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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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  火星への無人・有人探査計画が着々と進んでいる。米国、ロシア、中国、そして
  インドも無人探査機を送りこみ、有人計画も着々と進む。

  この程、NASA公募した火星住居の選考結果が発表となった。200以上の
  応募に、見事 最優秀プランは、六角形ブロックをベースとした組合せ住宅だ。

  その名もQueen Bバイオシールドを意味し、放射線から居住空間を
  守るためパネルには劣化ウランを用いる。透過率は2cmで1/1000以上だ。

<2ベッドルーム、2バスルーム、1キッチン+α>
<ベッドルーム>
  
  
  夜間 -80度 の環境でも問題ない様、保温にも重点が置かれ、砂嵐や突風にも
  耐えうる様、頑丈な構造を有した。

  直径約5mの円に内接する六角ブロックを組合せは、最も効率的に空間を確保。
  即ち、得られる空間に対し、外表面積を最小にする事で放熱量を減らせる訳だ。

  また六角ブロックを採用することで、組合せた住居はハニカム構造となり、高い
  構造強度も得られる。四角ブロックよりも優れている。

  更に、は重要なファクターだ。飲料水でもあり、発電用の蒸気ともなる。その
  貯蔵にも工夫を凝らす。

  
  実現には火星素材で住居を造る、そういう技術が必要だ。植物が存在しない世界
  では、土壌が有力候補となる。既に開発も着手され、後は実際にやるだけの様だ。

<月面での3Dプリント建設工事>

  日本語情報 kenplatz3Dプリンタ 3Dプリント建設技術 gigazine
  英語情報 thingiversewordlesstech

  これまでの火星探査機リスト link
  宇宙探査の現状 JAXA('14.4) pdf
  3Dプリント技術:試作製作会社(MakerBot社)HP
  3Dプリント技術:実住居建設技術(南加大)HP
  公募サイト HP
  火星について HP


  動画:ニュース報道(約1分)YT

  動画:月面での3Dプリント建設工事イメージ(2分)YT

  動画:火星住居 3Dプリンティング技術の開発(約3分半)YT

  動画:NASA 教育講座 火星での生活(約1時間半)YT
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***
  日本の 探査機はやぶさ 打ち上げが03年5月05年9月小惑星 イトカワ
  に到着、土壌サンプル採取、10年6月に無事帰還した。

  実は はやぶさ に続き、04年3月、欧州では 探査機 ロゼッタ を打ち上げた。
  目的地 チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P) に目掛け10年、遂に到着した。

  ロゼッタも彗星の土壌サンプルを回収し、帰還する事を目的としており、11月
  11日に実施される模様だ。それは、着陸探査機 フィラエ により行われる。

  十分な表面探査の後、最適地を選定し100kgフィラエ を彗星本体へ降下。
  3本脚を出して表面に着陸・固定される。彗星着陸は、世界初の快挙だ。

  彗星上では、パノラマ映像の撮影、土壌サンプル採取・分析、地表面並びに表面
  直下の温度測定、X線撮影 などを行う予定だ。

  パノラマ撮影用には、7台のカメラが設置される。加えて、下方撮影用に1台が
  ある。着陸中の映像、着陸後の近接カメラとして、表面映像を取得する。

  採取用ドリルは、最大深さ23cmまで掘れる。深さの違うサンプルを採取する。
  また 消費電力 数ワットという超省エネ、通常ドリルの100分の1程度だ。

    
  送られつつある彗星67Pの映像、想像された形と随分違っているのが興味深い。
  これからの発見にも大いに期待が膨らむところだ。


  日本語情報 wirednationalgeographic
  英語情報 telegraph, discovery1, discovery2space
  ロゼッタについて wiki フィラエについて nasa
  ロゼッタ HP
  ロゼッタ・フェラエ搭載機器 pdf
  土壌サンプル採取ドリルシステムについて aeropdf


<ロゼッタとフェラエ>
<彗星に着陸したフェラエ>
<チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)>

   動画:ニュース報道(2分強)link
    

   動画:フェラエの着陸CG(3分弱)YT
    

   動画:彗星上の着陸候補地点CG(1分弱)YT
    

   動画:小惑星探査機「はやぶさ」(約15分)YT
    
*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.29 VOL.3-15*

  小惑星を捕獲し鉱物資源として利用する、地球ニアミス小惑星の軌道を修正し、
  月周回の軌道へ方向転換させる、そんなNASA計画が昨年発表されていた。

  検討されている内容は、小さな小惑星を丸ごと捕獲する計画と、大きな小惑星の
  一部を回収する計画の2つ。且つ、その両方とも、月周回軌道へ方向転換させる。

  SF映画を彷彿とさせる内容に賛否があった模様だが、今年3月には、民間から
  提案募集を開始、この程、選考結果が公開され、SFも現実の一歩を踏み出した

  予算の付いたスタディは20案件。それぞれが、NASAが提案するコンセプト
  の実現性を、実際に技術検討して具体策を出していく。半年の計画だ。

  捕獲技術では、コンセプト目玉の一つ、膨張式捕獲技術一部の塊を小惑星から
  回収するアーム掴み手技術空気式での一部塊を取り上げる技術などだ。

  方向転換技術は、開発済みの宇宙船の要素技術を、如何にミッションに合う様に
  低コストで改良するか、推進装置太陽光発電装置通信装置等に焦点が当たる。

  そして見逃せないのは、これら技術は、小惑星から地球を守る技術に止まらせず、
  更なる月探査、火星探査への一つのステップになる事を狙っている事だ。

  
  正に宇宙開発はDeep Spaceに入ろうとしている。2019年に第一弾
  直径10m程度の小惑星を月軌道へ持ち込む。中継衛星も飛ばして欲しい。


  日本語情報 sankeiresponse 英語情報 nasaneomatica
  NASA 小惑星関連プロジェクト HP
  NASA 小惑星リダイレクト・ミッションについて wiki, NASA pdf


<小惑星捕獲衛星に有人機がランデブー>


<宇宙飛行士による小惑星の鉱物採取>


  動画:小惑星捕獲・リダイレクト コンセプトCG(5分弱)YT
  動画:小惑星での宇宙飛行士作業訓練の様子(約3分)YT
  動画:小惑星 探査衛星OSIRIS-REx(2分半強)YT
  動画:小惑星プロジェクト 最新状況会見(80分強)YT
  動画:小惑星のFactとSF(子供向け 約4分半)YT
*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.15 VOL.3-14*

  アマゾンが商品を配達する技術として、無人コプター開発を始めているニュース
  はご存じだろう。その他、軍事用は勿論、いろんな分野で開発が進んでいる。

  その技術を、火星への探査機着陸へ応用しようと開発が始まった。火星の大気は、
  地球上の100分の1程度と極めて薄い。本当に飛べるのか、最大の課題だ。

  大気圧も重要だが、重力も大きなファクターだ。火星の重力は、地球の3分の1
  と小さく、必要となる揚力も3分の1で済むが、揚力不足を補える訳ではない。

  即ち、薄い大気中で効率よく揚力を発生させるローターの開発、機体重量を大幅
  に削減するコンポジット技術軽量な駆動系の開発など、課題が山積している。

  NASAでも予算を付け始めたが、今回のニュースは、先行するEUでの開発に
  関してだ。火星着陸を精度良く、安全に行う事ができる技術を目指す。

  EUでは、コンセプトを実験機として開発し、それに探査機のモデルを抱えさせ
  地上で飛行試験を行ない、地上10mの高さから無事、探査機を地上に下ろした。

  一方、これまでに火星表面の探査用として、普通の飛行機型無人機も研究されて
  きている。NASAでは、実に1970年代には、最初の提案がなされている。

  日本でも、火山監視を目的に、マルチコプター+無人探査車の開発が行われた事
  があるようだ。全く同じ仕組み、というのは見ていて面白い。


  火星探査は、単なる謎の解明から、移住を前提とした形に変化している。現世代
  では片道切符でも、いずれ惑星改造をし、住めるような日が来るだろうか。


  日本語情報 irorio 英語情報 spacedaily, esa, itwire, ieee

  NASA 火星飛行機について wiki
  NASA研究(火星飛行機 Ares)HP JAXA研究(火星飛行機)pdf
  メリーランド大学 火星着陸用ローター機 研究レポート(2000年)pdf
  火星について(NHK番組)HP


<EU開発:Dropship with rover>


<メリーランド大学スタディ 火星着陸用ローター機>
  動画:Dropship 実験風景(2分半強)youtube
  動画:浅間山の火山監視:無人機+無人車(1分弱)youtube
  動画:重量2トンの無人マルチコプター(約2分半)youtube
  動画:火星表面のCG(約4分)youtube
  動画:火星探査車 キュリオシティ着陸CG('12年 約5分)youtube
*ASTRO Sci-Tech NEWS '14.07.01 Vol.3-13*

  土星には65個の月がある。その一つ、タイタンには液体の海が広がり、地球の
  水循環のように、雨も降り、液面もさざ波立つという。カッシーニが発見した。

  主にメタンとされる液相領域を探査する計画が発表された。勿論、投入される
  探査機は、地上を動くローバーではなく、潜水艇だ。

  最新の自立型ロボットの技術を応用しようという計画だが、既に地球の海では、
  ROV(Remotely Operated Vehicle)が活躍しており、然程難題でもなさそうだ。

  探査が予定されるクラーケンの海は、タイタン最大の面積を誇り、米国大陸の
  五大湖にも匹敵する大きさで、深さ300m前後と予想されている。

  調査内容は、この海の謎の解明に注がれる。即ち、液相の成分、表面や内部の
  温度や流れの状態風や潮流の大きさなど、全ての情報を収集・分析する。

  果たして、この液相の下には何があるのか、最終的には、タイタンそのものの
  解明が狙いだ。そして、同じ様な衛星、木星の月、エウロパの解明へと繋がる。

  そして今回の発表では、明文化はされていないが、生命体の発見も大きな関心事
  であろう。メタンは生物との関係が深く、可能性を信じる科学者は多いようだ。


  この他、小惑星をネットで捕獲する技術や、タイタンを想定した無人探査機開発
  など計12テーマが発表された。最近の宇宙開発には、一段と加速感を感じる。


  英語情報 nasa, nbcnews, newscientistdailymail


<投入候補地と探査船イメージ図>


  動画:ニュース報道(約1分半)youtube
   


  動画:カッシーニによるタイタン探索CG(1分半)youtube
   


  動画:タイタンほか 衛星探索の歴史(約6年前 10分弱)youtube
   
   


  動画:とあるROVデモ(3分弱)youtube
   
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