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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2015.09.08 VOL.4-18 magmag melma ***
  
  
  バイオミメティクス生物模倣という分野がある。蜘蛛の糸の構造から、強靭な
  繊維を開発、ヤモリの足構造を模倣した吸着テープ等、素材開発の分野が有名だ。
  
  同じ視点で、航空機にも新しい開発が行われている。鳥のように飛べる航空機
  開発だ。と言っても羽ばたく訳ではなく、飛行中翼が最適に変態する事を狙う。
 
<NASAのイメージ図>
   
  今回の開発ターゲットは、主翼後縁部にあるフラップという部品だ。この部品は、
  空気の流れを調整し、航空機の上下の動きの制御や、ブレーキの役目も果たす。
 
  従来技術では、フラップと主翼は別物で、フラップの動きの中心にヒンジがあり、
  主翼と結びつけられた構造であるが、新しい技術では、一体となっている。
 
<一体となったフラップ:flexfoil>
 
  全体表面を覆うフレキシブルな最新素材は、一体的なセンサーアクチュエータ
  の制御により、最小の応力で、最大の変形が可能とし、フラップの機能を果たす。
   
  この結果、主翼フラップ継ぎ目がなくなり空気抵抗が減少燃費改善12%
  着陸時のノイズ低減40%が期待できるという。しかも、既存機改造でもだ。
 
  専門的には可撓(たわむ)制御にあたるが、応用範囲は広い。これまでは、外部熱
  で材料を曲げる事くらいしかできなかったが、新技術は構造として制御できる。
  
  空気や水の流体制御を要する技術ヘリコプター風力発電のブレードボート
  のラダーポンプのインペラなどが候補に上がる。
 
 
  宇宙開発ではどうか。直ぐに思い付くのは、宇宙往還機やシステムを担う航空機
  だろう。燃料削減による可積重量を増やし、安い旅行代金を目指して貰いたい。
  
  
  日本語情報 wired 英語情報 wiredphys
  最新論文(材料関係) link NASAのHP:Morphing Airplane link1link2
  開発会社(Flxsys社)HP
  当該技術パンフ pdf 同社の関連記事(Scientific American, May 2014)pdf
  
    
  動画:プロモーション(2分半)YT
   
  動画:試験風景(1分弱)YT
  
  動画:新技術 風車ブレード適用(4分強)YT
  
  動画:NASA 変体航空機のイメージCG(1分半)YT
  
  動画:NASA 未来の航空機(約25分)YT
  
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