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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.9.19 VOL.6-19 magmag melma ***
    
  
  高速電波バースト(Fast Radio Burst:FRB)という宇宙現象が、ちょっとした話題
  なっている様だ。数年前に発見されたというから 超あたらしい宇宙現象と言える。
  
  このFRBは、継続時間ミリ秒(1/1000秒)単位という 極めて短い時間の現象で、
  それ故最近まで見つからなかったと言えそうだ。
  
<ぎょしゃ座方向で検出された事例[2012.11.2発生⇒FRB 121102 と命名]>
  
  全天で観測された事例は、まだ24。その中で FRB 121102 は、繰り返し観測され
  発生源も特定された特異なケースだが、正に このポイントに注目が集まっている。
  
  地球外生命体探査プロジェクト(ブレークスルー・リッスン)に参加しているチーム
  が、この FRB 121102再び目を向けたのだ。
  
<観測に利用された 米グリーンバンク電波望遠鏡(ウェストバージニア州)>
−開口面 100m×110mを誇る 世界最大の可動式電波望遠鏡−
  
  5時間の観測の結果、幸運にも1時間15回のバーストを観測した。これまでの
  観測で 最多回数で、周波数4−8GHzという最も高周波数でのデータだった。
  
  では何が発生原因か。諸説あるがその中で一つ、異例の仮説がある。地球外生命体
  の通信ネットワークからの電波という説だ。期待したいが、あくまで亜流だ。
  
  中心となる説は、極めて高密度で強力な磁場を持つ中性子星マグネターの可能性。
  フレアーを放出する事から、その関連が研究対象となっているが、順当な説だろう。
  
<マグネター SGR 0418+5729 のイメージ図>
  
  但し今回は、観測結果中、周波数が最も高い事や、他の天体観測結果も考え合わせ、
  発生源から地球まで宇宙空間物質の影響度合変化している、という意見もある。
  
  
  結局、まだ何も分かっていないのだが、ロマンを生み続ける宇宙現象の一つとして、
  非常に期待できるだろう。こんな謎の理解が、また宇宙の理解に繋がっていく。
  
    
  日本語情報 natgeo, gigazine, astroartskarapaia
  英語情報 breakthroughinitiatives
  当該報告(Astronomer's Telegram)link
  ブレークスルー・リッスンHP
  
   
  動画:SciNews 報道 FRB 121102 位置特定(1分強)YT
  
  動画:グリーンバンク電波望遠鏡訪問(5分強)YT
  
  動画:マグネターについて(3分半)YT
  
 
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