ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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月や火星が飛び交う時代、推進装置にも新技術の開発が進んでいる。これまでは、
化学反応で推力を得るロケットだったが、これからは太陽光で推力を得るのだ。
正確には、推進材として キセノン と呼ばれるガスを用いる。そのガスを太陽光
による電磁気エネルギーで、プラズマ化して噴射する。
e- + Xe0(キセノン) => Xe+ + 2e-
<その仕組み>
<最新の5kW ホールスラスター XR-5A >
数年前から、NASAが Aerojet Rocketdyne社(AR社) に開発委託しているが、
その開発品を発表した。従来は1列の噴射口に対し、3列にして出力を高める。
<NASA開発中の13kW ホールスラスター>
- 噴射口は 1列(=1チャンネル) -
<RT社開発中の100kWクラス ホールスラスター>
- 同心円状に3重に噴射口を配置(=3チャンネル) -
- 試験中の様子 出力30kWレベル -
既に、衛星制御にも用いられている技術だが、その規模・性能が段違いなのだ。
これまでは精々が5kWだったところ、100-200kWの出力を狙う。
しかも、その効率の高さは驚きだ。比推力*(specific impulse; Isp)と呼ばれる
数値が、これまでの推進装置に比べて、圧倒的に高く 2000秒 という。
*;単位質量の推進剤で単位推力を発生させ続けられる秒数
<推進装置の飛行速度と比推力値>
- 通常 ロケット(赤4)は200-500秒 -
絶対的な力の大きさでは、ロケットの比ではないが、持続的推進には向いている。
物資を火星まで持ち込むなど、数ケ月の航行を狙って開発が進む。
太陽系にいる限り、太陽エネルギーは無尽蔵だ。それを上手く使う事が、宇宙の
開拓を効率よく進めるコツとも言える。これからのカギとなる技術になりそうだ。
Aerojet Rocketdyne社HP(太陽光電子推進)
動画:NASA 太陽光電子推進装置の紹介(3分強) YT
動画:火星向け太陽光推進衛星のイメージCG(1分弱)YT
動画:NASA ホールクラスター開発の様子(2分)YT
動画:ホールスラスター技術解説(1分強)YT
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