ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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世界最大の航空機と言われる エアランダー10。一見すると飛行船だが、補助翼
と尾翼が付き、唯の飛行船ではないが、初飛行に成功した。
<エアランダー10 仇名は空飛ぶケツ>
全長92m、幅34m、高さ26mという20階建てビルにも匹敵する超大型の
飛行体。エアバス380でも全長73mだから、巨大さが分かる。
ヘリウムにより浮上・浮遊し、325馬力ディーゼルエンジンによるファン4基
により推進、6000mの高空を150km/h近くもの速度で巡航する。
<ファン部のCFDシミュレーション>
最大10トンの荷物が搭載でき、5ヶ日間の無着陸飛行が可能だ。無人操縦なら
2週間もの期間、飛行が続けられる。
滑走路不要で、陸地は勿論 砂地、水面や氷上にも着陸できる事から、広い用途が
期待されている。元々は 米軍で開発、英国企業が民間用に商品化した。
価格も航空機に比べると飛んでもなく安い。1機33億円程度、エアバス380
330億円の1/10程度だから普及が期待される。
災害時拠点や、大型構造物の輸送、大型ゴンドラを付けクルーズ飛行も良いかも
しれない。期待は高いが、高圧線を引っ掛け ゆっくり墜落。実用化はまだ先だ。
開発企業(HYBRID Air Vehicles社)HP
動画:AFP報道 エアランダー10公開(約1分)YT
動画:RT報道 エアランダー10初飛行(1分強)YT
動画:英国紙報道 エアランダー10墜落(1分強)YT
動画:開発ストーリー(3分弱)YT
動画:euronews報道 エアランダー10紹介(3分半)YT
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マッハ7.5。超音速の飛行技術確立に向けて 基礎技術開発の一環として、開発
エンジンをロケットに搭載され、オーストラリア防衛庁が実験・到達した。
<普通の打上げと変わらないシンプルさ>
スクラムジェットと呼ばれる推進エンジン。水素燃料を空気中の酸素と反応させ
推力を得る。超音速という状態で、空気を吸い込み、燃焼するのがコア技術だ。
<スクラムジェットイメージ図>
一方、超音速状態でないと機能しないため、ロケットで速度を上げていく訳だ。
ロケットはあくまで補助装置にすぎない。
燃焼温度は1600℃にも達し、金属では解けてしまう。材料は最新のカーボン
コンポジットが用いられている。
<開発中のスクラムジェットエンジン>
開発は、マッハ20を達成している米国との共同開発という形をとっているが、
しっかりと自国技術を確立している。農業国と思い込んでいると、大きな誤解だ。
また外の空気から酸素を得るため、液体酸素を搭載して飛行するロケットよりも
軽い。よって搭載重量が多く、再利用もできるので、経済メリットが大きい。
このようなメリットに目をつけ、民間では、マッハ5の巡航速度を目指す旅客機
の計画がある。この計画では、レールガンと呼ぶ射出装置で、機体を打ち出す。
<超音速旅客機 Skreemr イメージ>
マッハ5は、東京-NYが計算上1時間半。実際には2時間位になるだろうか。
まだ10年以上 先の話のようだが、できれば民間からスタートして欲しい。
開発拠点の一つクィーンズランド大(UQ)HP
動画:NBSニュース報道(1分強)YT
動画:UQでの開発状況(2分半)YT
動画:米国HTV-2のフライト試験CG(マッハ20 約2分)YT
動画:Skreemrについて(1分強)YT
動画:かつての超音速旅客機コンコルド(14分弱)YT
バイオミメティクス、生物模倣という分野がある。蜘蛛の糸の構造から、強靭な
繊維を開発、ヤモリの足構造を模倣した吸着テープ等、素材開発の分野が有名だ。
同じ視点で、航空機にも新しい開発が行われている。鳥のように飛べる航空機の
開発だ。と言っても羽ばたく訳ではなく、飛行中、翼が最適に変態する事を狙う。
<NASAのイメージ図>
今回の開発ターゲットは、主翼後縁部にあるフラップという部品だ。この部品は、
空気の流れを調整し、航空機の上下の動きの制御や、ブレーキの役目も果たす。
従来技術では、フラップと主翼は別物で、フラップの動きの中心にヒンジがあり、
主翼と結びつけられた構造であるが、新しい技術では、一体となっている。
<一体となったフラップ:flexfoil>
全体表面を覆うフレキシブルな最新素材は、一体的なセンサーやアクチュエータ
の制御により、最小の応力で、最大の変形が可能とし、フラップの機能を果たす。
この結果、主翼とフラップの継ぎ目がなくなり空気抵抗が減少、燃費改善12%、
着陸時のノイズ低減40%が期待できるという。しかも、既存機改造でもだ。
専門的には可撓(たわむ)制御にあたるが、応用範囲は広い。これまでは、外部熱
で材料を曲げる事くらいしかできなかったが、新技術は構造として制御できる。
空気や水の流体制御を要する技術、ヘリコプターや風力発電のブレード、ボート
のラダー、ポンプのインペラなどが候補に上がる。
宇宙開発ではどうか。直ぐに思い付くのは、宇宙往還機やシステムを担う航空機
だろう。燃料削減による可積重量を増やし、安い旅行代金を目指して貰いたい。
開発会社(Flxsys社)HP
動画:プロモーション(2分半)YT
動画:試験風景(1分弱)YT
動画:新技術 風車ブレード適用(4分強)YT
動画:NASA 変体航空機のイメージCG(1分半)YT
動画:NASA 未来の航空機(約25分)YT
***2015.04.21 VOL.4-08***
チルトウイング機、主翼が方向転換する航空機の世界がある。主翼が上を向き、
推進装置の方向を換えるという意味だ。
<1950年代に開発されたNASA実験機>
通常は前に進むために前後方向に配置されている推進装置を、グルーッと回転し
上下に配置してヘリのように、離着陸する航空機だ。
こういうアイデアは、随分とあるが、また新手が出てきた。前から見るとロの字
に見えるボックス型の主翼との組み合わせだ。
<開発された Elytron 2S >
チルトウイングでの実用機はまだ存在せず、ボックス型翼も、NASAが未来機
として研究中のレベル。共に存在しないが、ベンチャーとしての兆戦は意義深い。
即ち、小型の垂直離着陸機ができれば、飛行場が不要なことから、都市近郊部の
土地が少ないところ、場合によってはビル屋上も利用できる。需要は多いだろう。
技術課題も、チルトウイング機では、主翼だけでの揚力分担は、高くなりがち、
制御が難しくなるが、ボックス型翼も備える事で安定度は増し制御も易くなる。
因みに、沖縄配備で悪名高いオスプレイはチルトローター機という分類だ。両端
のローター部分のみ方向転換する。できれば、民間用途の航空機として欲しい。
<オスプレイ V-22>
英語情報 gizmag
開発会社(Garrow Aircraft 社)HP
動画:イメージCG(約6分半)YT
動画:ボックス型翼機のイメージCG(3分強)YT
動画:同社の別のVTOLコンセプトCG(08年;3分強)YT
動画:民間向けチルトローター機BA609(08年;3分強)YT
*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.10.21 VOL.3-21*
ウエアラブルが目に付く様になってきたが、こんなウエアラブルは如何だろうか。
手首に巻く無人機カメラだ。言葉だけでは、なんとも想像が難しいかもしれない。
<製品イメージ図>
インテルが開催している Make it Wearable というコンテストのファイナリスト
に残っている、この代物、なんともカワイイ動きをする。
装着時はヘンな時計に見えるが、手首から離れるとプロペラ4つを持つクアッド
コプターにトランスフォームする。
<こんな事に・・>
そして保有者の廻りを、付かず離れず飛び回り、撮影を始める。言わば自写撮り
飛行ロボットというイメージだ。勿論、スマホでもモニターできる。
ウエアラブルのコジツケとも取れなくないが、ガジェット的な面白さは十分だ。
更に飛躍すれば、子供の誘拐防止などの安全装置にもできるかもしれない。
現在はまだ開発中。ファイナリストの賞金 約550万円を元手に、製品プロト
のレベルまでに仕立てられる予定だ。
コンテストの最終発表は11月上旬。万一勝ち残れば、約5500万円の事業化
に向けた準備金が贈られる。果たして 神の微笑みは何処へ向かうだろうか。
日本語情報 gizmodo 英語情報 designboom
インテルHP 開発チーム(FlyNixie)HP
動画:プロモーション(約1分強)YT
動画:世界最小? Nano クアッド(1分強)YT
動画:軍事偵察用 超小型無人機(2分弱)YT
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