ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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***VOL.4-03 2015.2.10***
スペースベンチャーは、米国だけではないようだ。ロシアから発信された報道は、
有名なゲームクリエイターがスタートUPベンチャーに投資、まるで米国の話だ。
ベンチャー Lin Industrial は、推力50kgという超小型ロケットを開発する。
近年拡大する超小型マイクロ衛星の発射市場を狙っての事だ。
打ち上げ費用は5-6億円、衛星ではkg重量あたり約1千万円となる。日本の
H-II ロケットは約100億円とされ、低軌道衛星重量10トンからみると高い。
しかし、マイクロ衛星の発射に大型ロケットを使うと、逆に割高になってしまう。
そんな事から手軽に使えるロケットは待ち望まれている。
<開発中 Aldan Rocket 全長14m余りの2段式>
このベンチャーが、10年後にも月に宇宙基地を造るという発表を行った。予想
される費用は、1兆円レベル。ベンチャーには途方もない金額だが。
月面着陸成功6回を達成したアポロ計画の費用は、現在価値で18兆円ともなる
ことを思えば、格段にコストセーブな内容となってはいる。
基地建設に13回の重量ロケットを、その後基地の維持に37回の重量ロケット
発射を見込む。即ち、打ち上げ費用は200億円/回となり、現実に近くなる。
一方、ロシア政府の進める月探査計画は、3-4兆円の月探査プログラムの後に、
月面基地の建設は、早くとも2030年以降となる見込みだ。
<開発中のロシア重量ロケットAngara>
<ロシアの月基地イメージ>
米国は、民間スペースベンチャーで月探査のコストを大幅に下げてきた。ロシア
はどう動くか。果たして政府は、このプロジェクトに予算を付けるだろうか。
アポロ計画について wiki
動画:ロシアの月基地計画報道(2分半強)YT
動画:Angaraロケット テスト発射成功(2014.12 7分弱)YT
動画:ロシア月面探査車 Selenokhod イメージCG(2012.4 2分半)YT
動画:1965年 ロシアの月探査イメージフィルム(3分弱)YT
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