ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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中国の惑星探査計画が、本格的に起動している。惑星での探査基地を想定し、長期
実験できる隔離施設 月宮一号 での365日実験に参加する被験者8名を選出した。
<月宮一号の前での被験者の大学院生 第1チーム 4名>
月宮一号は、専門的には 宇宙基地生命保障地上総合実験装置 という若干長い名称
の施設、2014年の開発だ。同年 被験者3名 105日隔離実験を実施している。
施設は総合棟1つと植物棟2つからなり、総合棟には、居住用居室、メンバー交流
と勤務の部屋、トイレ、ごみ処理・昆虫の部屋がある。野菜や昆虫は、食糧だ。
<月宮一号の全体図>
<施設内 個別ショット>
植物棟では、各種植物の成長状態に応じ環境条件を個別制御して、10種類以上の
穀物や野菜を育成し、施設内への酸素供給にも貢献する。
<植物ルーム>
中核となる装置は、生物再生生命維持システム。将来の有人惑星探査技術のカギと
なる。酸素、水、食料はバイオ技術により再生され、物資補給は殆ど不要だ。
<中国の考える生命維持システム>
今回の大学院生8名は2チームに分かれ、Aチームが60日、Bチームが200日間、
月宮内で生活し、その後 Aチームが更に105日間、合計365日暮らす計画だ。
同等施設は、日本には閉鎖環境適応訓練設備が筑波にある。これまでに4回の実験
を行った。中国に負けず、有人探査に宇宙飛行士を出せる様に進めて欲しいものだ。
<日本の閉鎖環境適応訓練設備の模型>
動画:CCTV報道 月面環境実験施設 月宮一号(2分強)YT
動画:JAXA 閉鎖環境適応訓練に関する説明会(1時間)YT
動画:NASA 2015年極限環境ミッション運用訓練 金井宇宙飛行士記者会見(24分強)YT
動画:ISS 植物工場実験(4分強)YT
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