ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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宇宙モノのSF映画では、宇宙飛行士をサポートするロボットは必須アイテム、
ヒューマノイド的な高度なロボットから、単純な機械的なモノまで様々だ。
現実の宇宙探査でも支援型ロボットの開発が進んでいる。先頃NASAは、その
成果として、音楽に合わせてダンスするロボットの動画を公開した。
正式には R5 愛称ヴァルキリー 身長1.83m、体重132kgという体格、
アニメキャラクター的なデザイン。人間並みの動きからは、まだ遠い印象だ。
<ヴァルキリーの勇姿>
ロボット性能を表す指標の一つに自由度というのがある。動ける方向の数を代表
する数値だが、ヴァルキリーは44自由度、人間並み 若しくは 以上の自由度だ。
<バルブ操作するヴァルキリー>
もともとは災害地復旧のため開発されてきたが、火星探査向けに人間を助けたり、
人間の代わりができるアルゴリズムを開発するため、2つの大学へ貸出した様だ。
火星探査では、先にロボットを送り込み、人に代わり探査環境を準備、整えると
いう利用想定もある。歩くため、バランスを取るアルゴリズム開発も実施する。
NASAは 16年 17年にコンテストを開催、開発を促進する。有人火星探査
に向けて着実な開発が進んでいる。
開発機関(NASA)HP
動画:踊るヴァルキリー(2分弱)YT
動画:ヴァルキリー紹介(3分弱)YT
動画:段差越えテスト(2分強)YT
動画:バルブオープン(1分半)YT
動画:NASA ロボ開発の歴史(6分強)YT
動画:危険地帯を歩くロボットシミュレーション(1分強)YT
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宇宙では、人の活動は著しく制限される。空気がないので、宇宙服が必要となり、
更には放射線のために、動ける時間そのものが限られる。
そうなると、人に代わってロボットの存在は大きくなる。そんな宇宙ロボットの
機能を支える人工筋肉が開発されている。
その有力候補、電場応答性高分子(Electroactive Polymers:EAP)で造られた人工
筋肉が、宇宙環境テストのためISSに持ち込まれた。
<Rasラボ開発の炭素繊維強化型人工筋肉>
<ISSに向けて梱包された人工筋肉>
この高分子ポリマーは、ゲル状物質で低電圧でも伸縮する。このゲル状物質に、
通電できるようにするには、電極が必要となるが、その開発難度が高かった。
米国立の研究機関の助けを借り、密着性を高めるため、プラズマ処理して難関を
克服した。更に長時間、放射線暴露し、その耐性も確認している。
極低温-271℃でも影響がない事も確認されている。ISSでは、無重量下で
90日保管され、宇宙空間での物性面への影響を確認するとの事だ。
あらゆる方面で開発が進む宇宙進出に必須の技術。これまでの軍需主導ではなく、
こういう平和技術が先行し、民間技術へ広がるような時代が来たのかもしれない。
動画:ISSでの研究活動について(58分)YT
動画:Rasラボでの実験の様子(2分弱)YT
動画:豪ウーロンゴン大学の人工筋肉(4分半)YT
動画:NASA ロボット宇宙飛行士開発の歴史(6分強)YT
***
今や いろいろな分野でロボットの話を見聞きする様になった。原発事故の処理ロボットも開発されてきた。調査から実作業までバラエティに富んでいる。
一方、基礎的な研究開発も盛んに行われているが、自ら組み変形し、動き始める
という、映画 トランスフォーマー の様なロボットを目指せる研究発表があった。
切り込みの入った平板シートに、電池をセットすると、切り目に沿った折れ線が
山と谷に変形し、みるみる四足上のロボットへと変化・変形していく。
一枚の折り紙が勝手に折られ、形になるイメージだ。4分でしっかりと固定する
災害などで、狭い空間に滑り込ませ、中で変形・活動するイメージだ。
カギとなる技術は、形状記憶樹脂。5層からなる樹脂シートには、熱を発生する
導線が組み込まれ、加熱により形を変える。
完成したロボットは、4本脚の昆虫似ロボット。5cm/秒の速度で、カサカサ
と前進する。惑星探査でローバーに代わり、地表調査にも活躍できそうな印象だ。
日本の折り紙を元に発想したというこのロボット。本格的な製品開発される前に、
近い将来、子供向けの学習雑誌の付録として登場するかもしれない。
日本語情報 karapaia, wired, sankeibiz
英語情報 harvard, theguardian, discovery
サイエンス誌 投稿論文 link
<シートから立体へ>
動画:自律組立ロボット プロモーション(約2分半)YT 動画:NHK ロボット革命 人間を超えられるか(49分)YT 動画:球体変形ロボット(約3分)YT 動画:研究途上の3Dプリンター製作ロボット(約1分)YT
*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.29 VOL.3-15*
ヒューマノイドを感じるレベルまで、人工知能の対話能力は発展しているという。
人工知能の会話能力は、如何なる方法で判定されるのか。語りかける人間が、
応答をどのように感じたか、つまり人間と思うのか、ハタマタ機械と思うのか。
チューリング・テストと呼ばれるこの手法は、1950年に英国科学者が、その
研究論文で提案された判定方法だが、これまで乗り切れた人工知能はなかった。
先頃行われた英国の王立協会テストに挑戦したのは、ウクライナ人ユージーン・
デモシェンコ氏が開発した、その名もユージーン君、13歳の設定だ。
キーボードを通じた5分の会話で、30人の内10人が人間と間違えた。合格の
判定は30%以上、となっている事から、初の合格者となった。
実際にどのような対話がなされたか、残念ながら開示されていないため、懐疑的
な評価もあるようだが、着実に人工知能は進化している事は間違いないだろう。
コールセンターなどの業務は、人工知能が取って代わる日も近いと思うのは早計
だろうか。10年後位だと、十分あり得ると思うのだが。
宇宙旅行の時代には、このような技術は大変重要となるだろう。コンピューター
HAL9000が登場する「2001年宇宙の旅」のように。
日本語情報 wired, nikkei, itmedia, sankei 英語情報 independent, arstechnica
ユージーン君の初期版とされるHP(現時点アクセスはできない)
チューリング・テストについて wiki 2001年宇宙の旅について wiki
<ユージーン君>
<テキストチャットのイメージ>
動画:ニュース報道(2分弱)YT 動画:チューリング博士の言葉(1分)YT 動画:2001年 宇宙の旅 から HAL9000(1968年 約4分半)YT
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