ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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ケンタウルス座近くに位置するプロキシマ・ケンタウリ。残念ながら、南天付近
のため沖縄まで行かないと見ないが、視等級約11等と低く 肉眼では見えない。
<太陽から4.25光年にある プロキシマ・ケンタウリ:ハッブル宇宙望遠鏡>
<ケンタウルス座α星 3重連星を構成する星の一つ 下にプロキシマ>
この星に新たに惑星が見つかり、プロキシマbと命名されたが、この星が地球に
よく似た星ではないかという分析だ。
<プロキシマb想像図>
重さは地球の1.3倍程度、公転周期は11日と、かなり早い。即ち、中心の太陽、
プロキシマ・ケンタウリとの距離が近く、太陽と地球との距離の5%に過ぎない。
それでは焼けてしまうのでは、と思われるが、プロキシマ・ケンタウリ自身が、
大変暗い星で、熱エネルギー放出量も少ないため、水の存在も期待できるという。
一方、フレアが強く、X線は地球の400倍と見積もられており、実際には生存
するのはかなり難しそうではある。
先日ホーキング博士が、ケンタウルス座α星に向けて、探査機を送り込むという
壮大なプロジェクトの発表があった。きっとプロキシマbへも足を延ばすだろう。
関係 blog link
プロキシマ・ケンタウリについて wiki
動画:AFP報道 プロキシマb発見(4分半)YT
動画:発表記者会見(10分弱)YT
動画:ホーキング博士 スターショットプロジェクト(2分強)YT
動画:プロキシマ・ケンタウリへの旅CG(1分弱)YT
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宇宙の起源を論じる宇宙論、コスモロジーの歴史は長い。紀元10世紀頃より、
古代インドでは、無からの発生、といった宇宙生成論があったそうだ。
<古代インドの宇宙 世界は大蛇と亀、その上の象によっり支えらる>
近年のビッグバン理論は、1927年に提唱され、その後の宇宙観測技術の進展
により、宇宙が加速膨張しているという観測がなされ多数派となった。
<ビッグバン理論のイメージ図>
あくまで理論的アイデアの百家争鳴の世界だが、量子力学を用いた数理モデルを
構築した、新しい仮説が提唱された。
解いてみると、宇宙の起源はビッグバン理論の特異点は現れず、収縮状態の古い
宇宙が現れたのだ。ビッグバンではなく、ビッグバウンス(跳ね返り)だった。
<ビッグバウンス理論のイメージ図>
一つの前提があり、初期宇宙では全てが限りなく小さく、原子から宇宙全体まで、
同じ物理法則が働く コンフォーマル・シンメトリー の量子世界が仮定される。
結果として、宇宙論の一つであったビッグバウンス理論を、量子力学で裏付けた。
更に、宇宙の摂動(ゆらぎ)の起源にも量子力学の適用を試みていると言う。
コンピュータが飛躍的に向上した今、モデル化できればシミュレートは容易い。
観測技術と相まって、どこまで宇宙の真像に近づけるか、楽しみな時代だ。
日本語情報 wired 英語情報 sciencealert
ビッグバン理論について wiki
ビッグバウンス理論について wiki, nikkei-science
動画:王立ロンドン大ニュース報道(1分強)YT
動画:時間と空間の以前には(3分半)YT
動画:ビッグバン以前には何が(1時間強)YT
動画:ビッグバンから現在まで(1時間半)YT
最新の天文観測装置が、新たなる宇宙像を提供しつつある。南アフリカの地で、
建設中の電波望遠鏡、ミーアキャットが見つけた世界だ。
<電波望遠鏡ミーアキャットの一部>
現在、直径13.5mのパラボラアンテナ16基が並ぶ。最終的には、64基を
並べ、約130m四方の集光面積を誇る施設となる。
現状の16基を用いての観測結果で、これまで、70個の銀河しか見つけられて
いなかったエリアで、なんと、1300個もの銀河が発見できたというのだ。
<ミーアキャット観測の一部:丸印が従来観測での銀河>
また、2億光年離れた巨大ブラックホールの撮影にも成功し、2017年の後半
の64基完成に、更なる期待が掛かっている。
<2億年離れた巨大ブラックホール:高速粒子のジェットを噴出している>
専門家によると、同じ領域をハッブル望遠鏡で観測すれば、恐らく何十万個もの
銀河が見えるハズという。可視光の方が良く見えるからだ。
逆に電波望遠鏡の強みは、活発な電波銀河、例えばブラックホールの観測に最も
適している。ブラックホールは、塵に覆われ、見えない事が多いからだ。
現在でも素晴らしい成果を上げ始めたミーアキャットだが、オーストラリアにも
広げるスクエア・キロメートル・アレイ(SKA)計画もある。楽しみが増える一方だ。
英語情報 space
ミーアキャットについて wiki
SKA(Square Kilometre Array)について wiki
SKAとミーアキャット PDF
動画:アフリカニュース報道 (1分強)YT
動画:SKAプロモーションCG(2分半)YT
動画:南アでのSKA(ミーアキャット)について(23分弱)YT
動画:SKAの天文学的解説(3分強)YT
宇宙旅行には火星に注目が集まる中、研究分野では、他の衛星探査も進んでいる。
2011年8月に打上げられた木星探査機ジュノーが、目的の軌道に投入された。
<ジュノーの木星到着イメージ図>
<木星までの軌跡:左下が木星・ジュノー>
これから20ヶ月・37周回で、内部構造や大気、磁場などを観測する予定だが、
第一弾として、430万Km地点からの初映像が送られてきた。
<まだまだ遠いが、ファースト・ショット>
関係者では、上手く作動してくれた事は、木星の過酷な放射線環境に耐え抜いて
くれたお陰、との喜びをコメントを発する。その機能は、正しく最先端だ。
・太陽電池の衛星ミッションで、最も地球から遠い探査機
(これまでは原子力電池。省力化と太陽電池性能向上の賜物)
・木星の放射線帯中心部で稼働可能な、観測機器を守るチタン製収納室の採用
・毎秒約58kmという、これまでで最速で惑星周回軌道に突入
・木星の観測史上、最も高解像度画像の撮影
<電子機器・基盤を取り囲む約1cmのチタン壁>
最初の高解像度画像は、8月末に予定される。火星のように、多くの未知映像が
送られてくるだろう。数々の新しい発見を期待したい。
英語情報 huffingtonpost, spaceflight101
動画:ジュノーの木星探査について(2分強)YT
動画:ジュノーの設計について(2分強)YT
動画:ジュノーの太陽光発電(2分弱)YT
動画:ジュノーの太陽光発電 開発ストーリー(2分半)YT
地球の衛星と言えば、月だけ。そう思っている人も多いだろう。ところがである、
もう一つ発見されたというニュースが飛び交った。
そんなの見た事ない、という声が聞こえてきそうだが、発見されたのは、本年の
4月、仮名称は2016H03(2016年に3番目発見)という小惑星だ。
<発見した Pan-STARRS1:小惑星探索天文台@ハワイ>
この小惑星は、太陽を中心として公転しているが、その周期が地球と同じである
ために、地球にひかれて衛星化しているようだ。正確には、準衛星と呼ばれる。
<地球と2016H03の関係図:中央 太陽, 青 地球, 黄 第2の月>
ほぼ100年こういう状態を維持しており、これから何世紀も地球に添い続ける
だろうと、と専門家がコメントしている。
大きさは、直径40mから100mと見られているが、まだよく分かっていない。
地球との距離は、月との距離の38倍から100倍の位置にいる。かなり遠い。
これまでにも、2006RH120という小惑星など、幾つかの小惑星が準衛星
となった時期があったが、今はいずれも離れて行った。
地球近傍の天体も、まだまだ未知のエリアだ。小惑星は小さく、太陽光の反射が
弱く、見つけ難い。空間を漂う探査ロボット的な衛星を打上げてはどうだろう。
動画:軌道シミュレーション(1分)YT
動画:2006RH120について(3分弱)YT
動画:Near Earth 小惑星確保計画(1分半)YT
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