ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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月面探査を目指すローバーの開発、グーグルのXプライズ月面探査プロジェクトの
影響もあり、各国で盛んに進められている。
その中の一つ 宇宙ベンチャーの米アストロボティク・テクノロジー社は、NASA
から 2kgという超小型の月面探索車 CubeRover の開発を受託した。
<開発中の月面着陸機 右 Griffin と ローバー 左 Andy>
パートナーのカーネギーメロン大学は、2015年に、30cm立方サイズ、質量
10kgというCubeRoverを開発しており、それがベースとなる。
<カーネギーメロン大学の CubeRover Tetramorph:左 折畳時 右 活動時>
小型化により、惑星や衛星表面を汲まなく調査したり、詳細に事象にあたれる事で、
これまでよりも密度の濃い情報を期待できる。
更には低コスト化により 超小型衛星 CubeSat が宇宙開発のハードルを下げた様に、
宇宙開発の裾野を広げる可能性がある。惑星探査のゲームチェンジャーを狙う訳だ。
同じく日本のチームHAKUTOもチャレンジを続ける。ファイナリスト5チーム
の一つに選ばれ、12月末に打上げ予定だ。宇宙開発の広がりは、ここにもある。
<HAKUTOのローバー Xプライズ参戦 最終モデル SORATO>
動画:探査船 月着陸までのイメージCG(1分強)YT
動画:CNETニュース Xプライズに向けての開発状況(4分)YT
動画:Tetramorph展開状況(14S)YT
動画:Tetramorph移動状況(1分強)YT
動画:HAKUTOのローバー(3分)YT
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マイクロロケットともミニロケットとも呼ばれる、超小型衛星の打上げロケットの
開発がヒートアップ、スペースベンチャーが参入している。
米ベクター・スペース社、開発中のベクターRは、全長13m、直径1.1m程で
数10kg、更に150kg程度の衛星を軌道へ打ち込むベクターHも開発中だ。
エンジン部品に3Dプリンター製造部品を使い、タンクもカーボンコンポジットを
利用する等、意欲的な取組みをしている。
<ベクター・スペース社の技術試験機 P-19H>
<ベクターR構成 エンジン燃料噴射装置・燃料タンク等がコンポジット>
そして、米スペースフライト社が進めるエレクトロン。こちらは全長17m、直径
1.2mという同サイズ。ペイロードも150kgという完全な競合だ。
<スペースフライト社の発射準備中のエレクトロン>
<複数のチタン合金3Dプリント部品を用いたエンジン>
これまで、ニュージーランドのロケットラボ社が開発してきたが、最近、スペース
フライト社に買収された。同じくカーボンコンポジット部品採用、取組みは最新だ。
これらのロケットはシェアライド方式、即ち 150kgのペイロードに、幾つかの
超小型衛星が相乗りする。1個10kgとすれば、15個一緒に打上げとなる。
日本では、ホリエモンこと堀江貴文氏が設立したインターステラ・テクノロジー社
が高度100km以上の宇宙空間へ、試験機器を打上げるロケットを開発中だ。
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<宇宙到達に必要な エンジン120秒燃焼実験に成功>
超小型衛星を軌道に乗せるまではいかないが、弾道弾飛行で宇宙空間に達し、試験
機器や実験機器を宇宙空間に到達させ、パラシュートで回収する。
こちらはやや小ぶり、全長9.9m、ペイロード20kg程度となっており、弾道弾
飛行による微小重力状態も、260秒ほど継続でき、一つの売りだ。
<インターステラ・テクノロジー社のロケット MOMOの弾道弾軌跡>
<MOMO>
この後、超小型衛星を軌道投入できるロケット開発も計画にある。手初めてとして
確実なところから参入を狙っている。
まだまだ多くのスペースベンチャーが凌ぎを削る超小型衛星を取り巻く世界。勝ち
残りには、更なる技術が必要だ。日本も、せめてバックアップできる施策が欲しい。
動画:米TV報道 ベクター・スペース社工場(2分半)YT
動画:ロケットラボ社 プロモーション(1分半)YT
動画:ロケットラボ社 エレクトロン発射準備状況(2分)YT
動画:ロケットラボ社 ラザフォードエンジン試験状況(3分強)YT
動画:インラーステラ社 エンジン噴射試験(3分)YT
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月に、火星に、探査計画が目白押し。米ロッキードマーチン社が、火星軌道上に、
探査拠点となる宇宙船基地の詳細計画を、専門家ミーティングの場で発表した。
<計画を説明するトニー・アントネルリ氏 元スペースシャトルパイロット>
2028年までに整備するとしているのは、6名の研究者が1000日も過ごせる
火星軌道上の宇宙船火星研究所、Mars Base Camp だ。
<Mars Base Camp イメージ図>
大きくは左右対称、2機の宇宙船から構成される。ドッキングにより、中央部には、
突合せ状態で、研究室と住居室が配置される。
<各部の機能>
中央の結合部には、近くの衛星探査に宇宙飛行士を運んでいく EXCURSION module
(着陸船)も装備される。無人機を用いた、火星上からのサンプル確保計画もある。
Mars Base Campは、火星上に有人基地を作るまで、火星を研究するのが主目的だ。
有人基地が出来たら、火星上までのトランジット基地にも使えるだろう。
更に外側には、燃料タンク・宇宙船オリオン・リビング居室・貨物室・推進装置が
続き、太陽光発電装置やラジエターも配置、快適な環境を実現する。
この Mars Base Camp までにも、各種のプロジェクトが計画され、それらの経験の
上で2028年を迎えるが、全て現在の技術で計画され、実現性は高いとの事だ。
<2028年までのプロジェクト計画>
勿論、火星の前には、月近傍への探査基地の設置計画もある。着実に進む宇宙探査
に巨額費用は付き物。ビジネスにもなる派生系を生みながら、達成を見たいものだ。
Mars Base Camp 構想書 pdf
動画:Florida Todayニュース報道(2分半) link
動画:プロモーションCG(約1分)YT
動画:CNBC報道 宇宙船オリオンの開発状況(6分弱)YT
動画:TomoNews 発射ロケットSLS・宇宙船オリオンの開発状況(7分半)YT
物を遠くへ飛ばすと言えば、大砲が思い浮かぶ。更に遠くと開発・進化したのが、
ロケットと言っても良いだろう。元々は、兵器開発からのスタートだ。
新しい兵器は、宇宙用途に適する事も有る。最新式のレールガンは、その最大候補
となる様だ。なんと、マッハ6という射出能力、その名もゲームチェンジャーだ。
<公開されたゲームチェンジャーのプロトタイプ>
<作動イメージ図>
マッハ6は7,350km/Hの速度となるが、実はこの数字は、月の引力から脱出、
周回軌道へ到達できる 月の第1宇宙速度 8,530km/H にもう一歩なのだ。
即ち、もうひと頑張りで月から月軌道へ物資を運ぶ手段とできる訳だ。月面で太陽
エネルギーを電気に変えれば、永久に利用できる、宇宙開発にピッタリの技術だ。
一方、技術ハードルは高い。高エネルギー電力を、瞬間に放出する パルスパワー
と呼ばれる技術を使う。それには、発生する熱の制御も必要だ。
<パルスパワーの源になる装置>
この開発を進める海軍研究所のエグゼクティブは、そのハードルの高さに懐疑的な
部分もあるが、検討を進める事の意義を信じて進めている、とコメントしている。
どれだけのモノを打出せるかという問題はあるが、一つの道具としては、実現味の
ある技術だ。宇宙利用へ向けての開発を続けてもらいたい。
動画:ゲームチェンジャーのテストの様子(2分弱)YT
動画:レールガンの作動原理CG(1分強)YT
動画:スキモノアイデア レールガンでのロケット発射(3分強)YT
動画:スキモノ実験 レールガン実験(5分半)YT
宇宙へ飛び出るには、どの位の速度が必要か。実は、目的地でその速度が大きく
変わる。宇宙速度と呼ばれ、3つの種類がある。
第1宇宙速度 地球を周回する軌道上が目的地(=地球脱出)
第2宇宙速度 地球を飛び出て月などが目的地
第3宇宙速度 太陽系を飛び出て外宇宙が目的地
<円・楕円軌道が第1宇宙速度>
現在のロケット技術では、この第1宇宙速度を達成し人口衛星を打ち上げるため
の 2万9千キロ/H に到達するには、2段ロケット方式が必要とされてきた。
ここにルーマニアに設立起源を持つ、米国の宇宙ベンチャー ARCAスペース社
が1段ロケット方式、シングルステージ方式の衛星打上げ企画を発表した。
ロケット本体の軽量化と共に、新しい推進装置 リニア・エアロスパイク という
従来より30%以上の高出力エンジンを開発する計画という。
<リニア・エアロスパイク側から見たロケット Haas 2CA >
<飛行時のイメージ図 水色に光るノズルが並ぶ>
最大の特徴は、低高度から宇宙空間までを一つのエンジンで対応できる外気圧の
制御適応性と言えるだろう。これまでは、2種類のエンジンが必要であった。
<これまでに開発されたリニア・エアロスパイク・エンジン事例>
過去に開発された事はある様だが、実機採用された事はない。上下16列に配置
され、各々燃料比率を調節する。従来必要だったノズルの首振り装置も不要だ。
<従来のノズル首振り装置 ジンバル>
2018年の初打上げを目指し開発を進める。直径1.5m、全長16mという
小型だが、100kgの衛星を軌道上へ打上げられる。
コストは100万円前後/kgが目標。旧来の数百万前後に比べ、大幅に下がり、
低コストだが、スペースX社の目標 2-30万円 には、もう一歩努力が欲しい。
このような製品が実現すれば、同市場を狙い、再起を図る日本の超小型ロケット
にも大きな影響がある。シッカリと社会動向を捉えて開発を進めてもらいたい。
宇宙速度について wiki
動画:Haas 2CA プロモーション(2分弱)YT
動画:リニア・スパイク・エンジン 開発の様子(1分半)YT
動画:ARCAスペース社 他の開発ラインナップ紹介(5分半)YT
動画:宇宙速度について(16分弱)YT
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