ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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宇宙開発が進む中、修理技術も重要な位置付けとなっている。軌道上で燃料切れ
になったり、故障発生になると、それで運用停止となる衛星は、数限りない。
それでは宇宙ゴミになるだけだ。再び燃料を充填したり、修理さえすれば、その
衛星は命を吹き返し、ミッションが続けられる。
RRM(Robotic Refueling Mission)と名付けられたプロジェクトは、幾つかの
ツールを開発する第1フェイズから、技術実証の第2フェイズに入っている。
ISS試験中の Visual Inspection Poseable Invertebrate Robot は、言わば
胃カメラのようなツール、直径1.2mmスコープカメラを有する。
<Visual Inspection Poseable Invertebrate Robot (VIPIR)>
このロボットは、遠隔でジョイステックで操作できるように設計され、ライト、
カメラも有し、軌道上のオペレータである宇宙飛行士の目となり、手となる訳だ。
<VIPIRによって検査を行うイメージ; JAXA>
-下に動画あり-
これら技術は、一つの修理衛星として纏められ、ISSから発射・放出されて、
故障衛星まで近づき、修理や燃料の再充填を実行する。
<修理衛星イメージ図>
このようなロボット技術は、日本の専売特許だったはずだ。海外勢に思うように
やられないで、日本からも新たな技術を持ち込もう。
動画:RRM 地上テストの様子(2分弱)YT
動画:軌道上での VIPIR デモの様子(2分半)YT
動画:MDA社 衛星修理・燃料再充填衛星 CG(1分半)YT
動画:RRM 開発ストーリー(7分弱) YT
動画:衛星修理用 双腕ロボット開発1(6分半)YT
動画:衛星修理用 双腕ロボット開発2(2分)YT
動画:大型ダンプの燃料補給ロボット(2分)YT
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新しい情報が、スキモノの間で駆け巡った。EMドライブの研究チームである、
<NASAワシントンの電気技術エンジニア Paul March>
曰く「研究で得られている写真類を公開したいと思っているが、まだNASAの
厳しいプレスリリース基準に満足していないので実現できていない」と始まる。
どうも論文発表は計画されているようだが、前触れ的なブログを公開した模様だ。
そこには、新たな事実が幾つか書かれている。
I will tell you that we first built and installed a 2nd generation,
closed face magnetic damper that reduced the stray magnetic fields in
the vacuum chamber by at least an order of magnitude and any Lorentz
force interactions it could produce.
I also changed up the torque pendulum's grounding wire scheme and
single point ground location to minimize ground loop current
interactions with the remaining stray magnetic fields and unbalanced
dc currents from the RF amplifier when its turned on.
This reduced the Lorentz force interaction to less than 2 micro-Newton
(uN) for the dummy load test.
(中略)
Current null testing with both the 50 ohm dummy load and with the
integrated test article rotated 90 degrees with respect to the TP
sensitive axis now show less than one uN of Lorentz forces on the TP
due to dc magnetic interactions with the local environment even when
drawing the maximum RF amp dc current of 12 amps.
簡単に纏めてしまうと、試験装置をアップグレード。第2世代装置を製作し、
推進力の測定装置も改善し(懸念されている)ローレンツ力干渉も1桁削減した。
<第1世代の供試体>
この後には、その他の影響因子、発熱影響による測定誤差を如何に少なくして
いるか、そういう測定装置も含む 第2世代装置の改良状況が書かれている。
そして、最後を締め括る言葉、
And yet the anomalous thrust signals remain...
つまり「それでもEMドライブの兆候は残っている」これが駆け巡った。その
大きさは未公表だが、理論的にはゼロになるはずが、そうではないと言ったのだ。
これにスキモノウォッチャーの目が張り付いた。まだ具体的は数値の発表はない
にも関わらず、期待は高まるばかりだ。(当ブログも著しくヒット数が上昇した)
果たして、情報の真偽はどうなのか。この技術開発のニュースには、必ず疑問符
が着いて廻る。もともと裏付けとなる理論が、まだ無いからだ。
しかし、新しい発見は、通説から離れたところで起きる。この技術もそうあって
欲しいと願い、挑戦者たちを見守りたい。
EMドライブ 実験ビデオサイト youtube
RF(電磁波)共振キャビティ推進装置 wiki
動画:ネット報道ニュース(4分)YT
動画:実験ビデオ[熱カメラ](3分)YT
動画:Paul March インタビュー(2006年 27分)YT
2014年9月に火星に到着した、探査衛星メイブン。火星の上層大気や太陽風
の観測を続けていた。ミッションは、大気揮発進化の調査だ。
<メイブンの火星探査イメージ>
火星の大気圧は、平均750パスカル。地球の100キロパスカルの1%未満と
いう低さだ。火星には海があったという痕跡から、大気があったとされている。
メイブンは何故大気が無くなったか、即ち何故揮発したか、その理由を解明する
ために計画された。そして、1年の観測の結果、その原因が解ったのだ。
それは些か驚愕の内容だ。太陽風、正確には太陽風という太陽からの極めて高温
で電離した粒子(プラズマ)が火星の大気を剥ぎ取ったというのだ。
<太陽風が火星大気を剥ぎ取るイメージ>
それは毎秒100gという数字。その25%が火星の上空から、残りの75%は
太陽から見ると裏側(夜側)から、流体の渦のような形で剥ぎ取られる。
<シミュレーション結果>
太陽と火星の距離は、太陽と地球の距離の約1.5倍。即ち、地球は火星以上に
太陽風の影響にさらされている。それを防いでいるのは、地球の磁場だ。
地球に良く似た衛星が発見されているが、この様な仕組みなしでは、大気が存在
できない。今一度、地球に感謝、生かされている命を大切にしようではないか。
動画:火星から大気が剥ぎ取られる様子(1分強)YT
動画:CNNニュース報道(2分弱)
動画:火星探査衛星メイブンのミッション(9分半 日本語)YT
動画:探査機メイブンの火星への道程(11分強)YT
真空の宇宙や、酸素が無い大気中で人間が活動するには、宇宙服が必須である。
しかし、その丈夫さと言えば、然程でもない。SF映画でも良くあるシーンだ。
穴が開くと、修復が必要となるが、のんびりやっている暇はない。その間に空気
が漏れる。穴が開かない丈夫な素材か、穴がいたら、瞬時に閉じる素材が必要だ。
そんな夢みたい、という素材が開発された。穴が空いた瞬間に、直ぐに閉じる。
映画のターミネーター2 アンドロイドT-1000の様だ。
<液体金属 T-1000 銃痕が直ぐに塞がる>
<液体金属ならぬ液体ポリマーという感じの物質 弾丸が貫いた瞬間>
素材はポリマー。実は、この素材は3層からなり、中間層が液体になっている。
穴が開くと、この液体が酸素に反応して固体化するのだ。
<中央の赤色液体部分が酸素と反応し固体化>
宇宙だけでなく、用途は広く考えられる。ボートやテント、機密が必要とされる
モノであれば、キット有効だろう。
宇宙服用材料は、いつ頃登場するだろう。危険だらけの宇宙空間、小さなデブリ
でも命取りとなるからだ。一日も早く実用化される事を期待したい。
当該論文 ACS Macro Letters link
開発大学(ミシガン大学)研究室HP
動画:実弾実験の様子(1分)YT
動画:初期の宇宙服のテスト(3分半)YT
動画:イリノイ大学 自己修復プラスチック(4分半)YT
動画:トクシキ 自己修復塗料(1分)YT
動画:映画 ターミネーター T-1000(2分)YT
火星探査は、最短の民間計画でも到着までに7ヶ月、NASAでは1年6ヶ月を
見込むという大きなチャレンジだ。
<火星探査 イメージ図>
これまでの宇宙開発の実績から思えば、かなりのハードルとも言える。少し冷静
になってきたのか、NASAから新しい計画が発表された。
火星探査の2030年代の前 20年代に月の軌道上に宇宙ステーションを造ろう
というものだ。この宇宙ステーションが、火星への出発地点となる訳だ。
<火星探査までの道筋>
そして、月の開発も視野に入れた。火星での活動を前提に、地球の支援を受けず
宇宙飛行士が活動するための新しい技術の開発を、試験場としての月で開発する。
更に、月の資源から燃料を製造し、火星へ向かうロケットに補給するアイデアも
出されている。実現すれば、地球からの機体重量が68%削減できる試算もある。
<月にガソリンスタンドを>
火星探査が少し遠のいた感もあるが、実際には現実度合いが増したと言えよう。
ロシアの協力、膨大な費用の捻出、数々のハードル、突破を期待したい。
NASAの計画書 pdf
動画:NASA 火星への探査旅行(2分半)YT
動画:火星へ向けての技術開発(10分半)YT
動画:火星探査 50年の歴史(4分)YT
動画:次世代宇宙カプセル オリオン開発の様子(9分強)YT
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