ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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重力レンズ効果をご存じだろうか。太陽の重力によって曲げられた深宇宙からの
光を上手く受け取ると、太陽が、レンズの役割を果たすという技術だ。
<重力レンズ効果のイメージ>
1924年にロシア人の研究者が発表したのが始まりだが、実際は1936年に
アインシュタイン博士が発表し、世に知れ渡る事となった。
既に、幾つもの観測事例が報告されている。アルマ望遠鏡での事例では、117
億光年彼方の 爆発的に恒星を生み出しているという銀河 SDP.81 を観測した。
<アルマ望遠鏡による銀河 SDP.81 観測事例>
-左:ハッブル 中:アルマ 右:再現した銀河像-
事例での通り、重力効果レンズを用いると、そのままのズバリ像は得られない。
アインシュタインリングと呼ばれるリング状の像になるため、再現作業が必要だ。
今回発表された重力レンズ効果を使った構想では、より解像度を高めるために、
宇宙に新たに望遠鏡を設置し、1000×1000ピクセルの画像取得を狙う。
これには、一つの背景があるようだ。先に発表された39光年先のトラピスト1
に発見された、地球似の3個の衛星。これを観測したいとの想いだ。
<ターゲットの一つ トラピスト1 の現状観測イメージ>
-現在の技術では、数ピクセルの画像しか得られない-
それには、理論的には、太陽から550AU*の位置に配置する事が必要となる
との事。最も遠い冥王星ですら 約40AU、その遠大さが分かるだろう。
*:太陽?地球の距離が1AU
<今回の構想イメージ>
-太陽の屈曲を直接レンズに見立てるアイデア-
太陽系を飛び出したボイジャーは、40年掛かって 現在137AU地点。同じ
ペースで160年の計算だ。実現は玄孫の時代だろうか、技術の進歩を祈りたい。
重力レンズ効果について wiki
動画:重力レンズ効果の解説(3分強)YT
動画:アルマ望遠鏡による銀河 SDP.81 の観測(1分弱)YT
動画:同 銀河 H-ATLAS J142935.3-002836 の観測(1分強)YT
動画:東大 須藤教授講演 重力レンズ越しにみる夜空(1時間)YT
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世間では、ドローンと呼ばれる無人の飛行ロボットが、防災や点検等の広い分野
で使われ始めているが、火星などの大気のある惑星でも活躍が期待できる。
<災害時の調査用ドローンの一例>
惑星探査と言えば、地上を走るローバーと呼ばれる無人の移動ロボットがあるが、
限られた範囲になってしまう。それを解消すべくドローン探査機が発表された。
<Mars Flyer と名付けられたドローン>
垂直離着陸でき、飛行中は翼を働かせて効率よく移動できる、超小型オスプレー
とも言えるコンセプトだ。
ドローンと言えば、4個のローターを有するクアッドコプターが良く知られるが、
浮力を全てローターで稼ぐため、水平移動に際して、効率が悪い。
水平飛行時は、翼により浮力を得る事で、少ないエネルギーで飛行できる訳だ。
それを実現したコンセプトと言える。
実は、NASAも2年前、二重反転プロペラを有するヘリコプター型ドローンも
発表しており、研究が一歩進んだ印象だ。
<ヘリ型ドローンのイメージ図>
火星大気圧は100分の1に満たず、浮力を得るのは大変だが、重力が3分の1
と少ないので、ドローン重量は大きな問題にならない。そこがポイントとなる。
人類が火星に降り立つ前に、こんなドローンが活躍しデータ収集をするのだろう。
その成果が新たな知識となり、リスク回避にも繋がるだろう。大いに期待したい。
動画:コンセプトCG+実験風景(4分半)YT
動画:NASA ヘリ型ドローン コンセプト(2015年 3分)YT
動画:NASA ブーメラン型ドローン コンセプト(2015年 1分)YT
動画:NASA 固定翼型ドローン イメージCG(2013年 1分)YT
宇宙旅行、これまで地球近傍の宇宙空間へ出て行くだけのものだったが、月旅行
が実現される。しかも、来年がターゲットだ。
正に時代の風雲児、イーロン・マスク氏が率いるスペースX社が、一般人2名を
月まで運んで周回、地球へ帰還する。1968年のアポロ8号以来、50年ぶりだ。
<アポロ8号>
使われる宇宙船は、開発中のドラゴン2。主として、ISS往還用に利用される
計画だったが、新たに月旅行にも利用される事になったようだ。
<開発中のドラゴン2>
<同じく開発中の 打上げロケット ファルコンヘビー>
一気に月旅行となると、時間も掛かり、往復で約6日という。飛行のルートは、
アポロと同じく、地球と月を8の字で結ぶ自由帰還軌道だ。
<月旅行のコース 自由帰還軌道>
乗客の一般人は、今年後半から訓練に入るという。専門家の意見では、それほど
心配ないが、ひどい乗り物酔いがあるようで、そんな対策訓練もあるだろう。
一般の関心事は、その費用。地球近傍の空間への宇宙旅行が、2-3000万円
で販売されているが、月となると桁違い。1-200億円程度と試算されている。
まだごく一部に限られたモノで、スペースX社自身も初の試み、リスクも高い。
しかし、チャレンジを続ける事が人類の活路だ。成功を祈りたい。
動画:スペースX社 惑星間ロケットCG(4分半)YT
動画:ドラゴン2 イメージCG(2分強)YT
動画:ファルコンヘビー イメージCG(3分半)YT
動画:ドラゴン2 飛行中止時の離脱試験(2015年 2分強)YT
動画:NASA アポロ8号 45周年記念(2013年 7分弱)YT
昨年末、NASAのEMドライブ論文が、米国航空宇宙学会に取り上げられた。
論文では、理論的裏付けとしてパイロット波理論なるものが可能性ありと論じた。
<話題のEMドライブ>
パイロット波理論とは何か。殆どの物理学者は見向きもしないという量子力学上
の仮説とされる。かのボーム博士が提唱している。
2重スリットの実験で、電子は粒子にも関わらず、干渉波ができた事に対して、
電子は移動する前に発したパイロット波に乗って移動した、という辻褄合わせだ。
<パイロット波理論とは こんなイメージという>
これは、物質をベースにした日常的な世界観からは、受入れ易く受入れられるか
に見えたが、その後に欠陥が見つかり見捨てられたという。
このパイロット波理論は、EMドライブの礎となるゼロポイントエネルギー論に
あるバックグラウンドの揺らぎを良く表しており、採用したようだ。
物理の世界には、いろいろは説があるようだが、EMドライブをキッカケとして、
日頃耳慣れない仮説が飛び交っている事は興味深い。まだまだあるかもしれない。
動画:パイロット波理論について(16分半)
宇宙観測は、時として 思いがけない発想をもたらす。映画コンタクトでは、電波
望遠鏡が宇宙人のシグナルを捉えた内容だった。
宇宙人は存在するか。まだ謎のままのテーマだが、最近の観測では、エイリアン
の存在を前提とした、或いは存在するとしか思えない観測結果が報告されている。
白鳥座の方向にある1500光年という遠い宇宙にある KIC 8462852 の観測で、
その光点滅の異常さから、巨大構造物が遮っているのではないか、というのだ。
<光度分析 横軸 1400日を過ぎた部分に一部で急減>
<KIC 8462852 を取り囲む巨大構造物 ダイソン球>
更に、1000分の1秒という短時間に発生する、高速電波バーストという現象は、
エイリアン建造の恒星間宇宙船が生じさせたとする論文まで登場した。
<2001年の高速電波バーストの観測事例>
<恒星間宇宙船のイメージ図>
論文の著者 ハーバード大 Avi Loeb 教授 は
we haven't identified a possible natural source with any confidence.
An artificial origin is worth contemplating and checking.
どのような自然現象によって生じたかについて確信を得られていない
人為的に引き起こされたと考えることは十分に価値のあるものだ
と自説の正当性をコメントしている。
< Avi Loeb 教授>
広く深淵な宇宙には、もっと不思議な現象はあるだろう。宇宙観測の技術進歩は、
もっと異常な現象を見つけていくに違いない。即ち、エイリアンは存在するのだ。
<英テレグラフ報道>
<高速電波バースト解説>
<ミチオカク KIC 8462852 を語る>
ダイソン球について wiki
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