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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.8.8 VOL.6-16 magmag melma ***
  
  
  太陽系惑星や衛星には、水資源眠っている探査衛星などから、新しい事実
  次々と発見されているが、身近な衛星 もそうだった というのだ。
  
  見かけでは太陽と同じ大きさで、最も観測しやすい天体だが、望遠鏡を通した観測
  では、荒涼な砂漠に岩山が目立ち、永久影に 少しとして留まる程度とされていた。
  
  その後、 月の南極クレーター衛星を衝突させた実験や、採取された岩石の詳細分析
  などで、水の痕跡の発見が続き、予想以上に水が豊富という分析がされていた。
  
<アポロ11号採取の岩石:国立科学博物館展示分>
  
  そして最近の研究で、更に多くの水を保持していると分かってきた。それは、火山
  噴火で作られたガラス粒子の内部に、を閉じ込める形結晶化しているという。
  
  このガラス粒子の存在自体は、以前より発見されていたが、その分布が予想以上
  広がっている事が分かってきたのだ。
  
<ガラス粒子 直径0.1−0.2mmという微小サイズ>
  
<ガラス粒子の分布分析 豊富な部分−赤・黄色>
  
   
  水資源は、人類のこれからの宇宙探査のキーとなる。宇宙で水が得られれば
  地球より運び出す必要がないからだ。生命の基は、見かけだけでは分からない
  
  
  日本語情報 cnnnikkeibp
   
  
  動画:United News International 報道(1分)YT
  
  動画:月面採取の岩石より水の痕跡を発見(2010年 2分弱)YT
  
  動画:月面の水資源について(2013年 2分弱)YT
  
  動画:NASA 月面 水資源探査ロボット開発(2分弱)YT
  
 
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*** 2017.7.25 VOL.6-15 magmag melma ***
  
  
  天体観測でメタノールが発見されると、生命誕生や生命発見の期待が大きくなる。
  アミノ酸等の生物の材料にもなり、などの排泄物であったり、可能性は広がる
  
  地球外生命発見の期待高まる中、つい そんな風に考えがちだが、そんな思い込み
  があると、間違いや先走りになったりするので注意も必要だ。
  
  カッシーニが、土星の衛星 エンケラドスメタノールを発見した、というニュース
  があったが、そんなケースになってしまった。
  
<土星のE環の内側に位置する エンケラドス >
  
  その後の世界初となる地上からの観測・分析で、エンケラドスからの噴出物質が、
  化学反応を起こしメタノールを生成センシングされた という事が分りつつある。
  
<エンケラドス周辺のメタノール分布推定図 [中央部がエンケラドス]>
  
<地上観測に用いられた スペインIRAM 30m ミリ波望遠鏡>
  
  こういう研究が、より高い推定能力を持つことに繋がっていく。どうして、そんな
  データなのか より深い洞察が必要だ。一喜一憂する事無く、冷静に見ていきたい。
  
  
  日本語情報 astroarts1astroarts2
  英語情報 nam2017, sciencedailyastronomynow
  
  
  動画:NASA エンケラドスでの生命の可能性(2分強)YT
  
  動画:IRAM 30m ミリ波望遠鏡(6分弱)YT
  
  動画:土星系を進行するカッシーニ(4分弱)YT
 
*** 2017.7.11 VOL.6-14 magmag melma ***     
  
  
  火星調査が進むにつれ、人智を超えた情報が飛び込んでくる。やはり、宇宙は広い
  そんな感想が聞こえてきそうだ。
  
  話題になっているのは、火星上の大穴数百mとされるその大穴は、表面の二酸化
  炭素の氷が溶けているだけでなく、下の地面にえぐられたモノのようだ。
  
<話題の大穴 2017.3.25に撮影された>
  
<参考 2010年に撮影された 別の大穴 左直径310m 右180m>
  
  隕石衝突によるクレーター、或いは 何らかの理由地表が陥没、専門家には様々な
  意見が飛び交うが、このような氷床地帯直ぐに姿が変わり、特定は難しい
  
  火星南極での一コマだが、スイスチーズ地帯という名称を付けられる。大小様々な
  が見受けられるが、ほどんどが氷が溶けた跡のようだ。
    
  
  スキモノの中には、スターウォーズカークーンの大穴に準える輩もいる。想像は
  膨らむ一方だが、人類移住の後、スターウォーズのテーマパークにピッタリだ。
  
<カークーンの大穴 中に住むサーラックによる処刑場>
  
  
  日本語情報 tocana, natgeo  英語情報 sciencealertdailymail
  
  
  動画:Cosmos News 報道(3分弱)YT
  
  動画:Elysium山近くの別の大穴(1分)YT
   
  動画:スターウォーズ サーラックの一コマ(3分弱)YT
  
  動画:月にもある穴(4分半)YT
 
*** 2017.6.27 VOL.6-13 magmag melma ***
    
  
  火星と木星の間には、小惑星帯と呼ばれる 多くの小惑星が分布するところがある。
  総数は数百万個とも推定され、100kmを超えるものでも220個も存在する。
 
<小惑星帯 アステロイドベルト>
  
  そこに、長径279km 小惑星帯では13番目の大きさとなる、プシケという名
  の小惑星5年の公転周期で太陽を回っている。
 
<小惑星プシケ 想像図>
 
  プシケ高純度の鉄とニッケルからなる金属天体とされ、有望な資源との期待高く
  探査を計画中だが、到達ルートを短くするため 1年早め2022年発射となった。
 
  2026年に到着、約20ヶ月を掛けて、小惑星地図を作成物質の分析等を実施
  する。徐々に接近し、それぞれで科学的な調査も行う。  
 
<探査衛星 サイキ 綴りは Psyche で プシケ[ラテン語]と同じ>  
<小惑星プシケへの接近計画:徐々に内へ>
 
  有望資源として、世界経済全体の1000倍以上もの価値があるとの試算もある様
  だが、探査の狙いは、金属天体としての云われにある。
 
  核部がむき出しとなった状態は、当時存在した ある惑星の中心部分が なんらかの
  理由で飛び出したとの推定があり、プシケ探査は、地球の核部調査にも匹敵する。
 
 
 
  この探査衛星サイキ衛星プラットフォームとして、100回以上ものミッション
  を成功させているという優れもの。また一つ、謎を解いて欲しいものだ。
 
 
  日本語情報 excite  英語情報 asu, spaceflightnow, sslmdanasa
  小惑星 プシケについて wiki
  開発会社(Space Systems Loral社) HP
  
  
  動画:小惑星プシケに接近する探査機サイキCG(2分弱)YT
   
  動画:小惑星プシケの表面凹凸(36秒)YT 
  
   動画:小惑星プシケの誕生に関して(13分強)YT
   
  
*** 2017.6.13 VOL.6-12 magmag melma ***
   
  
  近接映像とは、かくも違うものか。世界の研究者が驚いた 木星観測衛星 ジュノー
  の観測映像。そこには、これまで見えなかった世界が展開されていた。
  
  例えば南極、そもそも地球からは見えないこんなに渦が多く発生しているとは、
  誰も想像していなかった。大赤斑のような大きな渦の中にも多数の渦が見られる。
  
<木星南極  5.2万km地点:最大直径1千kmものサイクロンが写る>
<木星北極 19.5万km地点:南北で随分とイメージが異なる>
<大赤斑 中には小さな渦が無数に見られる>
− 参考:ボイジャー1号の大赤斑 撮影映像 −
  
  そして新たな謎も生まれた。これらの渦、簡単に言えば台風 又は サイクロンは、
  安定しているか直ぐ消えるか、また 何故 南極・北極で見た目が違うのか 等だ。
  
  マイクロ波計測では、雲の層構造を観測赤道付近では、下方まで到達しているが、
  他の緯度・縞では、違う構造に進化していると事も分かってきた。
  
<あきらかになった木星の構造図>
<雲の層断面 赤道部とそれ以外に違いが>
  
  また、磁気観測でも新しい事実が出て来ている。木星磁場は、太陽系で最大である
  事は知られるが、その想定よりも大きく均一ではなく強弱がある結果だった。
  
  
  地球と比べ直径11倍質量317倍太陽系で最大惑星の木星。そのイメージは、
  根底から覆りあらたな研究対象となった。やはり、宇宙探査は重要なテーマだ。
  
  
  日本語情報 astroarts, nikkeibpcnn  英語情報 spacedailyamericaspace
  
  動画:NASA講演 木星観測衛星 ジュノー の成果(1時間8分)YT
  
  動画:ジュノーによる木星近接の連続映像(2分弱)YT
  
  動画:ジュノーによる木星赤外線探査(1分半)YT
  
  
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