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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.4.04 VOL.6-7 magmag melma *** 
      
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  重力レンズ効果をご存じだろうか。太陽重力によって曲げられた深宇宙からの
  を上手く受け取ると、太陽が、レンズの役割を果たすという技術だ。
  
<重力レンズ効果のイメージ>
  
  1924年ロシア人の研究者が発表したのが始まりだが、実際は1936年
  アインシュタイン博士が発表し、世に知れ渡る事となった。
  
  既に、幾つもの観測事例が報告されている。アルマ望遠鏡での事例では、117
  億光年彼方の 爆発的に恒星を生み出しているという銀河 SDP.81 を観測した。
  
<アルマ望遠鏡による銀河 SDP.81 観測事例>
-左:ハッブル 中:アルマ 右:再現した銀河像-
  
  事例での通り、重力効果レンズを用いると、そのままのズバリ像は得られない
  アインシュタインリングと呼ばれるリング状の像になるため、再現作業が必要だ。
  
  今回発表された重力レンズ効果を使った構想では、より解像度を高めるために、
  宇宙に新たに望遠鏡を設置し、1000×1000ピクセルの画像取得を狙う。
  
  これには、一つの背景があるようだ。先に発表された39光年先トラピスト1
  に発見された、地球似の3個の衛星これを観測したいとの想いだ。
  
<ターゲットの一つ  トラピスト1 の現状観測イメージ>
-現在の技術では、数ピクセルの画像しか得られない-
  
  それには、理論的には太陽から550AUの位置に配置する事が必要となる
  との事。最も遠い冥王星ですら 約40AU、その遠大さが分かるだろう。
   *:太陽?地球の距離が1AU
  
<今回の構想イメージ>
-太陽の屈曲を直接レンズに見立てるアイデア-
  
  
  太陽系を飛び出したボイジャーは、40年掛かって 現在137AU地点。同じ
  ペースで160年の計算だ。実現は玄孫の時代だろうか、技術の進歩を祈りたい
  
    
  日本語情報 engadgetastroarts  
  英語情報 dailymail, airspacemag, futurismcentauri-dreams
  重力レンズ効果について wiki  
  
  
  動画:重力レンズ効果の解説(3分強)YT
  
  動画:アルマ望遠鏡による銀河 SDP.81 の観測(1分弱)YT
  
  動画:同 銀河 H-ATLAS J142935.3-002836 の観測(1分強)YT
    
  動画:東大 須藤教授講演 重力レンズ越しにみる夜空(1時間)YT
 
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