ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
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一世を風靡する3Dプリンター、航空宇宙の世界では、もはや常識と言っていい
だろう。しかし、悪魔で地球上での効率的な部品製造が目的だ。
宇宙空間では、どうだろうか。部品を作る事は無い、というのが今までだったが、
3Dプリンターを利用して、交換部品の工具を作ろうという時代へ入ってきた。
部品を送り届ける必要がなくなれば、輸送コストが削減できたり、倉庫スペース
が減らせるなど、良い事づくめだ。
研究は2014年から、低温度のプラスチック材料を用いて始まったが、新たに
バージョンアップした3DプリンターがISSに搭載された。
<ISS実験室の3Dプリンター装置>
地上との違いは、ずばり重力加速度。ISSでは、ほぼゼロの微小重力下に於て
3Dプリンターが作動しなくてはならない。
光硬化の方式による3Dプリンターの場合、液状の原料を用いるため、この液状
原料が、いずこへ動き出すか全く分からず、新しい製造手法が必要となる。
また、更なるアドバンスも開発中だ。宇宙船内でクルーズドループでの部品製造
を目指した、リサイクルプラスチックを利用できる装置だ。
<Refabricator:3Dプリンターの一部を構成(リサイクルプラスチック利用)>
地上での開発はほぼ終了し、2017年の宇宙での実証実験に向けて準備が進む。
まずは、宇宙での樹脂系部品3Dプリンター製造技術確立を目指す。
一方、地上での金属3Dプリンター部品製造は、かなり高いレベルまで達成済だ。
宇宙旅行が長くなるほど、こういう技術も必要だ。
<NASA開発の3Dプリンター製造 ロケットエンジン用ターボポンプ>
3Dプリンター技術の開発は、宇宙だけでなく、広く利用が期待される。それは
モノづくりを根底から変革する。よりレベルの高い技術を宇宙に期待したい。
動画:今回のISSでの実験一コマ 他(2分半)YT
動画:ネット報道:ISSでの3Dプリント(1分弱)YT
動画:NASA:3Dプリンター実験について(2014年 5分強)YT
動画:3Dプリンター製造 燃料ポンプの実験の様子(1分弱)YT
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宇宙開発が進む一方、スペース・デブリと呼ばれる宇宙ゴミは増加の一方。それは
2万個にも及び、数千トンから7千トンという試算もある。
既に 約10cm以上のデブリは、米国、ロシアのスペースガード活動により把握、
常時監視されている。日本でも2ヶ所の施設が協力、その数は1万個近いという。
<スペース・デブリのイメージ図>
宇宙ゴミ排除の計画は幾つかあるが、来年に早々にテストミッションを実行する
というニュースが流れた。RemoveDEBRIS と呼び、3つのアイデアを試す予定だ。
1:まるで投網の様に、網を投げて捉まえる
2:モリで目標を打ち抜き捉える
3:パラシュートを付けて抵抗増加し、地球再突入を早めて消失する
<スパイダーキャッチ方式>
<モリ的中キャッチ方式>
<パラシュート友連れ大気圏突入方式>
1や2は、積極的に捕獲していく方法、3は、事前にセットしておけば、運用の
終了と共に、計画的に地球再突入が実行できる。
実は、事態は差し迫っている。2009年には、2つの衛星 イリジウム33 と
コスモス225が衝突、1000個以上もの宇宙ゴミに分解された。
また欧州は、運用済みになった8.5トンにもなる最大級の観測衛星宇宙ゴミを、
軌道上に保有しており、何とかしたい状況だ。Envisatという地球観測衛星だ。
実際に衛星が衝突する時代、待ったナシは言うまでもない。これからの宇宙旅行
時代にも、早く安全な宇宙空間の実現に近づけて欲しい。
スペース・デブリについて wiki
日本スペースガード協会HP
動画:プロモーションCG(4分弱)YT
動画:イリジウム33とコスモス225 衝突の様子(1分強)YT
動画:Envisat 捕獲アイデア(3分弱)YT
動画:在りし日の Envisat(7分強)YT
米国の宇宙ベンチャーには、IT長者が多くいる。マスク氏、ベゾス氏、バレー
の出身者だ。日本のIT長者にも、堀江氏が宇宙ベンチャーを立ち上げている。
インターステラテクノロジズ社、2013年設立。北海道大樹町に本拠を構える。
ターゲットは、観測ロケットと超小型衛星の打上げ市場だ。
<開発中の[モモ]実物大模型と開発陣>
全長8.5m、直径50cm、重量900kgのロケット。エタノールと液体酸素
の液体燃料を採用、噴射装置の燃料噴射部インジェクタにも独自開発を織込む。
<3月に成功した推力装置の燃焼実験>
<ロケットエンジンの構成>
最大20kgの超小型衛星が搭載できる性能だが、最大100kgペイロードの
モデルの計画もある。稲川社長曰く、宇宙バイク便の実現だ。
<JAXAロケットとの比較>
8月に予定されているモモは、まずは観測ロケットというでスタート。達成高度
100km程まで上昇、弾道軌跡で落下までの数分の無重量を提供する。
<観測ロケットと衛星ロケット>
ロケットビジネスには大金が必要だが、日本的規模でも勝負できる市場を見出し
チャレンジしている。一つの成功モデルとなり、連鎖のトリガーとならん事を。
動画:技術の紹介(1分半)YT
動画:秋葉原での発表会の様子(1分)YT
動画:ロケット噴射試験(30秒)YT
動画:ロケット噴射部のベクタースラスト試験(13秒)YT
中国パワーが宇宙ベンチャーにまで及んできた。成層圏一杯でのアクティビティ
であるが、宇宙を近似体験するプログラムだ。
宇宙ダイビング、地上から42kmもの高さから飛び降りる。スカイダイビング
とは二桁も高い地点だが、気球で到達、宇宙を味わい、地球に向けてダイブする。
<全体イメージ図>
仕掛けるのは、パラシュート服開発のベンチャーだ。中国国内の宇宙旅行需要を
見込み、宇宙ダイビング旅行の商品開発を始めた。費用は800万円という。
トライアルとして、既に、命知らずの挑戦者3名が選出されている。うち一人は、
女性、自分へのチャレンジとして応募、直近の世界記録41kmを破る目標だ。
<挑戦者3名と着用する宇宙服>
宇宙旅行というより冒険という印象が強いが、往還機による宇宙体験よりも低い
価格に設定可能だ。大衆ほど安くはないが、スリル好きのすそ野は広がりそうだ。
Gold Ocean Space Technology社 HP
動画:ニュース報道(30秒)YT
動画:世界記録 Alan Eustace氏 挑戦(1分半)YT
動画:Alan Eustace氏 TED講演(14分半)YT
動画:レッドブル・ストラトス・プロジェクト(39Km jump 8分強)YT
ロケットの空中発射。イメージは付くだろうか、ヴァージン・ギャラクテック社
が開発中のサブオービタル宇宙船、スペースシップ2が近いイメージだ。
スペースシップ2は、事故で開発が中断、現在はユニティという名前となったが
乗員2名と乗客6名、合計8名が乗った宇宙船が飛び出す。
<スペースシップ2>
打上げ能力を最大4.5トンまで引き上げ、衛星の軌道投入や物資輸送に使って
いこうというプロジェクトを、英国ストラトローンチ社が進めている。
<ストラトローンチ社のイメージ図>
なんとこの母機、翼幅117mという大きさ。ジャンボ747の71mの1.5倍
にもなり、ISSの109mをも超える。世界最大の飛行機となる。
<なんともデカい:右 747>
搭載するロケットは、オービタル・ATK社が開発を進めているサンダーボルト、
重量は22.6トンだ。こんなモノを輸送できる飛行機は、かつて存在しない。
<サンダーボルト>
エンジンは、747と同じモノを6基、着陸脚も14本にもなる。開発コストを
抑えるために、747をベースとし、使えるモノは使っていくようだ。
では、何が良いのか。発射地点に捉われない事で、打上げ時の天候リスクを軽減、
また 母機帰還後 直ぐ次の打上げができ、回数も増やせる。コスト低減に繋がる。
<想定飛行ミッションルート>
システム構想は、スペースシップ2と同じ、天才バート・ルタン氏。パトロン役は、
マイクロソフトの共同創業者 ポール・アレン氏というゴールデンコンビだ。
宇宙旅行を、ビリオネアーから大衆へと推し進めるのは、こういうドライバーだ。
新興国インドや中国も参入し、競争激化の様相だ。旅行商品が楽しみだ。
全体システム概要 PDF
動画:プロモーションCG(3分弱)YT
動画:オービタル・ATK社ロケットを使ったISS物資輸送(2分強)YT
動画:開発者 バートルタン氏が語る(3分弱)YT
動画:スペースシップ2テスト飛行(2011年 5分)YT
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