ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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太陽系の惑星や衛星には、水資源が眠っている。探査衛星などから、新しい事実が
次々と発見されているが、身近な衛星 月もそうだった というのだ。
見かけでは太陽と同じ大きさで、最も観測しやすい天体だが、望遠鏡を通した観測
では、荒涼な砂漠に岩山が目立ち、永久影に 少し氷として留まる程度とされていた。
その後、 月の南極クレーターに衛星を衝突させた実験や、採取された岩石の詳細分析
などで、水の痕跡の発見が続き、月は予想以上に水が豊富という分析がされていた。
<アポロ11号採取の岩石:国立科学博物館展示分>
そして最近の研究で、更に多くの水を保持していると分かってきた。それは、火山
噴火で作られたガラス粒子の内部に、水を閉じ込める形で結晶化しているという。
このガラス粒子の存在自体は、以前より発見されていたが、その分布が予想以上に
広がっている事が分かってきたのだ。
<ガラス粒子 直径0.1−0.2mmという微小サイズ>
<ガラス粒子の分布分析 豊富な部分−赤・黄色>
月の水資源は、人類のこれからの宇宙探査のキーとなる。宇宙で水が得られれば、
地球より運び出す必要がないからだ。生命の基は、見かけだけでは分からない。
動画:United News International 報道(1分)YT
動画:月面採取の岩石より水の痕跡を発見(2010年 2分弱)YT
動画:月面の水資源について(2013年 2分弱)YT
動画:NASA 月面 水資源探査ロボット開発(2分弱)YT
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天体観測でメタノールが発見されると、生命誕生や生命発見の期待が大きくなる。
アミノ酸等の生物の材料にもなり、菌などの排泄物であったり、可能性は広がる。
地球外生命発見の期待高まる中、つい そんな風に考えがちだが、そんな思い込み
があると、間違いや先走りになったりするので注意も必要だ。
カッシーニが、土星の衛星 エンケラドス にメタノールを発見した、というニュース
があったが、そんなケースになってしまった。
<土星のE環の内側に位置する エンケラドス >
その後の世界初となる地上からの観測・分析で、エンケラドスからの噴出物質が、
化学反応を起こしメタノールを生成、センシングされた という事が分りつつある。
<エンケラドス周辺のメタノール分布推定図 [中央部がエンケラドス]>
<地上観測に用いられた スペインIRAM 30m ミリ波望遠鏡>
こういう研究が、より高い推定能力を持つことに繋がっていく。どうして、そんな
データなのか より深い洞察が必要だ。一喜一憂する事無く、冷静に見ていきたい。
日本語情報 astroarts1, astroarts2
動画:NASA エンケラドスでの生命の可能性(2分強)YT
動画:IRAM 30m ミリ波望遠鏡(6分弱)YT
動画:土星系を進行するカッシーニ(4分弱)YT
火星調査が進むにつれ、人智を超えた情報が飛び込んでくる。やはり、宇宙は広い
そんな感想が聞こえてきそうだ。
話題になっているのは、火星上の大穴。数百mとされるその大穴は、表面の二酸化
炭素の氷が溶けているだけでなく、下の地面にえぐられたモノのようだ。
<話題の大穴 2017.3.25に撮影された>
<参考 2010年に撮影された 別の大穴 左直径310m 右180m>
隕石衝突によるクレーター、或いは 何らかの理由で地表が陥没、専門家には様々な
意見が飛び交うが、このような氷床地帯は直ぐに姿が変わり、特定は難しい。
火星南極での一コマだが、スイスチーズ地帯という名称を付けられる。大小様々な
穴が見受けられるが、ほどんどが氷が溶けた跡のようだ。
スキモノの中には、スターウォーズのカークーンの大穴に準える輩もいる。想像は
膨らむ一方だが、人類移住の後、スターウォーズのテーマパークにピッタリだ。
<カークーンの大穴 中に住むサーラックによる処刑場>
動画:Cosmos News 報道(3分弱)YT
動画:Elysium山近くの別の大穴(1分)YT
動画:スターウォーズ サーラックの一コマ(3分弱)YT
動画:月にもある穴(4分半)YT
火星と木星の間には、小惑星帯と呼ばれる 多くの小惑星が分布するところがある。
総数は数百万個とも推定され、100kmを超えるものでも220個も存在する。
<小惑星帯 アステロイドベルト>
そこに、長径279km 小惑星帯では13番目の大きさとなる、プシケという名
の小惑星が5年の公転周期で太陽を回っている。
<小惑星プシケ 想像図>
プシケは高純度の鉄とニッケルからなる金属天体とされ、有望な資源との期待高く、
探査を計画中だが、到達ルートを短くするため 1年早め2022年発射となった。
2026年に到着、約20ヶ月を掛けて、小惑星地図を作成、物質の分析等を実施
する。徐々に接近し、それぞれで科学的な調査も行う。
<探査衛星 サイキ 綴りは Psyche で プシケ[ラテン語]と同じ>
<小惑星プシケへの接近計画:徐々に内へ>
有望資源として、世界経済全体の1000倍以上もの価値があるとの試算もある様
だが、探査の狙いは、金属天体としての云われにある。
核部がむき出しとなった状態は、当時存在した ある惑星の中心部分が なんらかの
理由で飛び出したとの推定があり、プシケ探査は、地球の核部調査にも匹敵する。
この探査衛星サイキ、衛星プラットフォームとして、100回以上ものミッション
を成功させているという優れもの。また一つ、謎を解いて欲しいものだ。
小惑星 プシケについて wiki
開発会社(Space Systems Loral社) HP
動画:小惑星プシケに接近する探査機サイキCG(2分弱)YT
動画:小惑星プシケの表面凹凸(36秒)YT
動画:小惑星プシケの誕生に関して(13分強)YT
近接映像とは、かくも違うものか。世界の研究者が驚いた 木星観測衛星 ジュノー
の観測映像。そこには、これまで見えなかった世界が展開されていた。
例えば南極、そもそも地球からは見えない、こんなに渦が多く発生しているとは、
誰も想像していなかった。大赤斑のような大きな渦の中にも、多数の渦が見られる。
<木星南極 5.2万km地点:最大直径1千kmものサイクロンが写る>
<木星北極 19.5万km地点:南北で随分とイメージが異なる>
<大赤斑 中には小さな渦が無数に見られる>
− 参考:ボイジャー1号の大赤斑 撮影映像 −
そして新たな謎も生まれた。これらの渦、簡単に言えば台風 又は サイクロンは、
安定しているか、直ぐ消えるか、また 何故 南極・北極で見た目が違うのか 等だ。
マイクロ波計測では、雲の層構造を観測、赤道付近では、下方まで到達しているが、
他の緯度・縞では、違う構造に進化していると事も分かってきた。
<あきらかになった木星の構造図>
<雲の層断面 赤道部とそれ以外に違いが>
また、磁気観測でも新しい事実が出て来ている。木星磁場は、太陽系で最大である
事は知られるが、その想定よりも大きく、均一ではなく強弱がある結果だった。
地球と比べ直径11倍、質量317倍、太陽系で最大惑星の木星。そのイメージは、
根底から覆り、あらたな研究対象となった。やはり、宇宙探査は重要なテーマだ。
動画:NASA講演 木星観測衛星 ジュノー の成果(1時間8分)YT
動画:ジュノーによる木星近接の連続映像(2分弱)YT
動画:ジュノーによる木星赤外線探査(1分半)YT
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