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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2016.11.16 VOL.5-23 magmag melma ***
  
  
  火星探査前哨基地として、にも注目が集まっているが、ながらく謎とされた
  月裏側クレーター 東の海 の起源について、新しい説が提案された。
  
<東の海 3重リングが特徴>
  
<重力分布で色分けした 東の海>
  
  それは2012年末に運用を終えた、重力分布を詳細に調べるため2基ペア
  で投入された NASA探査衛星グレイルデータ解析による。
  
<GRAIL(Gravity Recovery and Interior Laboratory)>
  
  多くの探査衛星が飛び交っているが、データ解析には時間が掛かる訳だ。漸く、
  データ分析、重力値を始め地下構造までも分析、クレータ発生状況が見えてきた。
  
  シミュレーションなど駆使し、分かってきたのは、直径64kmほどの小天体が、
  毎秒14.4km衝突直径320kmから480kmクレータを形成した。
  
  大きさは、現在残っている内側2つのリングの中間的な数値だ。つまり、現在の
  3重リングは、その後に形成されたのだ。
  
  衝突の後地殻反動で上昇熱く溶けた岩石は、亀裂やズレを引き起こして、
  高さ数キロの崖となり、現在の外側2つリングになったというのです。
  
  もう一つの内側リングは、別過程を辿ります。衝突部分は、地殻が跳ね返り外側
  へ伝播中央部は平らとなる。外側流れた地殻は、リングとなる訳です。
  
  これらの過程は、なんと数分の内に完了したという。規模感としては、簡単には
  信じられないレベルだが、宇宙の壮大さに驚くばかりだ。
  
  
  これら解析により、他の太陽系にある惑星などのクレーター形成の分析が進むと
  言う訳だ。太陽系誕生の謎、地球誕生の謎に一歩でも近づいていきたいものだ。
  
  
  日本語情報 moonstation, pc.watchjiji  英語情報 browneoportal
  グレイル wiki  関係論文 pdf1pdf2
  
  動画:東の海 インパクトシミュレーションCG(2分)YT
  
  動画:グレイルによる東の海(2分)YT
  
  動画:かぐやによる東の海(2分弱)YT
  
  動画:グレイルプロジェクトについて(3分半)YT
  
  動画:グレイルによる重力地図(1分)YT
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*** 2016.11.01 VOL.5-22 magmag melma ***
  
  
  秋の夜長、天空を見上げて、幾つ星があるのだろうかと思われる事もあるだろう。
  宇宙に存在する銀河の数如何に数えるか。実は、天文学では難題だ。
  
  荒っぽい説明だが、全天の明るさを、ひとつの銀河が発する光の量から、銀河の
  数を推定している。考え方としては理解できても、実際どうだろう。
  
  実際の全天の明るさは、太陽光や大気の反射などに由来、正確な計測が難しく、
  パイオニア10/11とのデータ照合が進み、最近分かってきたばかりという。
  
  一方、新しい数え方も開発中だ。ハッブル等が撮影した画像3次元化新しい
  数学モデルも駆使、観測不可な宇宙の銀河数も推定できるようになってきた。
  
<ハッブル撮影による深宇宙の銀河 1万個が写り込む>
  
  それによると、これまでは2000億個と推定されていたところ、なんと10倍
  2兆個にもなるという。想像もつかないが、星の数となると、この数百億倍だ。
  
<ハッブル等の撮影画像を3次元化したものの一部>
<ハッブル等の撮影画像を3次元化したものの全体像>
  
  専門的には、700セクスティリオン10の21乗の700倍という意味だ。
  因みに、セクスティリオンは日本語で十垓 というそうだが、途方もない数だ。
  
  
  恒星の数が、これだから惑星となると、想像も付かない人類の発生確率が推定
  できれば、宇宙人のいる確率も分かるというもの、誰かやってみて欲しいものだ。
  
  
  日本語情報 gizmodo, engadget, cnn  英語情報 newatlasastronomynow
  星の数の数え方 link  名古屋大学:松岡 良樹 特任助教 pdf
  
  
  動画:マッピング衛星 Gaiaの機能(4分半)YT
  
  動画:天の川のマッピング方法(3分弱)YT
  
  動画:天の川の3次元マップ作成について(12分)YT
        
  動画:TED 宇宙の3次元地図作成について(7分弱)YT
  
*** 2016.10.18 VOL.5-21 magmag melma ***
  
  中国南西部に位置する貴州平均高度1000m年間降水量1000mm以上
  という山岳の地に、直径500mにもなる電波望遠鏡がお目見えした。
  
<電波望遠鏡:FAST(Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope)>
  
  これまで最大とされたプエリトリコアレシボ天文台 直径305mを遥かに凌駕、
  視野角として2倍にもなり、探査能力10倍とも言われる。
  
  鏡面は4450枚にも及ぶ金属メッシュの三角形パネルで構成され、油圧で方向
  を変更できる装置が備えられている。
  
<裏から観た様子>
  
  出来る限り電磁波や光の影響を排除するために、周囲の半径5km圏内の住民は、
  移住を余儀なくされたとも伝わる。中国政府の力の入れようは並々ならない
  
  
  地球外生命体の探索にも貢献することが期待される。成果がでれば、間違いなく
  天文学会の雄となろう。果たして、世界協力で観測できるだろうか
  
  
  日本語情報 gigazineafpbb  英語情報 xinhuanet, cnndailygalaxy
  
  
  動画:China Icons 開発ドキュメンタリー(15分)YT
  
  動画:NTDTV ニュース報道(日本語 1分半)YT
  
  動画:Wochit ニュース報道(1分強)YT
  
  動画:施設建設の一コマ(2分)YT
*** 2016.10.04 VOL.5-20 magmag melma ***
  
  
  太陽系で、水の存在が想定されている衛星は、木星のエウロパガニメデ土星
  のエンケラドスタイタン海王星のトリトン。そして惑星天王星海王星だ。
  
  水が存在するというのは、氷でもなく蒸気でもない液相の水と言う意味で、
  氷となると火星水星も入ってくる。
  
  あるだろう、から、あるという確証には、観測結果が必要だ。NASAによると
  木星のエウロパに、新たな観測結果が得られ、水の存在確度が高まった
  
<観測結果 ちょっと粗いデータだが>
-エウロパ(画像は合成)間欠泉らしきもの 左下7時方向の白い山の部分-
  
  画像は、2014年ハッブル宇宙望遠鏡によるものだ。白い山のような部分は、
  上空200kmに到達し、10回の観測の中で、3回確認された。  
   
<小さな間欠泉の想像図>
  
  2013年にも観測されており、更なる精査が求められる。土星のエンケラドス
  に続いて2つ目のケースとなり、お決まりの生命体の存在にも思いが馳せられる。
   
<2013年 発表時のイメージ図>
<エンケラドスの間欠泉の様子:カッシーナ映像>
  
  新しい観測機器の投入で、少しづつではあるが、宇宙の理解が深まっていくのは、
  大変素晴らしい。そろそろ知的生命体ともコンタクトが期待できるかもしれない。
  
  
  日本語情報 astroarts, nikkeibpgigazine  
  英語情報 space, nationalgeographichubblesite
  
  
  動画:NASA報道(2分強)YT
  
  動画:スミソニアン講演会 NASAのエウロパ探査(1時間強)YT
  
  動画:NASA エウロパの海について(4分強)YT
  
  動画:NASA エンケラドスの間欠泉について(2分弱)YT
*** 2016.9.20 VOL.5-19 magmag melma ***
  
  ホットコア生まれたばかりの星を繭のように包む暖かい分子の雲の事だ。炭素、
  窒素、酸素等が集まった分子雲と呼ばれる極低温状態が、暖められたガス状態だ。
  
  星の誕生過程において、初期に見られる。チリが集まり星の核となり、その周り
  に分子雲ができ、星の核温かくなってくると、分子雲ホットコアとなる。
  
<原始星周囲のイメージ図 中央部やや黒い円環 ガスの繭がホットコアだ>
  
  このホットコア炭素、窒素、酸素等分子化されている。それは、様々な分子、
  一酸化炭素有機分子生命の誕生に欠かせない分子が含まれる。
  
  これまで、観測対象も少なく、技術の限界から、天の川探査に限られていたが、
  初めて天の川以外の銀河の観測に成功し、大マゼラン星雲に見つかった。
  
<大マゼラン星雲:南天にあり日本からは見えない>
  
  その距離16万光年という遠い存在に、アルマ望遠鏡を用いて日本の研究チーム
  が成し遂げた快挙だ。更に組成が、天の川のモノと大きく異なる事も分かった。
  
<大マゼラン雲のホットコア イメージ図>
  
  見つかったST11という生まれたばかりの星の電波放射観測の結果では、固体
  微粒子(ダスト)、二酸化硫黄一酸化窒素ホルムアルデヒド他が検出された。
  
<観測結果事例>
  
  天の川ホットコアに比べると、メタノールホルムアルデヒドイソシアン酸
  という分子が非常に少なく進化段階での氷の生成過程が影響しているという。
  
  
  これが両銀河の一般的な差に繋がるかどうかは、更なる研究、観測が必要だが、
  誕生する生物に違いがあるかもしれない。どんな宇宙人の世界があるのだろうか。
  
      
  日本語情報 astroartsalma
  発表論文(The Astrophysical Journal) link
  大マゼラン星雲について wiki
  
  
  動画:大小マゼラン星雲ツアー(5分弱)YT
  
  動画:マゼラン星雲の最新情報に迫る(20分弱)YT
  
  動画:アルマ天文台紹介(4分弱)YT
  
  動画:70億年後の夜空 天の川の変化(19秒)YT
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