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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2015.08.25 VOL.4-17 magmag melma *** 
  
  
  ロケットは衛星などを宇宙空間へ打上げるものだが、衛星は先端カプセルに収納
  され、衛星以外は宇宙空間に到達するまでに、燃料として消費され切り離される
  
  具体的には、衛星100kgを打上げる為にラフに50倍、合計5トンもの推進
  装置や燃料(マスレシオ0.98)が必要となるというイメージ、実に非効率だ。
  
  ならば少しでも燃料が減らせないか。推力のもとなる水素燃料そのものを減らす
  のは難しいが、水素燃焼を助ける酸化材が減らせないか、というアイデアだ。
  
  陸上からエネルギーをマイクロ波で送信し、ロケット上では、そのマイクロ波を
  熱エネルギーに変換水素燃料に作用・燃焼させる。結果、酸化剤は不要となる。
  
<革新的な宇宙輸送機のイメージ>
  
<高出力マイクロ波出力装置イメージ>
  
  試算ではこの方法を用いる事で、従来の多段ロケット方式から1段ロケット方式
  で構成してもマスレシオ0.72を達成するという。
  
  そして、酸化剤にまとわりつく、爆発の危険性や燃焼の不安定さも克服できる。
  安全性が格段と向上構造も単純化でき、大幅な低コストが達成できる見込みだ。
  
  再利用できるシステムとして、発射から回収までをトータルで仕組み、コスト的
  には、現在300-600万円/kgを、最終的に数百ドルを目指す計画だ。
  
<航空機を思わせるボディー>
    
  カギとなるマイクロ波の発生システムや、熱変換させるシステムの開発は、既に、
  原理モデル的なものが開発・試験されており、良い結果を出している。
  
  
  2010年設立の米国宇宙ベンチャーのエスケープダイナミクス社が進める技術
  だが、日本から出したかった。日本は無線送電では、世界トップなのだから。
  
  
  日本語情報 nikkeibp, newswitchforbes-life
  英語情報 nextbigfuture1nextbigfuture2
  
  日本での類似研究例(東京大学 修士論文) PDF
  開発会社(エスケープダイナミクス社)HP 全体概要論文 PDF
  燃料比率(マスレシオ)について wiki, 図6 in PDF
  
  
  動画:プロモーションCG(2分弱)YT
  
  動画:マイクロ波エネルギー送信技術説明 (2分弱)YT
  
  動画:マイクロ波エネルギー送信技術デモ (1分強)YT
  
  動画:JAXA 宇宙発電マイクロ波送電(日本語;5分)YT
  
  動画:京都大学 マイクロ波無線電力伝送(日本語;2分半)YT
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