ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.10.21 VOL.3-21*
火星までの宇宙旅行、一体どの位の時間が掛かるのだろうか。有名な火星探査機
バイキング1は335日、最近のキュリオシティでは253日掛かっている。
当たり前の話だが、到着までに必要な時間は、航行速度によって大きく変わる。
それは、全体重量と推進エネルギーにも大きく影響される。
現在計画中の、着陸をしないで往復だけという有人探査計画では、往に228日、
復に273日 往復で501日という。これは富豪によるプライベートなモノだ。
<地球から火星への軌道:ホーマン軌道>
<富豪チトー氏による火星ミッション計画>
の日数が予定されている。
この間、人間の生命活動は、結構な物資・エネルギーを消費する。ある試算では、
水や空気も入れて、一人あたり400トンもの物資が必要だという。
そこで出てきた案が、人工冬眠だ。火星までの旅程、静かに眠って行こうという
ものだ。これで宇宙船の大きさを1/5に、生命維持物資が1/2になる計算だ。
<人工冬眠室のある宇宙船イメージ>
現在も近いケースとして、低温療法として知られる医療行為がある。特に、脳の
損傷を受けた際、進行抑制のため体温を32度から34度に下げて治療を進める。
宇宙航行では、低温療法に用いられる、外から急に体温を下げるような事はせず、
呼吸する空気の温度を低くして、徐々に体温を下げる方法が考案されている。
もっと進んだ研究では、冷却した生理食塩水で血液を置き換え、体温を低下させ、
仮死状態にしようとするものもある。SF映画の世界のようだが、近い将来だ。
目覚めた世界には、深黒の宇宙に浮かぶ赤い星、火星が飛び込んでくる。生物が
宇宙を飛び回るためには、やはり宇宙航行技術の画期的な革命が必要なようだ。
日本語情報 rocketnews24, yukawanet, cnn
英語情報 foxnews, popsci, csmonitor
NASAの有人火星探査計画(SLS/Orion)HP
スペースワーク社 冬眠プログラムプレゼンテーション pdf
専門書:Fundamentals of Space Medicine link
動画:FOXNEWS報道(約2分半)link (埋め込みできず)
動画:スキモノNEWS(1分強)YT
動画:映画 エイリアンでの宇宙航行(約9分)YT
動画:ISSでの睡眠(約3分)YT
動画:火星探査 TROY計画(約7分半)YT
動画:火星探査 MARS ONE計画(約4分)YT
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