火星に模した環境下18ヶ月保管したところ、生存60%が確認された。
  
  なんとも良く分からない研究だが、火星生物生存可能性に繋がる研究として、
  注目を集める。かつて火星生物がいたら、今も生きている可能性もある訳だ。
  
<左:菌類が群生している岩断面 右:石英結晶内の隠蔽岩内性微生物>
  
  南極ヴィクトリアランドにあるマクマードドライバレーは、地球上で最も火星
  に近い環境とされるようだ。そこで生存する2種類菌類に白羽の矢が当たった。
  
<マクマードドライバレー>
  
  ISSでは、火星に模した環境として、二酸化炭素 95%、アルゴン 1.6%、
  酸素 0.15%、窒素 2.7%、水 370ppm、気圧 1千Pa を造り出した。
  
  そこに、ケースに入れた2種類隠蔽岩内性微生物に、200nm以上の紫外線
  照射・保管した。結果、生存率60%だったという訳だ。
  
<菌類を収めたケース>
  
  
  考えてみれば、地球の過酷環境下での生物には、信じられない条件で生きている
  モノもいる。火星生物がいないというのは、とんでもない間違いかもしれない。
  
  
  日本語情報 karapaiascienceminestrone  英語情報 sciencedailyphys
  学会(アストロバイオロジー)発表論文 link
  参考論文(2008 南極マクマードドライバレーの有機地球化学的研究) pdf
  
   
  動画:NewsBeat 報道(1分)YT
  
  動画:マクマードドライバレーでの水中菌探査の様子(2分)YT
  
  動画:南極での隠蔽岩内性微生物採取の一例(3分半)YT
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