ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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2018年、ボーイング社とビゲロー社が共同開発しているISS宇宙往還機の
CST100 スターライナーがデビューする。
<開発中のCST100 スターライナー>
この宇宙船に搭乗する最大7名の宇宙飛行士のために、新しい宇宙服が開発され、
ボーイング・ブルーと名付けられた。これを着て、ミッションを遂行する。
<ボーイング・ブルー>
50年にも渡り着用された初期モデルに対して、40%の軽量化、タッチパネル
も操作可能なグローブ、滑り難いブーツ素材等、多岐にわたる改良が加えられた。
ジッパー利用も拡大され、ヘルメットと胴体部の繋ぎ部にも用いられた。宇宙服
を着用ための背中にある入口部は、変わらず採用されている。
<ジッパー部が見える繋ぎ目>
このジッパー、日本メーカYKKの米国支社で新開発されたものだ。気密性は、
4気圧まで保持できる。こういう部分でも、日本は宇宙開発に貢献している。
この宇宙服、映画 2001年宇宙の旅 に出てきた宇宙服のそのままではないか、
という評判もある。長きの時間で、ようやく現実となったのかもしれない。
<2001年宇宙の旅 の宇宙服>
動画:WSJ報道 ボーイング社新宇宙服発表(1分強)YT
動画:宇宙服デザイン トップ14(9分弱)YT
動画:CNN報道 宇宙服のテストの様子(2分強)YT
動画:映画 2001年宇宙の旅 予告(2分半)YT
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これまでの世界記録は2014年ロシアの37個だった。今回の記録は、それを
大きく上回る。インドの宇宙技術の急成長ぶりを窺わせる。
衛星104個の内訳は、インド3個、米国88個、残りは欧州、中東からの発注
という。打上げ費用は約17億円というから、約16百万円/個という低コスト。
米国のモノは、プラネット社DOVE衛星。10cm×10cm×30cmという3U
サイズのキューブサットだ。質量5kg弱、地球観測用の機能を備える。
<プラネット社DOVE衛星>
実はキューブサットだけではなく、714kgという普通の人工衛星Cartosat-2
Seriesも1基含まれており、所謂 ピギーバックという形での打ち上げだ。
<地球観測衛星 Cartosat-2>
ロケットは PSLV (Polar Satellite Launch Vehicle)。1993年に初打ち上げ、
今回で39回目となる 今やインド定番の看板ロケットだ。
<PSLV 打ち上げの様子>
打ち上げ能力1400kgの最強バージョンXL仕様で挑んだが、見事に成功、
インドは、偉大な威信を保った形だ。
宇宙開発を国家の最優先課題と捉えるインドは、今年 関係予算を23%も増額、
宇宙先進国を窺う勢いだ。それは金星探査や2度目の火星探査に向かっている。
インド宇宙研究機関 ISRO HP
動画:AFPBB報道 軌道投入映像(3分半)YT
動画:WSJ報道 インド世界記録更新(2分弱)YT
動画:TED プラネット社 マーシャル社長(8分強)YT
動画:プラネット社 DOVE衛星について(1分半まで 全6分半)YT
小惑星を資源として開発しようというプロジェクトが進んでいるが、捕獲や輸送
に焦点が当たる。でも、その前に、どんな鉱物を有するか知らなくてはいけない。
そんなプロジェクトが、MIDEA*という小惑星探査の計画だ。親と子の探査衛星の
ペアでターゲットを探査する。親機は地形を観測し、子機は鉱物探査をする訳だ。
*;Meteoroid Impact Detection for Exploration of Asteroids
concept mission
子機には、センサーとしてプラズマ発見・分析機が搭載され、宇宙塵が小惑星に
衝突した際に発生する、小さなプラズマを発見し分析する。
<MIDEA:小惑星調査のイメージ図>
そうなると宇宙塵が当たるまで探査できないが、意外と衝突する機会は多い様だ。
研究では、1平方mあたり10日に1度、という頻度が示された。
資源化を狙うために十分な大きさでなら、2週間前後で、小惑星に含まれる鉱物
探査が完了する。有人宇宙船による探査より、大幅なコストダウンが可能だ。
カギとなるのは、ミッションに合う小さく軽量なプラズマ発見・分析機。提案者
であるスタンフォード大学のリー博士はまずは、この開発に注力すると言う。
<スタンフォード大学のニコラス・リー博士>
<現在の光分析機の一例>
小惑星探査は、日本の はやぶさ を始め、既に実現した技術。このミッションに
合うプラズマ発見・分析機も、日本でできないだろうか。お家芸と言いたいが。
関連論文(AIAA)link
動画:ANN報道 小惑星イトカワの砂の分析について(1分弱)YT
動画:小惑星の資源化について(3分半)YT
動画:小惑星衝突に備える3アイデアと衝突可能性(4分) YT
動画:月への小惑星衝突(4分)YT
国際宇宙ステーションISSが運用終了に向け、民間の宇宙ステーション進出が
話題になってきた。新しいプロジェクトは、Axiom Space 社が提案している。
<Axiom Space の居住モジュールイメージ>
民間用途として宇宙の出先を造る、これぞ歴史上の転換点と謳い 計画を進める。
用途は、研究開発は基より、宇宙機器の評価、製造、宇宙旅行にも広がる。
既に20ヶ国と話を進め、直近では、第一号のテナントとなる研究・製造分野の
案件を子細に詰めているところだと言う。
宇宙での3Dプリンター製造を進める Made In Space社と提携、宇宙工場を併設、
宇宙船全体のエネルギー管理の知見を蓄積、将来の宇宙開発に備える計画だ。
そして、現在の製品を打ち上げる方式に比べて、大きなコスト低減にも繋がる。
即ち、火星旅行も近くなり、宇宙旅行を気楽に楽しめる時代の入り口でもある。
計画では、2019年には宇宙旅行者をISSへ送り込む。そして、2020年
には、最初の居住モジュールをISSへドッキングさせる。
その後、ISSが運用を停止する2024年から28年に切り離し、独自の宇宙
ステーションの核となるべく、宇宙に配置され、新たな宇宙船を構成する予定だ。
<まずISSにドッキング。その後 移動>
<実際にISSドッキングしたイメージ>
- 手前の太陽光パネル付 右奥に日本のモジュールが見える -
この計画、言わば 宇宙での不動産賃貸業とも言える。宇宙ホテルを目指している
Bigelow Aerospace 社もある。次は、エンターティメント分野を期待したい。
動画:Bloomberg 報道(5分半) YT
動画:Axiom Space 社講演(21分強)YT
動画:ISSでの3Dプリンター実験(7分半)YT
動画:CENT 報道:Made In Space社(3分弱)YT
動画:ボーイング社 宇宙での3Dプリント技術CG(3分弱)YT
ISSの基幹部品バッテリーに日本製品が採用、無事に交換された。システムは、
米国メーカだが、セルの開発メーカは、バッテリーの雄 GSユアサ だ。
<バッテリー1セルと搭載する曝露パレット>
<上図バッテリー30セルがパックされてISSバッテリー1個>
これまで搭載されていた古いバッテリーは、48個。新バッテリーでは24個で
賄えるという。これが、技術の進歩に他ならない。
<左:新しいリチウムイオンバッテリー 右:古いニッケル水素バッテリー>
24個は こうのとり での分割輸送となった。まず 6号機で6個、9号機で運び
終わる計画だ。ちなみに、輸送できるのは こうのとり だけとの事だ。
最初の3個は、2人掛かりで6時間半という時間を掛けて交換された。宇宙服が
邪魔になり、無重力も上手く使わないと作業ミスに繋がる。それで時間が掛かる。
マニュピレータを使って、大きな移動をするものの、取り付け等の小さな作業は、
人頼みだ。ここで威力を発揮するのが、宇宙工具 ピストル・グリップ工具だ。
<マニュピレータを使ったオペレーションの様子>
<作業の一コマ 右手に持つのがピストル・グリップ工具>
ドライバー一つにも工夫が必要な宇宙の世界。もっと簡単な方法がありそうだが、
設計が古いからだろう。中国が迫る中、新ISSのチャレンジはまだだろうか。
ISS 新リチウムイオン電池について pdf
動画:ニュース報道(日本語:2分弱)YT
動画:バッテリー交換の様子(9分半)YT
動画:バッテリー交換の全中継(日本語解説有:8時間)YT
動画:JAXA バッテリーと飲料水充填装置 説明会(48分弱)YT
動画:船外活動でのピストル・グリップ工具(3分半)YT
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