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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2017.6.27 VOL.6-13 magmag melma ***
   
    
  2012年9月 大阪工業大学超小型衛星 プロイテレスは、インド宇宙研究機構
  のPSLVロケットにより打上げたが、残念ながら通信不具合で制御不能に陥った。
  
<プロイテレス>
  
  その反省を活かした プロイテレス2号機 を、来年度のJAXA相乗りでの打上げ
  を目指し、現在開発途上にある。田原教授が、全学横断で開発を取り纏める。
  
<田原教授>
  
<プロイテレス2号機 イメージ図>
  
  最大の目玉は、このクラスでは世界初動力飛行だ。通常は、成り行きの軌道投入
  となるところ、推進装置を有する事で、軌道高度を選んで投入できる。
  
  エンジンは、かの はやぶさ と同じ電気推進タイプパルスプラズマスラスター
  名付けらる。これまで噴出口2基だったところ、7基構成とし パワーアップした。
  
<試験中のパルスプラズマスラスター>
  
<7基構成となったパルスプラズマスラスター>
  
  推進材は、フッ素樹脂太陽光パネルで発電した電気で、気化・噴出させて推力
  得る。これまで、高度1km程度だった軌道修正能力が、100kmまで向上した。
  
<パルスプラズマスラスターのイメージ図>
  
  結果、30cmキューブから50cmキューブサイズUP質量も10kgから
  50kgへと大型化した。
  
  
  大学発の衛星開発では、通信や制御システム、軽量化素材など推進装置以外の技術
  開発が多い中、大阪工業大学では、このコア技術に取り組む。成果を期待したい。
  
    
  日本語情報 sorae, mainichi, newswitchjaxa  英語情報 eoportal
   
  
  電気推進ロケットエンジンとは(教授 田原 弘一)pdf
  プロイテレスの開発状況(2010年)pdf
  プロイテレス2号機搭載用パルスプラズマスラスタについて(2015年)pdf
  田原研究室HP
    
  
  動画:プロジェクト紹介 開発ドキュメント(2013年 2分弱)YT
  
  動画:超小型衛星プロイテレスの運用状況(2014年 20分)YT
  
  動画:NASAのイオン推進開発紹介(2分強)YT
  
  動画:はやぶさ2 イオンエンジンCG(33秒)YT
  
 
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*** 2017.6.13 VOL.6-12 magmag melma ***    
  
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  小惑星衝突の危機に向けて、欧州リードプロジェクトを進めている。まだ、緒に
  ついた印象だが、アイデアだけの世界からリアルな防御技術へ向けた一歩だろう。
 
  当然思い付くのは破壊やコース変更だが、まだその規模の算出ができない。つまり、
  どの程度のエネルギーをぶつければ、どんな結果になるかが予測できないのだ。
 
  結果として派手な技術となるだろうが、それまでには地道な研究が必要だ。例えば、
  まず小さなモノをぶつけて、その影響を計測する、そんな過程が必要だ。
 
  この5月、日本で開催されたプラネタリー・ディフェンス・カンファレンスという
  専門家会議で、NEOTωist小惑星回転プロジェクトなる発表があった。
 
 
  この計画は、その名の通り、小惑星インパクトを与えて回転させて、その影響を
  測定しようというアイデアだ。
 
<NEOTωistイメージ図>
 
  同じ質量のインパクトでも、回転だと、質量中心からできるだけ外側に当てる事で
  大きな回転モーメントを与えられる。実は、この回転の方が測定しやすいのだ。
 
  測定手法に起因する。距離が離れると、前後や上下などの小さな距離変位の測定は
  難しいが、回転による反射光の変化、光の変化の方が測定し易いという訳だ。
 
<インパクトにより小惑星の輝度周期が変化する>
 
<NEOTωistに関連する実衛星の配置>  
  
  日頃のニュースよりも小粒な印象だが、技術開発は地道さが大切。小さな人工衛星
  でも充分対応できる、こういうところにこそ、日本も技術で貢献したいものだ。  
 
 
  日本語情報 tocana  英語情報 neoshield, theengineerspacedaily
  
  当該論文(arxiv) pdf  論文 隕石落下のリスク評価(2014年) pdf
  解説 天体の地球衝突問題とその対応(2017年) pdf
  プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス関連講演会のポスター pdf
  
  
  動画:A Relatively Inexpensive Kinetic Impactor Demonstration Mission
     Concept(スタート 2h22m53s)専門家会議より YT
 
  動画:Design Study of a Kinetic Impactor Demonstration Mission Featuring
     NEO Spin Change and Observer Sub-Spacecraft(スタート 2h37m36s)YT
 
  動画:小惑星調査 Asteroid Impact Mission のイメージCG(6分半)YT
 
  動画:NASA 恐竜絶滅時の小惑星衝突の再現実験(4分弱)YT
 
*** 2017.6.13 VOL.6-12 magmag melma ***
   
   
  米国では軍事用の宇宙開発も行われ、余り表に出てこないが密かに実験されている。
  最近、X37Bと呼ばれる無人シャトルが、2年の軌道実験を終え帰還している。
  
<X37B>
  
  このX37Bでは、主なる用途を宇宙での実験としていたが、軍事衛星の打上げ
  狙って、新しいプログラムが発表された。実験用スペースプレーン XS−1 だ。  
  
<XS−1 Phantom Express >
  
  構想そのものは、2013年頃より出ているが、この度 その共同開発先が決まり、
  航空宇宙の雄 ボーイング社 がそれを勝ち取った。
  
  その役割は、マッハ10超の速度10日間の飛行が可能とする無人シャトルで、
  1.3トン程人工衛星を、1回当たり5億円以下低コスト軌道投入する。
  
  ロケットでもなく飛行機でもないハイブリット機という。本体シャトルは、宇宙圏
  の入り口まで弾道飛行し、背負ったブースターが衛星を軌道へ投入する。
  
  本体シャトルは、その後 大気圏に再突入し、地上の滑走路へ戻ってくる。そして、
  直ぐに次の衛星投入の準備に掛かり、数時間で離陸していく。
  
  なんとロケットエンジンは、スペースシャトルメインエンジンだったAR−22
  の改良版という。スペースシャトルでの実績を重視し、選定されたとの事だ。
  
<AR−22>
  
  完成すれば軍事用途だけでなく民間でも大いに期待できる。飛行速度マッハ10
  というが実現すれば、旅客用途なら東京−NYを1時間ほどで飛行できる。
  
<民間で開発が進むマッハ10旅客機 Skreemr >
  
  
  宇宙へ行くには、やはりビジネスと繋げる事が重要だ。軍事技術ではあるが、発展
  の可能性がある基礎部分は、米国の航空産業もボトムアップし、ビジネスへ繋がる。
  
  
  日本語情報 mynaviengadget
  英語情報 darpa, space, parabolicarc 1, 2, spacerefmag2
  
  
  動画:DARPA プロモーションCG(1分弱)YT
  
  動画:X37B(2分半)YT
  
  動画:NASA スペースシャトルのエンジン紹介(8分)YT
  
  動画:GeoBeats報道 Skreemr (1分)YT
  
*** 2017.5.30 VOL.6-11 magmag melma ***
  
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  月面探査を目指すローバーの開発、グーグルXプライズ月面探査プロジェクト
  影響もあり、各国で盛んに進められている。
  
  その中の一つ 宇宙ベンチャーの米アストロボティク・テクノロジー社は、NASA
  から 2kgという超小型の月面探索車 CubeRover の開発を受託した。
  
<開発中の月面着陸機 右 Griffin と ローバー 左 Andy>
  
  パートナーのカーネギーメロン大学は、2015年に、30cm立方サイズ質量
  10kgというCubeRoverを開発しており、それがベースとなる。
  
<カーネギーメロン大学の CubeRover Tetramorph:左 折畳時 右 活動時>
  
  小型化により、惑星衛星表面汲まなく調査したり、詳細に事象にあたれる事で、
  これまでよりも密度の濃い情報を期待できる。
  
  更には低コスト化により 超小型衛星 CubeSat宇宙開発のハードルを下げた様に、
  宇宙開発の裾野を広げる可能性がある。惑星探査ゲームチェンジャーを狙う訳だ。
  
  
  同じく日本のチームHAKUTOもチャレンジを続ける。ファイナリスト5チーム
  の一つに選ばれ、12月末打上げ予定だ。宇宙開発の広がりは、ここにもある。
  
<HAKUTOのローバー Xプライズ参戦 最終モデル SORATO
  
  
  日本語情報 mynavi  英語情報 eu, parabolicarccs.cmu
  アストロボティク社 HP  チームHAKUTO HP
  
  
  動画:探査船 月着陸までのイメージCG(1分強)YT
  
  動画:CNETニュース Xプライズに向けての開発状況(4分)YT
  
  動画:Tetramorph展開状況(14S)YT
  
  動画:Tetramorph移動状況(1分強)YT
  
  動画:HAKUTOのローバー(3分)YT
 
*** 2017.5.30 VOL.6-11 magmag melma ***
  
  マイクロロケットともミニロケットとも呼ばれる、超小型衛星打上げロケットの
  開発ヒートアップスペースベンチャーが参入している。
  
  ベクター・スペース社開発中のベクターRは、全長13m直径1.1m程で
  数10kg、更に150kg程度衛星軌道へ打ち込むベクターHも開発中だ。
  
  エンジン部品3Dプリンター製造部品を使い、タンクカーボンコンポジット
  利用する等、意欲的な取組みをしている。
  
<ベクター・スペース社の技術試験機 P-19H>
<ベクターR構成 エンジン燃料噴射装置・燃料タンク等がコンポジット>
  
  そして、スペースフライト社が進めるエレクトロン。こちらは全長17m直径
  1.2mという同サイズ。ペイロード150kgという完全な競合だ。  
  
<スペースフライト社の発射準備中のエレクトロン>
<複数のチタン合金3Dプリント部品を用いたエンジン>
  
  これまで、ニュージーランドロケットラボ社が開発してきたが、最近、スペース
  フライト社に買収された。同じくカーボンコンポジット部品採用取組みは最新だ。
  
  これらのロケットはシェアライド方式、即ち 150kgのペイロードに、幾つかの
  超小型衛星が相乗りする。1個10kgとすれば、15個一緒に打上げとなる。
  
  日本では、ホリエモンこと堀江貴文氏が設立したインターステラ・テクノロジー社
  が高度100km以上の宇宙空間へ、試験機器を打上げるロケット開発中だ。
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<宇宙到達に必要な エンジン120秒燃焼実験に成功>
  
  超小型衛星を軌道に乗せるまではいかないが、弾道弾飛行宇宙空間に達し、試験
  機器実験機器宇宙空間に到達させ、パラシュートで回収する。
  
  こちらはやや小ぶり、全長9.9mペイロード20kg程度となっており、弾道弾
  飛行による微小重力状態も、260秒ほど継続でき、一つの売りだ。
  
<インターステラ・テクノロジー社のロケット MOMOの弾道弾軌跡>
<MOMO>
  
  この後、超小型衛星軌道投入できるロケット開発も計画にある。手初めてとして
  確実なところから参入を狙っている。
  
  
  まだまだ多くのスペースベンチャーが凌ぎを削る超小型衛星を取り巻く世界。勝ち
  残りには、更なる技術が必要だ。日本も、せめてバックアップできる施策が欲しい。
  
  
  日本語情報 mynavi, infoseek, idartshokkaido-np
  英語情報 space1, space2floridatoday
  ベクター・スペース社HP  スペースフライト社HP
  ロケットラボ社HP  インターテスラ・テクノロジー社HP
  
  
  動画:米TV報道 ベクター・スペース社工場(2分半)YT
  
  動画:ロケットラボ社 プロモーション(1分半)YT
  
  動画:ロケットラボ社 エレクトロン発射準備状況(2分)YT
  
  動画:ロケットラボ社 ラザフォードエンジン試験状況(3分強)YT
  
  動画:インラーステラ社 エンジン噴射試験(3分)YT
 
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