ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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宇宙航行の推進装置候補の一つとされる、マグネチックセイル。どんなイメージを
持つだろうか。セイルから ソーラーセイルなど 思い浮かぶだろうか。
大きな面積の物体は、同じイメージだが、原理が大きく異なる。ソーラーセイルは、
太陽光、即ち光子を薄膜で受け、反動で推進する。太陽光圧と呼ばれるモノだ。
− ソーラーセイルで有名な 日本の IKAROS −
一方マグネチックセイルは、ループコイルに電流を流し、太陽風に含まれる陽子等
の荷電粒子が起こす電界を利用して 推進力を得ようとするモノだ。
− マグネチックセイルのイメージ図 −
推進器は 外側のループコイル部 (Current Loop)
その原理はフレミングの法則や、ローレンツ力などで説明できる単純なモノだが、
ソーラーセイルと異なり膜は不要、電流経路だけで構成、軽量化が見込める。
− マグネチックセイルの原理イメージ図 −
− マグネチックセイルの原理説明(JAXA) −
一重ループコイルを、何重にもしたソレノイドコイルで、その力を何十倍にもして
利用する SharkFin Magnetic Sail が発表され 専門家間で話題になっている。
− ソレノイドコイルのマグネチックセイルのイメージ −
原理検証の試作機は、筒状の気球の周りに超伝導のワイヤーを巻きつけた、非常に
簡単なモノだが、成層圏に送り出し、あるとされる高電流場*で動きを確認する。
* ビルケランド電流:太陽風と地球地磁気を原因とする大電流 地上300km
− 原理検証用の試作機 −
− 原理検証試作機をバルーンにセット −
− ビルケランド電流のイメージ図 −
スタートは微々たる実験だが、実証確認されると 宇宙の航行に大いに期待できる。
ベースのマグネチックセイルでは、JAXAも活躍していた。今後にも期待したい。
元のMagnetic sails論文 ZUBRIN, ANDREWS
Magnetic sails and interplanetary travel(AIAA 1991) link
SharkFin Magnetic Sail クラウドファンド資金募集 link
関連:プラズマ・マグネット プレゼン資料(2004)link
関連:磁気プラズマセイルの推力発生メカニズムの解明(JAXA 2006)pdf
動画:KOAT報道:Earth to Mars in less than a week? (2分)YT
動画:学会での公演(1時間強)The SharkFin Magnetic Sail YT
動画:原理テストイメージ解説(2分弱)YT
動画:ソーラーセイルとマグネチックセイルの比較(4分半)YT
動画:JAXA イカロス(13分半)YT
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