ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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火星と木星の間には、小惑星帯と呼ばれる 多くの小惑星が分布するところがある。
総数は数百万個とも推定され、100kmを超えるものでも220個も存在する。
<小惑星帯 アステロイドベルト>
そこに、長径279km 小惑星帯では13番目の大きさとなる、プシケという名
の小惑星が5年の公転周期で太陽を回っている。
<小惑星プシケ 想像図>
プシケは高純度の鉄とニッケルからなる金属天体とされ、有望な資源との期待高く、
探査を計画中だが、到達ルートを短くするため 1年早め2022年発射となった。
2026年に到着、約20ヶ月を掛けて、小惑星地図を作成、物質の分析等を実施
する。徐々に接近し、それぞれで科学的な調査も行う。
<探査衛星 サイキ 綴りは Psyche で プシケ[ラテン語]と同じ>
<小惑星プシケへの接近計画:徐々に内へ>
有望資源として、世界経済全体の1000倍以上もの価値があるとの試算もある様
だが、探査の狙いは、金属天体としての云われにある。
核部がむき出しとなった状態は、当時存在した ある惑星の中心部分が なんらかの
理由で飛び出したとの推定があり、プシケ探査は、地球の核部調査にも匹敵する。
この探査衛星サイキ、衛星プラットフォームとして、100回以上ものミッション
を成功させているという優れもの。また一つ、謎を解いて欲しいものだ。
小惑星 プシケについて wiki
開発会社(Space Systems Loral社) HP
動画:小惑星プシケに接近する探査機サイキCG(2分弱)YT
動画:小惑星プシケの表面凹凸(36秒)YT
動画:小惑星プシケの誕生に関して(13分強)YT
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中国の惑星探査計画が、本格的に起動している。惑星での探査基地を想定し、長期
実験できる隔離施設 月宮一号 での365日実験に参加する被験者8名を選出した。
<月宮一号の前での被験者の大学院生 第1チーム 4名>
月宮一号は、専門的には 宇宙基地生命保障地上総合実験装置 という若干長い名称
の施設、2014年の開発だ。同年 被験者3名 105日隔離実験を実施している。
施設は総合棟1つと植物棟2つからなり、総合棟には、居住用居室、メンバー交流
と勤務の部屋、トイレ、ごみ処理・昆虫の部屋がある。野菜や昆虫は、食糧だ。
<月宮一号の全体図>
<施設内 個別ショット>
植物棟では、各種植物の成長状態に応じ環境条件を個別制御して、10種類以上の
穀物や野菜を育成し、施設内への酸素供給にも貢献する。
<植物ルーム>
中核となる装置は、生物再生生命維持システム。将来の有人惑星探査技術のカギと
なる。酸素、水、食料はバイオ技術により再生され、物資補給は殆ど不要だ。
<中国の考える生命維持システム>
今回の大学院生8名は2チームに分かれ、Aチームが60日、Bチームが200日間、
月宮内で生活し、その後 Aチームが更に105日間、合計365日暮らす計画だ。
同等施設は、日本には閉鎖環境適応訓練設備が筑波にある。これまでに4回の実験
を行った。中国に負けず、有人探査に宇宙飛行士を出せる様に進めて欲しいものだ。
<日本の閉鎖環境適応訓練設備の模型>
動画:CCTV報道 月面環境実験施設 月宮一号(2分強)YT
動画:JAXA 閉鎖環境適応訓練に関する説明会(1時間)YT
動画:NASA 2015年極限環境ミッション運用訓練 金井宇宙飛行士記者会見(24分強)YT
動画:ISS 植物工場実験(4分強)YT
2012年9月 大阪工業大学の超小型衛星 プロイテレスは、インド宇宙研究機構
のPSLVロケットにより打上げたが、残念ながら通信不具合で制御不能に陥った。
<プロイテレス>
その反省を活かした プロイテレス2号機 を、来年度のJAXA相乗りでの打上げ
を目指し、現在開発途上にある。田原教授が、全学横断で開発を取り纏める。
<田原教授>
<プロイテレス2号機 イメージ図>
最大の目玉は、このクラスでは世界初の動力飛行だ。通常は、成り行きの軌道投入
となるところ、推進装置を有する事で、軌道高度を選んで投入できる。
エンジンは、かの はやぶさ と同じ電気推進タイプのパルスプラズマスラスターと
名付けらる。これまで噴出口2基だったところ、7基構成とし パワーアップした。
<試験中のパルスプラズマスラスター>
<7基構成となったパルスプラズマスラスター>
推進材は、フッ素樹脂。太陽光パネルで発電した電気で、気化・噴出させて推力を
得る。これまで、高度1km程度だった軌道修正能力が、100kmまで向上した。
<パルスプラズマスラスターのイメージ図>
結果、30cmキューブから50cmキューブへサイズUP、質量も10kgから
50kgへと大型化した。
大学発の衛星開発では、通信や制御システム、軽量化素材など推進装置以外の技術
開発が多い中、大阪工業大学では、このコア技術に取り組む。成果を期待したい。
電気推進ロケットエンジンとは(教授 田原 弘一)pdf
プロイテレスの開発状況(2010年)pdf
プロイテレス2号機搭載用パルスプラズマスラスタについて(2015年)pdf
田原研究室HP
動画:プロジェクト紹介 開発ドキュメント(2013年 2分弱)YT
動画:超小型衛星プロイテレスの運用状況(2014年 20分)YT
動画:NASAのイオン推進開発紹介(2分強)YT
動画:はやぶさ2 イオンエンジンCG(33秒)YT
英国中央部のウエストミッドランド州、地元警察では、なんと、未確認飛行物体の
通報を、普通の犯罪記録と同じように集計し UFO目撃 として整理している。
HPによると市民の情報公開請求に基づき、公開しているようだ。2013年から
2016年までの集計情報をHPへ掲載している。
地元スキモノサイトによると、英国中央部は、UFO目撃のホットスポットだが、
この情報では記録は12件しかない。警察も通報があっても調査はしていない。
<2016年 目撃されたUFO>
実は幽霊目撃も記録がある。直近の記録では、幽霊、UFO、ゾンビ、バンパイヤ、
スピリチュアルなるキーワードの通報記録だ。さすが英国、と言わざる得ない。
動画 2016年 目撃されたUFO事例1
動画 2016年 目撃されたUFO事例2
動画 2017年 目撃されたUFO事例
original ENG latest-ufo-sightings
西ミッドランド警察の当該HP
公開されている幽霊目撃通報記録(2013.7-2016.7)pdf
近接映像とは、かくも違うものか。世界の研究者が驚いた 木星観測衛星 ジュノー
の観測映像。そこには、これまで見えなかった世界が展開されていた。
例えば南極、そもそも地球からは見えない、こんなに渦が多く発生しているとは、
誰も想像していなかった。大赤斑のような大きな渦の中にも、多数の渦が見られる。
<木星南極 5.2万km地点:最大直径1千kmものサイクロンが写る>
<木星北極 19.5万km地点:南北で随分とイメージが異なる>
<大赤斑 中には小さな渦が無数に見られる>
− 参考:ボイジャー1号の大赤斑 撮影映像 −
そして新たな謎も生まれた。これらの渦、簡単に言えば台風 又は サイクロンは、
安定しているか、直ぐ消えるか、また 何故 南極・北極で見た目が違うのか 等だ。
マイクロ波計測では、雲の層構造を観測、赤道付近では、下方まで到達しているが、
他の緯度・縞では、違う構造に進化していると事も分かってきた。
<あきらかになった木星の構造図>
<雲の層断面 赤道部とそれ以外に違いが>
また、磁気観測でも新しい事実が出て来ている。木星磁場は、太陽系で最大である
事は知られるが、その想定よりも大きく、均一ではなく強弱がある結果だった。
地球と比べ直径11倍、質量317倍、太陽系で最大惑星の木星。そのイメージは、
根底から覆り、あらたな研究対象となった。やはり、宇宙探査は重要なテーマだ。
動画:NASA講演 木星観測衛星 ジュノー の成果(1時間8分)YT
動画:ジュノーによる木星近接の連続映像(2分弱)YT
動画:ジュノーによる木星赤外線探査(1分半)YT
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