ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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***2015.03.24 VOL.4-06***
18世紀に発見されたエンケラドス。探査機カッシーニ以前は、氷に覆われた星
と思われていたが、探査機や観測技術の進歩で、遂に実態が現れようとしている。
表面を覆う氷の層は、30-40kmもある。その下は海とされるが、海底では
星本体と海水が、90℃超の高温で反応していると考えられる現象が発見された。
即ち、氷の表面から水が噴出する現象が捉えられ、その中にナノシリカの微粒子
をカッシーニの塵分析装置が捉えたのだ。
<表面のひび割れから水が噴出する様子(プリューム)>
<エンケラドス断面図>
その後、日本チーム(東大や海洋研究開発機構)は、エンケラドスの海を再現し、
ナノシリカができる環境条件、90℃以上のアルカリ性熱水が必要と突き止めた。
<メタン発生の可能性とメカニズム>
この状態は、太古の地球で生命が誕生していた頃に近いとされ、これから観測に
生命発見を期待する声が高くなっている。
地球深海の熱水鉱床をも彷彿とさせるこの状況、果たして、新しい発見には何が
出てくるのだろうか。生命の萌芽が見られる事を期待したい。
エンケラドスについて wiki
ネイチャー掲載論文 link
動画:ANNニュース報道(約1分半)YT
動画:FNNニュース報道(約1分)YT
動画:エンケラドスに生命? サイエンス番組(3分弱)YT
動画:カッシーニによるエンケラドス地図(約1分半)YT
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***2015.03.24 VOL.4-06***
3Dプリンターが知られるようになってからまだ間もない。特殊部品に限られて
いたかに見えていたが、現実は全く違っていた様だ。
豪州 Monash 大学が、エンジンスキャンや、ジェットエンジン部品の実物
鋳型も用い製作した。小型ジェット機に搭載されている発電用の補機エンジンだ。
<開発者Wu教授とエンジン>
使われている3Dプリンターは、独コンセプト・レーザー社の1000Rという
モデル。50cmx60cmx40cmの部品を造る事ができる。
製造方法も単なる3Dという事ではなさそうだ。航空用アルミ部品をリサイクル
するという方法だ。航空用材料は、不純物混入を嫌うため、従来はできなかった。
同じく豪州 Deskin 大学のアイデアによるものだが、航空用部品に初めて
リサイクル材を用いた画期的なモノだ。
まだコンセプト実証のレベルだが、世界初の快挙という。この結果で直ぐに量産
へ移行するという訳にはいかないが、エンジンメーカーも大きな期待を寄せる。
この技術は、3Dプリンターさえあれば、誰もが航空用エンジンが造れるという
言わば夢の技術。少し知識があれば、新技術へのハードルも低くなる。
日本語情報 afpbb
開発機関(Monash Univ. Centre for Additive Manufacturing)HP
動画:Monash大学 プロモーションビデオ(1分強)YT
動画:ニュース報道(約1分半)YT
動画:GEの3Dプリンターへの取り組み(約5分)YT
***2015.03.24 VOL.4-06***
インドの宇宙開発が活況を呈してきた。14年9月、火星探査マンガルヤーンが
火星到達、軌道投入に成功したというニュースが流れたばかりだ。
そのインドが、今年半ばにも宇宙往還の試験機 RLV-TD を打上げるという。
固体燃料ロケットの先端に装着して発射する、至ってシンプルだ。
<RLV-TD>
<試験機の打上軌跡>
インドが狙うは低コスト化。火星探査も100億円以下でやり遂げた。宇宙往還
では1000ドル/kgという破格値だ。現状では1万ドル以上もするという。
これは、衛星などの打ち上げの数字。スペースシャトルのような必ずしも有人を
想定したシステムではない。打上用ロケットも軌道投入用の宇宙船も再利用する。
Two-Stage-To-Orbit (TSTO) と呼ばれるこの方式では、打上用のロケットに
主翼を付けて、着陸させる。軌道投入用の宇宙船は、パラシュートで帰還する。
<TSTOのフライトプロファイル>
新しいロケットエンジンも開発中という。現在の液体水素・液体酸素燃料を使う
極低温エンジンを改良したセミ極低温エンジンなるものだ。
このエンジンでは、ジェット燃料などの主成分、ケロシンを燃料とする画期的な
低コストを狙える技術を織り込んでいる。
独自の開発テーマを目標に邁進するインド。宇宙時代を切り開くに、低コストは
最重要課題だが、日本のお家芸はやはりモノマネからしか生まれないのか。
開発機関(Indian Space Research Org.)HP
セミ極低音エンジンについて isp
動画:RLV-TD イメージCG(2011年 約2分半)YT
動画:RLVニュース報道(2011年 2分強)YT
動画:月探査機 チャンドラヤーン開発(30分弱)YT
動画:インド 宇宙開発の歴史(2分)YT
米国TV局KOCOが設置している交通量観測定点カメラが、超高速で移動する
光る物体を捉えた。それも低空すれすれ、通常 飛行機などは飛ばないゾーンだ。
<中央やや右 細い針のように映る光体>
早朝の番組では、生放送のためか 誰も気付かず終わってしまったが、後になり
その分析番組を放映した。
番組は、地元大学の専門家に意見を聞いた。その答えは、ホントに小さな流星か、
宇宙ゴミだろう、という見解だ。如何だろう、納得頂けるか。
専門家A:MAY BE A SMALL METEOR OR EVEN SMALLER.
専門家B:MOST LIKELY A SMALL METEOR ARE SPACE JUNK.
専門家B:MOST LIKELY A SMALL METEOR ARE SPACE JUNK.
ビデオを最後までよく見ると、地上に衝突しているのではないかと思わせるが、
そのような事象も報告されていないようだ。謎は深まる一方だ。
<朝6時の生放送動画(3/12)>
<午後に制作された番組1(3/12)>
<後に制作された番組2(3/13)>
original ENG;openminds, unknowncountry
media;NHK Eテレ link
ー第1回 宇宙人との遭遇 そのとき人類はー
以下のスケジュールを見逃さないで!!
日 時:2015年3月22日(日) 午前1時ー1時45分(土曜深夜)
再放送:2015年3月29日(日) 午後3時ー3時45分
以下、番組HPより・・
ハリウッド映画でおなじみの俳優モーガン・フリーマンがデエグゼクティブ・プロ
デューサーと案内役を務める、大人の知的エンターテインメント番組がEテレに登場!!
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ー第1回 宇宙人との遭遇 そのとき人類はー
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日 時:2015年3月22日(日) 午前1時ー1時45分(土曜深夜)
再放送:2015年3月29日(日) 午後3時ー3時45分
以下、番組HPより・・
宇宙には宇宙人が発する信号が飛び交っている!? 人類はその信号を認識し、
解読できるのか? そもそも宇宙人とはどのような生命体なのか?
すでに宇宙人は私たちのすぐ近くにいる…と考える研究者もいる。
いったいどこにいるのか?
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