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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.10.17 VOL.6-21 magmag melma ***
      
  
  スペースデブリスペースジャンクとも称される宇宙ゴミ。その対策は急務とされ、
  いろいろなアイデアが競い合っている。
  
− 地球を取り巻く デブリのイメージ −
  
  そして また新しいアイデアが発表された。開発企業は、ズバリ Aerospace 社。
  その技術は  Brane Craft という薄膜で構成される衛星だ。
  
− Brane Craft イメージ図 −
  
  約1平方m程の大きさで、髪の毛の半分ほどの厚みという なんとも頼りなさげな
  イメージ。これでは、放射線小さな隕石から 自身を守ることはできない
  
  そこで考えられたのが、柔軟性を持たせた膜構造とし、膜自身をセル分割する事で、
  一部セルの故障が全体に及ばないよう、冗長性を持たす設計とした。
  
  問題は、その実力レベル。当面は、厳しい宇宙の放射線下で どの程度システムが
  保たれるのか、そんな実験・実証をしていくと言う。
  
  技術が完成すれば、デブリ約1kgを、筋肉の様な素子を用いて包み込み、その後、
  薄膜の間に入れた液体燃料を噴射大気に突入・焼失させる事ができる。
  
− 燃料噴射スラスター 直径2.7μの噴出孔 −
  
  
  大きくできると、小惑星を包み込み 加工衛星まで運ぶような 資源開発にも使える、
  かもしれない。構造物に柔軟性を持たせ様というチャレンジは 素晴らしい限りだ。
  
  
  日本語情報 gigazine  英語情報 spacenextbigfuture
  開発会社(Aerospace)HP  技術プレゼン資料 pdf
  
  
  動画:イメージCG(44秒)YT
   
  動画:Aerospace社 広報ビデオ(1分)YT
  
  動画:NASA スペースデブリ 実像CG(2分強)YT
   
  動画:JAXA 宇宙デブリ除去技術 解説(7分弱)YT
 
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*** 2017.10.17 VOL.6-21 magmag melma ***
    
  
  アラブ首長国連邦UAE)は、中東の中で、最も宇宙への関心が強い国とされる。
  2015年には、火星探査計画を発表、世界の目を引いた。
  
  
− 火星上空のアラブ首長国連邦探査機「アル・アマル」のイメージ図 −
三菱重工が受注している
  
  火星計画は着実に進んでいる。移住計画 Mars 2117 プロジェクトでは、まず研究
  として Mars Science City と称する 巨大研究施設140億円規模で建設する。
  
− Mars Science City のイメージ図 −
  
  火星のための住居を研究、3Dプリンター技術植物工場技術など 火星人類が
  生活していくために必要な科学技術を研究する。
  
  更に、宇宙旅行プログラムも発表。2018年宇宙会社を設立し、2020年代
  には、まずは他国の技術を使って 国民を宇宙旅行へ誘うという。
  
  まずは、6ヶ月から10ヶ月を掛け、4名から6名宇宙飛行士を選出。訓練の後、
  建国50周年を迎える2021年末までには、宇宙飛行を実現させたいとの計画だ。
  
  技術は、広く構えている。ロシアソユーズ中国神舟、民間ではスペースX
  ボーイングの名も挙がっている。
  
− ソユーズロケット −
  
  
  わずか3年ほど前に、設立した宇宙機関 UAE SPACE AGENCY が中心
  となり夢の宇宙時代を築いていく。日本も見習いたいものだ。
  
  
  日本語情報 kyodonews, orbitalrailwaywired
  英語情報 spacespaceflightinsider
  
  アラブ首長国連邦の火星探査計画HP
  アラブ首長国連邦について wiki
  
  
  動画:Wall Street Journal 報道 火星探査計画(1分半)YT
  
  動画:euronews 報道 火星探査計画(4分)YT
  
  動画:TED UAE火星ミッション(18分弱)YT
  
  動画:火星探査衛星 アル・アマル(1分)YT
 
*** 2017.10.03 VOL.6-20 magmag melma ***
    
  
  深宇宙探査を大きなテーマとするNASAは、火星向け技術には、特に余念がない。
  その一つ カギとなる推進技術 電磁加速プラズマロケットに進展があった。
  
− 可変特殊インパルス電磁プラズマロケット VASIMR のイメージ図 −
流れは右から左へ
  
  仕組みは、加熱したプラズマを、超電導磁石による強力磁界の中に閉じ込め、その
  後部にある磁気ノズルから開放する事で、高速のプラズマ流として噴出する。
  
  開発中のロケットは、可変特殊インパルス電磁プラズマロケット(VASIMR*)と呼び、
  従来型と違い、電磁波により燃料ガス加熱するため、電極消耗がないという。
   * Variable Specific Impulse Magnetoplasma Rocket
  
  開発を受託する Ad Astra社 は、100kWの出力100時間持続できる技術
  目途を付け、2018年には実証するという事だ。
  
− Ad Astra社 コンセプト図 −
流れは左から右へ
  
  これが完成すると、従来の化学ロケットでは7−8ヶ月、と見積もられている火星
  までの旅程3ヶ月まで縮まる見込みだ。
  
  それは、化学ロケットでは、火星に到達するまでの間は、慣性航行 即ち エンジン
  を停止した状態となるが、VASIMR を使うと、旅程途中の加速もできるためだ。
  
− 理論的には 4倍以上の差 −
  
  この種の電気ロケットは、太陽電池無尽蔵エネルギーを得られる事から燃料ガス
  を有効に使える。但し、有人機では10MWというから巨大な太陽電池が必要だ。
  
− 月までのタグボート機コンセプトの太陽電池イメージ −
  
  
  宇宙技術は、まだまだ開発が始まったばかりと言える。化学ロケットは西暦千年頃、
  中国のロケット花火を起源を持つ。もっとスゴイ技術が出てくる事を期待したい。
  
  
  日本語情報 tdk
  Ad Astra Rocket社HP
  次世代ロケットエンジンの現状と課題(大阪大学) pdf
  
  
  動画:VASIMR 試験の様子(36秒)YT
  
  動画:NASA VASIMR紹介番組(10分弱)YT
    
  動画:Ad Astra社 VASIMR紹介(5分)YT
*** 2017.10.03 VOL.6-20 magmag melma ***
    
   related blog link
  
  リユースロケットと言えば、スペースX社のファルコンシリーズ。或いは、ブルー
  オリジン社だったところに、中国スペースベンチャーが名乗りを上げた。
  
  LinkSpace Aerospace Technology社。2014年設立の若いベンチャーだが、発表
  のあった New Line-1 に物議が集まっている。
  
− New Line-1 −
  
  なにか、どこかで見た事がある その構成。ファルコンシリーズに酷似していると
  いうのだ、特に、着陸脚のあたりは 良く似ている。
  
− ファルコン9のイメージ図 −
  
   “We take SpaceX as our goal and guider because there are too many
    advantages for us to learn,”
  
  Hu CEOは、という 何ともアッケラカンとしたコメントをしている事を考えると、
  意識せずとも同じ様な方向性になってしまうのかもしれない。
  
− LinkSpace社を率いる 胡 振宇 [Hu Zhenyu]CEO (24歳) −
フォーブス誌 2016年アジア 30歳以下 トップ30[製造・エネルギー]にも選出
  
  全高20.1m直径1.8m最大ペイロード200kg打上げコスト約5億円
  という、液体酸素/ケロシンの小型2段ロケット推進エンジン4基搭載する。
  
  リユースによりコストは50%程度になる見込みだが、初号機打上げは2020年
  を計画する。50億円程度を見込む開発費用は、ファンディングで賄っている様だ。
  
  
  若干のケチは付くが、この様な若者が時代を切り開いていくのは、頼もしい限りだ。
  日本もチャレンジが続くが、アジアに負けないよう トップへ躍り出てもらいたい。
  
  
  日本語情報 excite  英語情報 spaceflightinsider, nextbigfuturenewsgd
  中国語情報 chinaspaceflight
  LinkSpace社HP
  
  
  動画:CCTV報道 LinkSpace社紹介(約3分)YT
  
  動画:ロケット発射・空中停止テストの様子(約1分)YT
  
  動画:推進エンジン性能テストの様子(29秒)YT
  
  動画:特番:胡 振宇CEOルポ(20分弱)YT
 
*** 2017.9.19 VOL.6-19 magmag melma ***    
  
  日本でも宇宙を狙う企業が出始めた。キヤノン電子が、本格的に取り組んでいる。
  カメラやプリンターの精密技術をベースとし、新たな分野へ切り込む。
  
<キヤノン電子が開発した初の超小型衛星(本年6月打上げ)>
− 地球観測光学技術実証衛星 CE−SAT−I −
− 構造図 −
  
  09年から基礎研究を始め、15年に試験機完成。50cmX50cmX80cm
  60kg超小型衛星高度600kmから4km×6kmの地表を撮影する。
  
  カメラは、強みの技術を活用、勿論 キヤノン製。EOS 5Dをベースに、解像度
  1mの性能を発揮する。価格設定は10億円以下だが、もう一歩 狙って貰いたい。
  
<公開された観測画像の1枚>
  
  更に、地球を撮影した衛星画像の販売ロケット発射場の整備にも乗り出す。一連
  の宇宙ビジネスへの着実な布石と言える。
  
<宇宙ベンチャーが狙うビジネスモデル by 毎日新聞 8.24>
  
  
  インターテスラテクノロジーPDエアロスペース打上げ系の宇宙ベンチャー
  も育っている。事業化を一歩リードし、ベンチャーの土台としても期待したい
  
  
  日本語情報 mainichi, newswitch, excite, nikkan, nikkan, nikkei1nikkei2 
  キヤノン電子 第79期中間報告書  (超小型衛星の概況報告・公開写真あり)pdf
  キヤノン電子の 宇宙ビジネスに対する取り組み(2104年)pdf12
   
  
  動画:Japan News 報道:ロケット開発会社設立(1分強)YT
  
  動画:6月のロケット打ち上げ風景 インドPSLV−C38(3分弱)YT
  
  動画:失敗したインターテスラ MOMO(1分弱)YT
  
  動画:PDエアロ 飛行システム評価の様子(2分強)YT
 
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