ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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火星に向けて、再び探査ローバーが送り込まれるマーズ2020。次期ローバー
のデザイン発表が夏に行われたが、その探査の内容も明らかになっている。
<キュリオシティの設計を最大限利用したMARS2020のローバー>
最大の目的は、生命の発見 又は 痕跡の発見だ。専用のスキャンシステムとなる
PIXLを搭載する。分光計、レーザー、カメラを使い有機物や鉱物を調査する。
<生命探査のカギ PIXL:Planetary Instrument for X-ray Lithochemistry>
化学元素の特定、岩石や土壌のクローズアップ撮影できる。塩粒の表面が分かる
レベルの性能だ。ここに微生物の痕跡が見られるかもしれない。
ロボットアームに取り付けられ、X線を分析ターゲットに集中的に照射、物質の
蛍光特性を捉えて分析する。
<分析イメージ>
そして、次期計画へ向けた準備的な実験もプラスされている。酸素製造装置だ。
原料は大気の二酸化炭素。命に必須、ロケット推進剤にも使われ、重要資源だ。
<酸素製造装置のコア部 SOXE:solid oxide electrolysis>
更に、将来のサンプルリターンに向けて土壌を採取、火星上の地表に置いてくる。
次のステップで、回収ミッションが行われる事に期待を寄せる。
<土壌サンプルの入ったチューブ31本を入れる容器>
<サンプルイメージ:右側のパイプイメージのところで保管>
探査計画は、着々とリアルな宇宙時代を築きつつある。火星に向けた技術開発は、
ますます増えてくるだろう。日本も、何か喰い込んでいきたいものだ。
MARS2020 プロジェクトHP
酸素発生装置について pdf
動画:PIXLについて(5分弱)YT
動画:サンプル採取のCG(3分半)YT
動画:マーズ2037CG 有人探査(9分弱)YT
動画:マーズ2020ローバー開発現場(59分)YT
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