ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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宇宙へ飛び出るには、どの位の速度が必要か。実は、目的地でその速度が大きく
変わる。宇宙速度と呼ばれ、3つの種類がある。
第1宇宙速度 地球を周回する軌道上が目的地(=地球脱出)
第2宇宙速度 地球を飛び出て月などが目的地
第3宇宙速度 太陽系を飛び出て外宇宙が目的地
<円・楕円軌道が第1宇宙速度>
現在のロケット技術では、この第1宇宙速度を達成し人口衛星を打ち上げるため
の 2万9千キロ/H に到達するには、2段ロケット方式が必要とされてきた。
ここにルーマニアに設立起源を持つ、米国の宇宙ベンチャー ARCAスペース社
が1段ロケット方式、シングルステージ方式の衛星打上げ企画を発表した。
ロケット本体の軽量化と共に、新しい推進装置 リニア・エアロスパイク という
従来より30%以上の高出力エンジンを開発する計画という。
<リニア・エアロスパイク側から見たロケット Haas 2CA >
<飛行時のイメージ図 水色に光るノズルが並ぶ>
最大の特徴は、低高度から宇宙空間までを一つのエンジンで対応できる外気圧の
制御適応性と言えるだろう。これまでは、2種類のエンジンが必要であった。
<これまでに開発されたリニア・エアロスパイク・エンジン事例>
過去に開発された事はある様だが、実機採用された事はない。上下16列に配置
され、各々燃料比率を調節する。従来必要だったノズルの首振り装置も不要だ。
<従来のノズル首振り装置 ジンバル>
2018年の初打上げを目指し開発を進める。直径1.5m、全長16mという
小型だが、100kgの衛星を軌道上へ打上げられる。
コストは100万円前後/kgが目標。旧来の数百万前後に比べ、大幅に下がり、
低コストだが、スペースX社の目標 2-30万円 には、もう一歩努力が欲しい。
このような製品が実現すれば、同市場を狙い、再起を図る日本の超小型ロケット
にも大きな影響がある。シッカリと社会動向を捉えて開発を進めてもらいたい。
宇宙速度について wiki
動画:Haas 2CA プロモーション(2分弱)YT
動画:リニア・スパイク・エンジン 開発の様子(1分半)YT
動画:ARCAスペース社 他の開発ラインナップ紹介(5分半)YT
動画:宇宙速度について(16分弱)YT
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