ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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小惑星衝突の危機に向けて、欧州がリードプロジェクトを進めている。まだ、緒に
ついた印象だが、アイデアだけの世界から、リアルな防御技術へ向けた一歩だろう。
当然思い付くのは破壊やコース変更だが、まだその規模の算出ができない。つまり、
どの程度のエネルギーをぶつければ、どんな結果になるかが予測できないのだ。
結果として派手な技術となるだろうが、それまでには地道な研究が必要だ。例えば、
まず小さなモノをぶつけて、その影響を計測する、そんな過程が必要だ。
この5月、日本で開催されたプラネタリー・ディフェンス・カンファレンスという
専門家会議で、NEOTωist(小惑星回転)プロジェクトなる発表があった。
この計画は、その名の通り、小惑星にインパクトを与えて回転させて、その影響を
測定しようというアイデアだ。
<NEOTωistイメージ図>
同じ質量のインパクトでも、回転だと、質量中心からできるだけ外側に当てる事で
大きな回転モーメントを与えられる。実は、この回転の方が測定しやすいのだ。
測定手法に起因する。距離が離れると、前後や上下などの小さな距離変位の測定は
難しいが、回転による反射光の変化、光の変化の方が測定し易いという訳だ。
<インパクトにより小惑星の輝度周期が変化する>
<NEOTωistに関連する実衛星の配置>
日頃のニュースよりも小粒な印象だが、技術開発は地道さが大切。小さな人工衛星
でも充分対応できる、こういうところにこそ、日本も技術で貢献したいものだ。
解説 天体の地球衝突問題とその対応(2017年) pdf
プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス関連講演会のポスター pdf
動画:A Relatively Inexpensive Kinetic Impactor Demonstration Mission
Concept(スタート 2h22m53s)専門家会議より YT
動画:Design Study of a Kinetic Impactor Demonstration Mission Featuring
NEO Spin Change and Observer Sub-Spacecraft(スタート 2h37m36s)YT
動画:小惑星調査 Asteroid Impact Mission のイメージCG(6分半)YT
動画:NASA 恐竜絶滅時の小惑星衝突の再現実験(4分弱)YT
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米国では軍事用の宇宙開発も行われ、余り表に出てこないが密かに実験されている。
最近、X37Bと呼ばれる無人シャトルが、2年の軌道実験を終え帰還している。
<X37B>
このX37Bでは、主なる用途を宇宙での実験としていたが、軍事衛星の打上げを
狙って、新しいプログラムが発表された。実験用スペースプレーン XS−1 だ。
<XS−1 Phantom Express >
構想そのものは、2013年頃より出ているが、この度 その共同開発先が決まり、
航空宇宙の雄 ボーイング社 がそれを勝ち取った。
その役割は、マッハ10超の速度で10日間の飛行が可能とする無人シャトルで、
1.3トン程の人工衛星を、1回当たり5億円以下の低コストで軌道投入する。
ロケットでもなく飛行機でもないハイブリット機という。本体シャトルは、宇宙圏
の入り口まで弾道飛行し、背負ったブースターが衛星を軌道へ投入する。
本体シャトルは、その後 大気圏に再突入し、地上の滑走路へ戻ってくる。そして、
直ぐに次の衛星投入の準備に掛かり、数時間で離陸していく。
なんとロケットエンジンは、スペースシャトルのメインエンジンだったAR−22
の改良版という。スペースシャトルでの実績を重視し、選定されたとの事だ。
<AR−22>
完成すれば軍事用途だけでなく、民間でも大いに期待できる。飛行速度マッハ10
というが実現すれば、旅客用途なら、東京−NYを1時間ほどで飛行できる。
<民間で開発が進むマッハ10旅客機 Skreemr >
宇宙へ行くには、やはりビジネスと繋げる事が重要だ。軍事技術ではあるが、発展
の可能性がある基礎部分は、米国の航空産業もボトムアップし、ビジネスへ繋がる。
動画:DARPA プロモーションCG(1分弱)YT
動画:X37B(2分半)YT
動画:NASA スペースシャトルのエンジン紹介(8分)YT
動画:GeoBeats報道 Skreemr (1分)YT
meida:米国CBS link;May 28, '17
ホテル王ビゲロー氏が率いる、スペースベンチャー ビゲロー・エアロスペース社。
宇宙ホテルを実現すべく、関連技術の開発に力を入れる。
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そのビゲロー氏は、実は宇宙人実在を強く信じるエイリアンフリークだったと言う
報道がなされている。自らも積極的に発言している。
<ロバート・ビゲロー氏>
<ビゲロー社 本社屋にあるシンボルマークにはエイリアンが>
祖父母のUFO体験に加え、自身のUFO遭遇にも話が及び、地球外知的生命体を
強く信じているようだ。
しかも、このような宇宙人は既に地球におり、会えるとまで言及した。番組では、
エイリアン研究に私財を注ぎ込んでいる事もコメントした。
事実 National Institute for Discovery Science という機関を設立、1995年
から2004年まで活動していた。対象は、各種の異常現象であったとされる。
番組は、同社開発の宇宙技術に関する報道がメインであったが、話が少しそれての
サプライズだった。できれば、もっと積極的な情報提供を期待したいものだ。
<番組の内容を伝えるスキモノ動画>
<ビゲロー氏が語るUFO・宇宙開発>
- part1 -
- part2 -
- part3 -
- part4 -
<退役大佐が語る NIDSciも調査していたスキンウォーカー事件>
NIDSciについて wiki, ufoevidence
テラフォーミングという言葉、聞かれた事もあるだろう。SFアイデアがスタート
だが、1960年頃より、専門家も研究している惑星環境の地球化の事だ。
最近話題の火星は、その筆頭。これまでも多くの映画等で取り上げられているが、
化学的な方法で、大気環境を地球環境へ改造するものが殆どだった。
一方、もっとドラスティックなアイデアが示されている。火星を動かし、地球軌道
へ移す事で、地球同等の太陽光を得る事で環境改造を促進するアイデアだ。
<地球軌道上に火星を移す 熱くもなく寒くもなく>
−地球軌道上=太陽系ハビタブルゾーン−
どのように という疑問が起きるが、その方法があるという。巨大人工衛星を使い、
重力牽引するというのだ。超遠大な方法ではあるが、理論的には可能と言う。
<重力牽引アイデア>
只、仮に成功したとしても、太陽系のバランスを崩す事にもなりかねず、他の惑星
が弾き出されるなどのリスクがあり、非常に危険な方法でもある。
軌道変更もなく、化学的な方法でもない、より良いアイデアも出てきた。そもそも
火星に大気がないのは、太陽風により吹き飛ばされたから。それを防ぐアイデアだ。
<太陽風により火星大気が吹き飛ばされる様子>
太陽風を防ぐと言えば、地球磁場により作られるバンアレン帯だ。同じモノを火星
にも作りだせば良い。それを特殊宇宙船を配置して、人工磁場を創り出そうという。
<磁場発生宇宙船による火星保護帯の形成:左 火星 右L1=宇宙船>
これにより、火星に大気が戻り気温上昇、暖かくなって、極部の二酸化炭素の氷を
溶かし、温室効果が働いて、人が棲み易い環境に近づく訳だ。
どちらにしても、実行は孫子の代まで持ち越される事だろう。人類が今すべきは、
テラフォームの技術が必要ない地球を実現すべく、立ち上がる事が重要だろう。
動画:重力牽引プロモーションCG(2分弱)YT
動画:太陽風が火星大気を吹き飛ばすCG(1分強)YT
動画:地球の磁場について(1分半) link
解説は火星軌道移動案を提唱したタイソン博士
動画:映画トータルリコールより火星テラフォーミング(1分半)YT
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月面探査を目指すローバーの開発、グーグルのXプライズ月面探査プロジェクトの
影響もあり、各国で盛んに進められている。
その中の一つ 宇宙ベンチャーの米アストロボティク・テクノロジー社は、NASA
から 2kgという超小型の月面探索車 CubeRover の開発を受託した。
<開発中の月面着陸機 右 Griffin と ローバー 左 Andy>
パートナーのカーネギーメロン大学は、2015年に、30cm立方サイズ、質量
10kgというCubeRoverを開発しており、それがベースとなる。
<カーネギーメロン大学の CubeRover Tetramorph:左 折畳時 右 活動時>
小型化により、惑星や衛星表面を汲まなく調査したり、詳細に事象にあたれる事で、
これまでよりも密度の濃い情報を期待できる。
更には低コスト化により 超小型衛星 CubeSat が宇宙開発のハードルを下げた様に、
宇宙開発の裾野を広げる可能性がある。惑星探査のゲームチェンジャーを狙う訳だ。
同じく日本のチームHAKUTOもチャレンジを続ける。ファイナリスト5チーム
の一つに選ばれ、12月末に打上げ予定だ。宇宙開発の広がりは、ここにもある。
<HAKUTOのローバー Xプライズ参戦 最終モデル SORATO>
動画:探査船 月着陸までのイメージCG(1分強)YT
動画:CNETニュース Xプライズに向けての開発状況(4分)YT
動画:Tetramorph展開状況(14S)YT
動画:Tetramorph移動状況(1分強)YT
動画:HAKUTOのローバー(3分)YT
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