忍者ブログ
ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
Admin / Write / Res
<< 03   2024/04   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     05 >>
[535]  [533]  [534]  [532]  [531]  [530]  [529]  [528]  [527]  [526]  [525
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*** 2017.4.18 VOL.6-8 magmag melma ***
  
    related blog 12
     
     
  火星飛び交う時代推進装置にも新技術の開発が進んでいる。これまでは、
  化学反応で推力を得るロケットだったが、これからは太陽光で推力を得るのだ。
  
  正確には、推進材として キセノン と呼ばれるガスを用いる。そのガス太陽光
  による電磁気エネルギーで、プラズマ化して噴射する。
  
     e- + Xe0キセノン) => Xe+ + 2e-
  
<その仕組み>
  
<最新の5kW ホールスラスター  XR-5A >
  
  数年前から、NASAAerojet Rocketdyne社(AR社) に開発委託しているが、
  その開発品を発表した。従来は1列噴射口に対し、3列にして出力を高める
  
<NASA開発中の13kW ホールスラスター>
- 噴射口は 1列(=1チャンネル) -
  
<RT社開発中の100kWクラス ホールスラスター>
- 同心円状に3重に噴射口を配置(=3チャンネル) -
- 試験中の様子 出力30kWレベル -
  
  既に、衛星制御にも用いられている技術だが、その規模・性能が段違いなのだ。
  これまでは精々が5kWだったところ、100-200kWの出力を狙う。
  
  しかも、その効率の高さは驚きだ。比推力*(specific impulse; Isp)と呼ばれる
  数値が、これまでの推進装置に比べて、圧倒的に高く 2000秒 という。
   *;単位質量の推進剤で単位推力を発生させ続けられる秒数
  
<推進装置の飛行速度と比推力値>
- 通常 ロケット(赤4)は200-500秒 -
  
  絶対的な力の大きさでは、ロケットの比ではないが、持続的推進には向いている。
  物資を火星まで持ち込むなど、数ケ月の航行を狙って開発が進む
  
    
  太陽系にいる限り太陽エネルギー無尽蔵だ。それを上手く使う事が、宇宙の
  開拓を効率よく進めるコツとも言える。これからのカギとなる技術になりそうだ。
  
  
  日本語情報 techcrunch  英語情報 nextbigfuturephys
  Aerojet Rocketdyne社HP(太陽光電子推進)
  当該論文 link  比推力値について wiki
  
  
  動画:NASA 太陽光電子推進装置の紹介(3分強) YT
 
  
  動画:火星向け太陽光推進衛星のイメージCG(1分弱)YT
 
  動画:NASA ホールクラスター開発の様子(2分)YT
  
  動画:ホールスラスター技術解説(1分強)YT
  
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[11/10 NONAME]
[08/24 アンプマニア]
[10/04 アンプまにあ]
[08/20 NONAME]
[08/17 Tony]
プロフィール
HN:
K.N
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
技術探究(空飛ぶ、先端等)
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者アナライズ
Copyright ©  NPO法人 アドバンストサイエンステクノロジー研究機構 All Rights Reserved.
*Photo / Template by tsukika
忍者ブログ [PR]