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それは、日本時間2015年9月14日18時50分45秒 の事だ。米国東部にある天体観測
施設 aLIGO (アドバンスト・ライゴ)で起きた。
アインシュタイン予言、一般相対性論の発表から100年、遂に 重力波が観測
されたのだ。まさに、世紀の事件だ。
それは13億光年の彼方から、今の地球を目掛けてやってきた重力波、正確には
重力波の変動だ。そこでは、2つブラックホールの合体が起きていた。
重量では、太陽の36倍と29倍の重さとなる2つのブラックホールが、合体し
62倍のブラックホールとなった。差分の3倍分がエネルギーとして放出された。
この放出エネルギーが、重力波の変動として空間を伝わり、13億光年の地球に
到達したという訳だ。なんと壮大な出来事だろうか。
<観測された重力波>
この変動をどのようにして捉えるか。レーザー干渉計と呼ばれる装置で、直角に
位置する2地点距離を計測する。重力波の変動が通過すると、距離が変化する。
装置規模が半端なく大きい。4kmというレーザー光が往復するパイプが直角に
配置されている。その交点に干渉計が配置され、計測を行う訳だ。
<観測装置の全景>
半端なのはサイズだけではない。このパイプ、直径1.2mもあるが、真空状態
が保たれている。空気がレーザー光の抵抗になり、正確な測定ができないからだ。
<レーザー光線のパイプ道>
この重力波の研究は新しい分野であるが、既に世界に4ヶ所も設置されている。
日本もレーザー光の基線長さ3kmのKAGRAを、17年目標に準備中だ。
<世界の観測拠点>
<KAGRA@岐阜県神岡鉱山内>
重力を知る事は、宇宙そのものを知る事に繋がる。衛星を使った、宇宙空間での
観測も進んでおり、これからが楽しみな分野だ。
重力波観測の歴史 link
重力波物理学の解説(京大 2009)pdf
動画:ANN ニュース報道(1分)YT
動画:BBC 解説コラム(日本語 1分強)YT
動画:KAGRA計画(5分)YT
動画:観測データの音(11秒)YT
動画:重力波研究と観測装置開発の歴史(5分強)YT
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