ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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Gravite と名付けられた装置には、0.001G の微小重力が再現できると謳われる。
地球上で重力制御ができるという画期的な装置だ。
開発したのは、広島大学 弓削類教授と、スペース・バイオ・ラボラトリーズ社。
NASAにも納入実績があるというこの装置、実は原理はクリノスタットという。
クリノスタットは、百年以上前に考案された。重力そのものを変化させる訳では
なく、生物の重力影響を変化させる装置だ。即ち、時間積分で考える。
<クリノスタットの原理図>
例えば、木を横に寝かして回転させる。そうして回転させると、一回転で、重力
の影響が相殺する。生物の反応速度から測ると、重力ゼロ環境に等しい、となる。
<Gravite>
これまでも、この手の装置は、数々あるようだが、弓削類教授は、再生医療技術
に活用できる事を発見したのだ。当初は、NASA研究員からも嘲笑された。
<広島大学 弓削類教授>
その発想は、無重力環境で宇宙飛行士の筋力や骨が衰える事を逆に利用、通常の
重力環境下で幹細胞培養時に生じる他細胞への分化を、無重量環境で抑えたのだ。
実験データが蓄積されるに従い、発想の正しさが認められ、今では、NASAの
微小重力シミュレーターセンターの諮問委員会メンバーにも就任されている。
宇宙技術は、幅広い。この装置のお陰で、製薬開発でカギとなる無重量環境が、
手軽に手に入る。日本の活躍できる分野ではないだろうか。
広島大学 弓削研究室HP
スペース・バイオ・ラボラトリーズ社HP
プレスリリース関連資料 pdf
動画:JETRO 無重力再生医療の特集(9分半。本内容は3分過ぎから)YT
動画:Gravite紹介(1分弱)YT
動画:JAXA 無重力実験(7分半)YT
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ホバーボードの開発競争がヒートUPしている。昨年、レクサスが発表したのは
電磁力が浮力だった。このモデルは、マルチファンで浮力を得る ArcaBoard だ。
related blog link
<ArcaBoard>
36個のファンが最大200kgの浮力を生む。馬力はなんと272馬力という
スーパーボード、重量も82kgとヘビー級、残念だが、片手で持つのは難しい。
<ファンと中央部には電池を配置>
ボードに乗ると体重を自動判定、ボードを安定的に保つ。スマホから操縦できる
ようにする予定というから、乗るのは というか 飛ぶのは、難しくなさそうだ。
しかし、最高速度は20km/hに抑えられている。ボードから落ちた時の事を
考えると懸命な制限だろう。
飛行時間は体重にもよるが、6分、チャージには6時間。もう少し改良が欲しい
ところだが、35分まで伸ばす予定とのことだ。
只今予約受付中。約240万円の価格はクルマ並みだが、商品化した熱意には、
敬意を表したい。
開発したのは、ロケットなども手がけるハイテクベンチャー。それが分かると、
なる程と思わせる技術が入っている感じだ。更なるガジェットを期待したい。
開発メーカ(ARCA SPACE社)HP
動画:BBC報道(2分弱)YT
動画:ArcaBoard 開発ストーリー(4分強)YT
動画:同社が開発した飛行機型ドローン(1分強)YT
動画:同社 開発の歴史 YT
真空の宇宙や、酸素が無い大気中で人間が活動するには、宇宙服が必須である。
しかし、その丈夫さと言えば、然程でもない。SF映画でも良くあるシーンだ。
穴が開くと、修復が必要となるが、のんびりやっている暇はない。その間に空気
が漏れる。穴が開かない丈夫な素材か、穴がいたら、瞬時に閉じる素材が必要だ。
そんな夢みたい、という素材が開発された。穴が空いた瞬間に、直ぐに閉じる。
映画のターミネーター2 アンドロイドT-1000の様だ。
<液体金属 T-1000 銃痕が直ぐに塞がる>
<液体金属ならぬ液体ポリマーという感じの物質 弾丸が貫いた瞬間>
素材はポリマー。実は、この素材は3層からなり、中間層が液体になっている。
穴が開くと、この液体が酸素に反応して固体化するのだ。
<中央の赤色液体部分が酸素と反応し固体化>
宇宙だけでなく、用途は広く考えられる。ボートやテント、機密が必要とされる
モノであれば、キット有効だろう。
宇宙服用材料は、いつ頃登場するだろう。危険だらけの宇宙空間、小さなデブリ
でも命取りとなるからだ。一日も早く実用化される事を期待したい。
当該論文 ACS Macro Letters link
開発大学(ミシガン大学)研究室HP
動画:実弾実験の様子(1分)YT
動画:初期の宇宙服のテスト(3分半)YT
動画:イリノイ大学 自己修復プラスチック(4分半)YT
動画:トクシキ 自己修復塗料(1分)YT
動画:映画 ターミネーター T-1000(2分)YT
マイクロラティス。小さな格子、とでも言う構造が話題を呼んでいる。その構造
は一目瞭然、スカスカの構造、専門的にはトラス構造という。
<たんぽぽの上にも乗るほど軽いマイクロラティス>
発泡スチロールより100倍も軽いというこの素材、構造に占める材料の割合は
0.1%、即ち99.9%は空気で出来ている。
構造材そのものは、金属ポリマーという中空の材料で、100ナノメートル程の
厚み、髪の毛の1/1000という薄さだ。開発者は骨の細部構造とも比較する。
<骨の細部構造>
即ち、マイクロラティス構造に表面構造を付けるだけで、軽量な構造材になる。
構造材に何を選ぶか、用途によって考えれば、最適な材料となる。
大きな期待を寄せるのは、航空・宇宙の分野だ。今回のニュースもボーイング発。
重量軽減は、最大の性能UPに繋がる。
期待は広がる。ベース材となれば、自動車、船舶は言うに及ばず、建築、土木の
世界にも広がっていくだろう。
これまでバルクだけで扱われていた構造部材だが、この様な技術により、ミクロ
設計の重要性が認識され、新たな展開が期待される。日本も乗り遅れない事を。
開発会社(HRL Laboratories社)HP
発表論文 Science link (2011年分)
動画:ボーイング社プロモーション映像(2分半)日本語字幕設定可 YT
動画:開発当時のニュース報道('11年 2分半)YT
動画:科学ニュース報道(1分半)YT
動画:開発大学の取材 ヘルメットへの適用(2分強)YT
動画:マイクロラティスの伸縮性(1分強)YT
バック・トゥ・ザフューチャーでお馴染み、と言っても20年以上も前の映画だが
目玉の一つだったホバーボード。実用化に、ようやくここまで来たかと思わせる。
<バック・トゥ・ザフューチャーより>
世界のプレミアムを狙うレクサスが開発を進めたと聞くと、商品化も近いのかと
期待感も高まる。動画でも動きがスムーズ、一体どいう技術だろうか。
<浮上しているホバーボード>
協力しているのは、ドイツのevico社とfesto社、超伝導材料のメーカと工場等の
自動システムメーカ。もうお気づきかもしれないが、超伝導磁気浮上技術だ。
レクサスのホバーボードは、重量11.5kg、その中に超伝導体が32個、液体
窒素1.4kgが装填されている。
一般的にはマグレブとも呼ばれ、リニア新幹線にも使われている。実は、ホバー
ボードでも幾つかのベンチャーが試した事もあるそうだ。
リニア新幹線ならばレールが必要。どうも今回は、PR用に大仕掛けなセットを
用意、撮影したらしい。勿論、レールに相当する部分は見えないよう工夫された。
いつの日にか、レール不要なホバーボードが開発されるだろう。それは、人間が
思い付くモノは、誰かが追い求め、創造していくからだ、キット。
開発会社(レクサス・インターナショナル)HP
動画:メカニズム紹介 ニュース報道(1分半)YT
動画:レクサス ホバーボード RP素材(2分強)YT
動画:レクサス ホバーボード 開発ストーリー(5分)YT
動画:技術ベンチャー Hendo社のホバーボード(3分強)YT
動画:バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡからホバーボード(3分半)YT
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