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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.10.03 VOL.6-20 magmag melma ***
    
  
  深宇宙探査を大きなテーマとするNASAは、火星向け技術には、特に余念がない。
  その一つ カギとなる推進技術 電磁加速プラズマロケットに進展があった。
  
− 可変特殊インパルス電磁プラズマロケット VASIMR のイメージ図 −
流れは右から左へ
  
  仕組みは、加熱したプラズマを、超電導磁石による強力磁界の中に閉じ込め、その
  後部にある磁気ノズルから開放する事で、高速のプラズマ流として噴出する。
  
  開発中のロケットは、可変特殊インパルス電磁プラズマロケット(VASIMR*)と呼び、
  従来型と違い、電磁波により燃料ガス加熱するため、電極消耗がないという。
   * Variable Specific Impulse Magnetoplasma Rocket
  
  開発を受託する Ad Astra社 は、100kWの出力100時間持続できる技術
  目途を付け、2018年には実証するという事だ。
  
− Ad Astra社 コンセプト図 −
流れは左から右へ
  
  これが完成すると、従来の化学ロケットでは7−8ヶ月、と見積もられている火星
  までの旅程3ヶ月まで縮まる見込みだ。
  
  それは、化学ロケットでは、火星に到達するまでの間は、慣性航行 即ち エンジン
  を停止した状態となるが、VASIMR を使うと、旅程途中の加速もできるためだ。
  
− 理論的には 4倍以上の差 −
  
  この種の電気ロケットは、太陽電池無尽蔵エネルギーを得られる事から燃料ガス
  を有効に使える。但し、有人機では10MWというから巨大な太陽電池が必要だ。
  
− 月までのタグボート機コンセプトの太陽電池イメージ −
  
  
  宇宙技術は、まだまだ開発が始まったばかりと言える。化学ロケットは西暦千年頃、
  中国のロケット花火を起源を持つ。もっとスゴイ技術が出てくる事を期待したい。
  
  
  日本語情報 tdk
  Ad Astra Rocket社HP
  次世代ロケットエンジンの現状と課題(大阪大学) pdf
  
  
  動画:VASIMR 試験の様子(36秒)YT
  
  動画:NASA VASIMR紹介番組(10分弱)YT
    
  動画:Ad Astra社 VASIMR紹介(5分)YT
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