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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.8.22 VOL.6-17 magmag melma ***  
  
  
  ブレークスルー・スターショットの技術開発は、レーザー光を受ける帆の材料技術
  にも及ぶ。通常の太陽光に比べ6倍のエネルギーを受けられるタフなモノだ。
  
  レーザー光受けて推進するとは、どういう働きをするのだろか。簡単に言えば、
  レーザー光効率良く反射すると、光子の運動量推進力へ変換される訳だ。
  
<光子が推進力に変換されるイメージ>
  
  通常の太陽光を受けるソーラーセイルの経験では、この4m四方の帆に対する要求
  性能は、厚さ 光の0.05波長分反射率 90%質量 1gとなるそうだ。
  
<JAXAソーラーセイル イカロス(IKAROS)分離した小型カメラから撮影>
  
<開発中フォトニック結晶[PhC]の試験片 左上 写真部分>  

  
  手始めに、56nm210nm窒化ケイ素(SiN)に、1550nmレーザー光
  を当てたところ、56nm材では90%強210nm材では99%強となった。
  
  レーザー光と太陽光では、反射率など対応する性能は、異なってくる事が分かった。
  これからも実験を継続し、最良の帆が開発されていくだろう。
  
  
  世間的な声としては、実現に疑問が投げられているプロジェクトだが、着実な歩み
  は、可能性を高めていく。どこまで到達できるかは、それに掛ける情熱次第だろう。
  
<研究者の一人 カブリ・ナノサイエンス研究所 S. Groblacher 准教授>
    
  
  英語情報 nextbigfuture, crowlspacemuonray
  関係論文(arXiv)pdf1pdf2  光圧推進に関して link
  Groblacher研究室HP
  
  
  動画:TomoNews NASA レーザー推進紹介(2分弱)YT
  
  動画:NEC フォトニック結晶と光回路解説(3分半)YT
  
  動画:JAXA イカロスのソーラーセイル展開CG(1分)YT
 
  
 
 
 
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*** 2017.8.22 VOL.6-17 magmag melma ***
  
    related blog link 12
  
  
  最も近い恒星 ケンタウルス座近くの プロキシマ・ケンタウリ。そこへ探査衛星
  送り込もうという ブレークスルー・スターショットが、いよいよ始まった。
  
<ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた プロキシマ・ケンタウリ>
  
  スプライトと名付けられた プロトタイプチップサイズ探査衛星には、大変小さな
  スペースに、太陽光パネル計算部分センサー無線通信機という機能を有す。
  
<一辺 3.5cm 4gの探査衛星 スプライト>
<2014年の試作品>
  
  このスプライト6基が、インドロケットにより、地球の周回軌道に打上げられた。
  そして、その中の少なくとも1基からの通信を受信できた という状況だ。
  
  発電量 数百mWコスト 数十ドルという極小衛星初めての成果としては、通信
  に成功した事で、大変満足できる と 開発者 ザック・マンチェスター氏 は語る。
  
<ザック・マンチェスター氏>
  
  今回は通信機能に特化した形だが、これからも開発は続き、本番ではカメラも搭載
  StarChips としてディープスペースへ送り込まれる極小探査衛星となる。
  
  
  現在の計画では2036年に打上げレーザー光を受ける数mの帆を付け、光速度
  20%で航行20年でプロキシマ・ケンタウリに到着。チョット先だが楽しみだ。
  
  
  
  日本語情報 techcrunchgizmodo
  関係論文(AIAA 2013)pdf
  
  ブレークスルー・スターショット HP
  
  
  動画:チップサイズ探査衛星の机上デモ(1分強)YT
  
  動画:ブレークスルー・スターショットのプロモーションCG(2分弱)YT
  
  動画:開発者 ザック・マンチェスター氏 インタビュー(2分)YT
  
  動画:ベースプロジェクト KichSat CG(2011年 1分半)YT
 
   
 
*** 2017.8.8 VOL.6-16 magmag melma ***
      
    related blog link
  
  宇宙探査に於いて 重要システムとは何か、ロケット探査ロボットか。なかなか
  表舞台に出てこないが、人間が住居する環境を創り維持するシステムだろう。
  
  即ち、これ無くては生きていけない ECLSS*(環境制御生命維持システム)だ。
  様々な計画が報道される中、このECLSS着実に進歩しているようだ。
   *;Environmental Control and Life Support Systems
  
  まずは民間用。先頭を走る SpcaeX Doragon用は、既に評価を開始。
  通常は、建造途中に確認・評価するが、今回は モジュールを製作して評価する。
  
<Doragon ECLSS用モジュール 全体 内側>
 
  
  例えば 密閉された室内に、酸素と窒素の人口空気を供給しながら 4時間長時間
  評価を行っている。勿論その間、技術者はモジュールの中だ。
  
  更に、新たなシステム開発も行われようとしている。それは、民間と共同開発中
  月軌道船火星などの深宇宙 ディープスペース宇宙船居室用 ECLSS だ。
  
<新しいディープスペース探査用宇宙船のカットイメージ図>
  
  これまでに構造等の基本設計が完了した。次は、フルスケール居室モジュール
  製作する。その際、ECLSSも含め 全ての装置開発・製作・ビルトインする計画だ。
  
<ISS ECLSSの一部 :水再生システム>
−尿の蒸留水、湿気の除湿回収水、使用済み水 を ろ過・浄化処理−
  
  
  人間は真空では生きていけない。新しい宇宙時代には、この宇宙空間で可能な限り
  軽装で活動できるよう、技術が進化・開発されるだろう。その一歩が始まっている。
  
  
  日本語情報 sorae, businessnewslinejaxa
  こうのとり後継機 HTV−Xの開発状況 pdf
  
  
  動画:Doragonの内部プロモーションCG(1分)YT
  
  動画:軌道上のDoragon プロモーションCG(1分弱)YT
  
  動画:NASA ISS内のECLSS紹介(4分弱)YT
  
  動画:NASA NextSTEP ディープスペース宇宙船 プロモーション(1分強)YT
 
*** 2017.8.8 VOL.6-16 magmag melma ***
  
  Google Lunar X Prize月面着陸・探査一番乗りを目指していた Astrobotic 社は、
  期限切れでレース参加を諦めたが、2年後 2019年の発射を決め 発表した。
  
<Astrobotic社の月面着陸船 Peregrine 月面到着イメージ図>
  
  全高1.5m全巾 直径2.5m というサイズ。ペイロードは、現状では35kg
  となっているが、徐々に上げて175kgまでを最終目標としている。
  
  推進・着陸用ロケットは、Aerojet Rocketdyne 社の次世代型 ISE-1005基 搭載
  月面着陸の他 軌道修正や軌道離脱、ブレーキ等 航行中フル活動する。
  
  打上げロケットは、United Launch Alliance (ULA) 社の Atlas Vロシア開発
  エンジンを積むが、打上げ成功率は非常に高く、信頼性のあるロケットとされる。
  
<Atlas V 400シリーズ>
  
  打上げは、単独での発射ではなく、相乗りとなる予定だが、実は、この月面着陸船
  Peregrine利用料金は、打上げロケット分も含め、既に決まっている。
  
  月面上への輸送は、kg当たり 1億3-4千万円ローバーを使って配達すると、
  倍近く、2億2-3千万円程となる。
  
<Peregrine 詳細イメージ図 横張平面板の下にローバー搭載>
  
  現時点では、月面着陸・月面探査民間1号機は、このAstrobotic社の計画となる。
  ロケット打上げビジネスについで、月面探査が民間サービスとなるのだ。
  
  
  時間が掛かるが、着実に価格も下がる。そうなると、個人目的でも月面探査の実行
  が可能だ。月面の秘密を明かしたい、スキモノ団体も名乗りを上げるかもしれない。
  
  
  日本語情報 businessnewslineengadget  英語情報 space
  Astrobotic社 HP  Peregrine 利用ガイド(スペック表)link
  ISE-100 開発論文 pdf
  
  
  動画:Peregrine プロモーションCG(1分半)YT
  
  動画:Astrobotic社 X Prize 参加時のプログラム紹介(8分)YT
  
  動画:Astrobotic社の自動着陸装置の評価風景(1分)YT
  
  動画:Astrobotic社 着陸船 Griffin の組立風景(7分半)YT
 
*** 2017.7.25 VOL.6-15 magmag melma ***  
  
  
  地上では何気なく口に運ぶパンカケラ宇宙でも食べたいと思うは、特に欧米人
  では強いだろう。ISSパンというと、防災用の缶詰イメージだが、実はNGだ。
  
  その理由は簡単だ。パンクズは、浮遊し 宙に漂うISS内の機器に入り込むと、
  故障や火災の原因となる。実際に1965年ジェミニ3号で事故が発生している。
  
<その時のパン 米国の博物館に保存される>
  
  それから50年禁止状態が続いており、代替としてクズがでないトルティーヤ
  使っている。唯一の例外2009年 若田宇宙飛行士の持ち込み事例がある様だ。
  
<トルティーヤを使ったチーズバーガー>
  
<宇宙用パン缶詰(日本製)若田宇宙飛行士がISSへ持参>
  
  そんな状態をブレークスルーするのが、独ベンチャーが進める Bake In Space だ。
  ISSパン焼いて食べるため、ISS制限下で使えるパン焼き器を開発中だ。
  
<開発中のマイクロオーブン>
  
  それは270W以下温度も45℃以下である必要がある。とてもパンを焼く条件
  ではないが、宇宙の特性、真空に近い条件下として、実現しようという訳だ。
  
  そしてパン生地も課題だ。現在の候補は、サワードウと呼ばれるものだ。パン酵母
  ではなく乳酸菌と酵母を用いて発酵する 伝統的なサワーブレッドだ。
  
<サワーブレッドの一例>
  
  
  2018年にはISSへ持ち込み、実験を行う予定。これからの惑星探査時代には
  重要な一歩となるだろう。どんなパンが焼き上がるのか 今から楽しみだ。
  
  
  日本語情報 engadgetgov-online  英語情報 space
  プロジェクト(Bake In Space)HP
  
  
  動画:New Scientist報道(1分弱)YT
  
  動画:abc報道(2分)YT
  
  動画:ISSでのサンドイッチ作り(2分強)YT
  
  動画:JAXAで販売中の宇宙パン(3分弱)YT
  
 
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