忍者ブログ
ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
Admin / Write / Res
<< 03   2024/04   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     05 >>
[405]  [404]  [403]  [402]  [401]  [400]  [399]  [398]  [397]  [396]  [395
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*** 2016.2.23 VOL.5-04 magmag melma ***
  
  それは、日本時間2015年9月14日18時50分45秒 の事だ。米国東部にある天体観測
  施設 aLIGO (アドバンスト・ライゴ)で起きた。
  
  アインシュタイン予言一般相対性論の発表から100年、遂に 重力波が観測
  されたのだ。まさに、世紀の事件だ。
  
  それは13億光年の彼方から、今の地球を目掛けてやってきた重力波、正確には
  重力波の変動だ。そこでは、2つブラックホールの合体が起きていた。
  
<観測されたブラックホールの合体>

  
  重量では、太陽36倍29倍の重さとなる2つのブラックホールが、合体
  62倍ブラックホールとなった。差分の3倍分エネルギーとして放出された。
  
  この放出エネルギーが、重力波の変動として空間を伝わり、13億光年の地球に
  到達したという訳だ。なんと壮大な出来事だろうか。
  
<観測された重力波>
  
  この変動をどのようにして捉えるか。レーザー干渉計と呼ばれる装置で、直角に
  位置する2地点距離を計測する。重力波の変動が通過すると、距離が変化する。
  
  装置規模が半端なく大きい。4kmというレーザー光が往復するパイプが直角に
  配置されている。その交点に干渉計が配置され、計測を行う訳だ。
  
<観測装置の全景>
  
  半端なのはサイズだけではない。このパイプ直径1.2mもあるが、真空状態
  が保たれている。空気がレーザー光の抵抗になり、正確な測定ができないからだ。
  
<レーザー光線のパイプ道>
  
  この重力波の研究は新しい分野であるが、既に世界に4ヶ所も設置されている。
  日本レーザー光基線長さ3kmKAGRAを、17年目標に準備中だ。
  
<世界の観測拠点>
<KAGRA@岐阜県神岡鉱山内>
   
  
  重力を知る事は、宇宙そのものを知る事に繋がる。衛星を使った、宇宙空間での
  観測も進んでおり、これからが楽しみな分野だ。
  
  
  日本語情報 mynavi, nikkeibpnao  英語情報 sciencenewscaltech
  観測サイト aLIGO HP  KAGRAについて link1link2
  重力波観測の歴史 link
  重力波物理学の解説(京大 2009)pdf
  
  
  動画:ANN ニュース報道(1分)YT
  
  動画:BBC 解説コラム(日本語 1分強)YT
  
  動画:KAGRA計画(5分)YT
  
  動画:観測データの音(11秒)YT
  
  動画:重力波研究と観測装置開発の歴史(5分強)YT
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[11/10 NONAME]
[08/24 アンプマニア]
[10/04 アンプまにあ]
[08/20 NONAME]
[08/17 Tony]
プロフィール
HN:
K.N
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
技術探究(空飛ぶ、先端等)
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者アナライズ
Copyright ©  NPO法人 アドバンストサイエンステクノロジー研究機構 All Rights Reserved.
*Photo / Template by tsukika
忍者ブログ [PR]