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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.10.21 VOL.3-21*

  海上や海中を移動する、船舶や潜水艇の速度は、非常にゆっくりという印象では
  ないだろうか。早い部類のアメリカンズカップのヨットで70km/h程度だ。

  そんな常識を打ち破る技術が、軍需技術で開発されている。海中を突き進む魚雷
  普通の技術では5-60km/hだが、新しい技術では370km/hにも達する。

  新しい技術とは、魚雷の回りに泡を発生させ、魚雷本体は泡の中、つまり空気層
  の中を飛んでいくというイメージだ。スーパーキャビテーションという技術だ。


<技術イメージ図>


<開発されたロシア製魚雷 シクヴァル:ノーズから泡が出る>

  理論上は5800km/hというトテツモナイ速度が出るようだが、現実的には、
  連続的な泡を出す事や、操縦の難しさから、魚雷への適用に留まっている。

  技術的には行き詰まった感があったが、中国の研究チームが、この大きな2つの
  課題を克服する方法を見出した、という。

  それは、特殊な膜だ。船体に水抵抗を下げる特殊な膜を張り、75km/hまで
  増速できれば、後は自然とスーパーキャビテーションの状態になるという。

  また操舵は、この特殊な膜の膜厚を均一にせず、厚みに違いを付ける事で部分的
  に水の抵抗を変化させて、船体の方向が変えられるとの事だ。

  ゆくゆくは、この技術を民間へ転用しようと考えているようだ。超音速水中船と
  いうコンセプト、上海からサンフランシスコまで2時間足らずで到着、という。

  
  夢の技術、まさにそんな技術だが、かなり海中を掻き回す技術でもある。海中に
  住む生物への配慮、そういう事を考えると実現しない方が良いかもしれない。


  日本語情報 gizmodoimpress
  英語情報 scmpextremetechdiscovery

  魚雷について wiki1wiki2 スーパーキャビテーションについて wiki


  動画:スーパーキャビテーションの実験映像(1分弱)YT

  動画:ロシア魚雷シクヴァル開発の歴史(露語 13分弱)YT

  動画:泡で船体抵抗を下げるエアカーペット(1分)YT
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