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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2016.4.05 VOL.5-07 magmag melma ***
  
  火星でのサバイバルを描いたSF映画オデッセイ、ご覧になっただろうか。火星
  表面イモを植えて食糧とし、迎えの宇宙船を待つのだ。
  
  火星の土壌は、08年フェニックス・マーズ・ランダーが分析し、その結果を
  「裏庭の土と同じような土だ。アスパラガスが良く育つだろう」としている。
  
  こういう情報から粒の大きさや成分を模擬した土壌を作り、既に、栽培の研究が
  始まっている。オランダの大学では、月の模擬土壌での野菜栽培だ。
  
  トマト、ほうれん草、えんどう豆、ネギ、ライムギ、ラディッシュ、ルッコラ、
  クレソン、キノア、アサツキ10種類野菜栽培成功したという。
  
<収穫された野菜>
  
  
  一度目は枯れ、二度目の今回は改良が加えられた。ポッドではなくトレーで栽培
  土壌にも刈り取った草を混ぜた。問題となった水遣りでの失敗を改善した形だ。
  
<いかにも普通のトレー>
  
  ただ、一つ問題がある。火星の土壌には、重金属が含まれており、栽培作物
  を食する事は現時点では困難だ。対策の研究はこれからだ。
  
  月の模擬土壌での成功で、火星の模擬土壌でも収穫が上げられると見込まれる
  ちなみに、火星の模擬土壌開発済みで、なんとネット販売されている。
  
  
  火星への有人探査、映画の世界でなく、実に着実に関連技術の開発が進んでいる。
  地球でも火星レストランがオープンする時代がやってきそうだ。
  
  
  日本語情報 sputniknews, afpbb 英語情報 ibtimesphys
  月の模擬土壌に関する論文 清水建設 link, ORBITEC社 pdf
  オランダの大学(Wageningen University & Research centre)HP
  
  
  動画:オランダの大学によるプロモーション(2分半)YT
  
  動画:ユーロニュース報道(2分弱)YT
  
  動画:NASAの宇宙ガーデン研究(3分強)YT
  
  動画:映画 オデッセイ のポテト栽培シーン(8分半)YT
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*** 2016.4.05 VOL.5-07 magmag melma ***
  
  
  反物質というモノをご存じだろうか。反陽子陽電子、即ちマイナス電荷の陽子
  とプラス電荷の電子からなる物質だ。
  
  この反物質普通の物質がぶつかると、お互い逆のエネルギーを持っているので、
  物質しては消滅し、膨大なエネルギーが放出される。対消滅と呼ばれる。
  
  このエネルギーを推進力として利用する、正しくSF技術を実用化しよう構想が
  核研究で有名なフェミル研究所の元研究者を中心に、民間ベースで進んでいる。
  
  構想では、反物質ウラン核分裂の起爆として使われる。即ち、反物質の水素
  ウランに衝突させ、ウラン核分裂を起こし、その生成物を放出させる。
  
  具体的な宇宙船アイデアには、船体前部にウランが塗られたが配置されている。
  そのに、反物質水素をぶつけると、生成物が発生放出され推進力となる。
  
<構想イメージ>
  
  
  計算によると、10kg探査機なら反物質水素17gだけで、光速の10%
  スピードで、4.4光年αケンタウルスまで40年で到着できる。
  
  課題は物質安定と製造コストにある。自然界に存在しない反物質は、不安定
  高エネルギーを放出して、直ぐに消滅する。また1gで10兆円とも試算される。
  
<映画 Angels & Demons より:反物質炉>
  
  開発コストも桁違いだが、まずは概念証明のために、クラウドファンドで寄付を
  募る計画、2千6百万円が目標だ。
  
  
  反物質をエネルギーとした宇宙船の検討は、実は歴史があり、これまでにも何件
  もの論文が出されている。言い換えれば、可能性がある技術、楽しみなテーマだ。
  
  
  日本語情報 wired 英語情報 iflscience, forbes, futurismdigitaltrends
  
  反物質ロケットについて wiki 反物質について cern
  当該論文(2003 Particle Accelerator Conference)pdf
  反物質推進関係論文 link, pdf1, pdf2pdf3
  開発会社(Steven Howe/Hbar Technologies)HP
  
  
  動画:反物質エンジンのイメージ解説(3分強)YT
  
  動画:ドキュメンタリー 反物質爆弾の研究(4分強)YT
  
  動画:フェミル研究所 反物質について(4分半)YT
  
  動画:映画 Angels & Demons より(1分半)YT
  
*** 2016.3.22 VOL.5-06 magmag melma ***
  
  
  デススターとは、よくぞ名づけたり。平和な惑星をターゲットを破壊する。誠に
  悪役にはピッタリのネーミングだ。
  
  だが、これのターゲットが地球追突せんとする小惑星に向けられたら、キット
  心安らか、救いの神、エンジェルスターに変身する。
  
  近年の相次ぐ小惑星衝突に、このアイデアが浮上してきた。その名も DE-STAR*。
  似通り具合が良い感じだ。
   * Directed Energy System for Targeting of Asteroids and exploRation
  
<DE-STAR の運用イメージ>
  
  強力なレーザ光小惑星の一点に照射蒸発を試みる。そのエネルギーで岩石を
  も溶かし、蒸発させる。その蒸気が小惑星を動かす、軌道変更が可能となる。
  
  その威力は強烈だ。300万kmの距離から直径100m小惑星溶かせる
  までが38万Km、その8倍遠い空間に到達した時点に照射を始められる。
  
  そのパワーはどの位か。現時点では、まだ算出できていない。最大70ギガW
  少なくとも20-30ギガWというレベルのエネルギーだ。
  
  これが如何に巨大なエネルギーか見当が付くだろうか。1ギガW100万kW
  一般的には一つの原子力発電所の発電能力だ。これが何十個と必要になる。
  
  構想では、宇宙巨大太陽光発電所からエネルギーを得る。その前に、まずは、
  デモンストレータとして、20kWDE-STARLITE* を開発する計画だ。 
   * Directed Energy System for Targeting of Asteroids and exploRation
  
<強力レーザー発振器のイメージ図>
  
  
  エネルギーを得るために必要な太陽光発電効率は、70%と試算された。つまり
  まだ先の話であるが、着実に技術開発が進んでいる。人類の存続を願うばかりだ。
  
  
  日本語情報 gigazineyukawanet  英語情報 astrowatch, dailymailtelegraph
  発表論文 lnk, 2013年の論文 pdf1, pdf2, 2013年の専門紙記事 pdf
  プロジェクトHP
  
  
  動画:DE-STARプレゼンテーション(42分強)YT
  
  動画:Planetary Defense Conference 2015(13分弱)YT
  
  動画:実験装置CG(1分半)YT
  
  動画:開発中のレーザー兵器(1分半)YT
  
  動画:隕石衝突の再現実験(4分弱)YT
*** 2016.3.22 VOL.5-06 magmag melma ***
  
  
  今流行りの商用宇宙旅行とは、地上100kmあたりまで飛んで行き、無重力の
  状態を体験、再び戻ってくるものだ。サブオービタル宇宙旅行と呼ばれる。
  
  米国中心に数社が名乗りを上げ、ロケットや宇宙船の開発に凌ぎを削っている。
  そこに、ついにロシアが参入してくるというニュースが入ってきた。
  
  コスモ・クールス社という宇宙ベンチャー、この度、ロシア宇宙開発の総元締め
  とも言えるロスコスモスから、宇宙旅行用の再利用システム開発許可を得た。
  
<コスモ・クールス社開発中のスペースシャトル>
  
  
  即ち、再利用可能なサブオービタル打上ロケット再利用可能なサブオービタル
  宇宙機器 宇宙船などの一連のシステムだ。旅行者は6名が搭乗できる。
  
<コスモ・クールス社のサブオービタル旅行システム>

   
  先発との差別化に、軌道は180-220kmと高く、より宇宙感覚を高めよう
  という狙いのようだ。一連の離発着時間は15分無重量感覚は5-6分という。
  
  これまでの飛行機型とは違い、ロケットという事で、往復の時間は非常に短い
  打上げロケットも再利用、地球に戻ってくる。スペースX社の企画に近い印象だ。
  
  20から25万ドル(2.4-3千万円)というチケットは、先行企業とほぼ同じ。  
  2020年スタートに向け、既に700名が予約中という。
  
  
  ロケット式だけあって、最大加速度は5Gにもなる。いわば、0Gから5Gへの
  加速度体験の旅でもある。恐らく、搭乗者は事前に体力増強が課せられるだろう。
  
  
  日本語情報 sputniknews 英語情報 rt, tassoananews
  ロシア語情報 varlamov
  ロスコスモスについて wiki ロシア宇宙フォーファム inSpace
  
  
  動画:CCTV:ニュース報道(30秒)YT
  
  動画:スペースX社 再利用型ロケットテスト(2分半)YT
  
  動画:かつて開発されていたロシア版スペースシャトル(5分弱)YT
  
  動画:ロシア版スペースシャトルCG(4分半)YT
  
  動画:ロシアの宇宙博物館ツアー(2分)YT
*** 2016.3.08 VOL.5-05 magmag melma ***
  
  
  地上100kmの宇宙空間へのジャーニー、その一番乗りを目指すヴァージン・
  ギャラクティック社が、新しい機体をお披露目した。
  
  2014年の事故から1年4ヶ月、新しい機体はユニティと名付けられた。かの
  ステファン・ホーキング博士が、その名付け親だ。
  
<VSS[Virgin Spaceship] Unity>
  
  事故原因は、パイロットによるものとされたが、新しい機体の開発にあたっては、
  厳格なテストを行ったと強調する。初の商用宇宙旅行、不安解消には必須だ。
  
  地上から宇宙までの飛行ルートを模擬した何千回のキャビン与・減圧試験、推進
  装置であるロケットモーター100回にも及ぶ耐久試験などだ。
  
  そして、全機地上試験と呼ばれる地上での最終確認試験の後、飛行試験へと進む。
  全てが成功した暁には、いよいよ商用の宇宙旅行の始まり既に700人待ちだ。
  
<WhiteKnightTwo:Unityを高度1500mまで持ち上げる>
  
  1回のジャーニー乗員2名乗客4名で構成され、約5分無重量状態を体験、
  地上へ帰還する。全行程 2.5時間のチケットは25万ドル約3000万円だ。
  
  
  実はこのプログラム、日本にも関わりがある。なんと、飛行士のスペーススーツ
  は、日本のデザイナー 山本耀司 の作品だ。これからのステップに注目したい。
  
<山本耀司デザインのユニフォーム>
  
  
  日本語情報 afpbb 英語情報 ieee, scientificamerican, digitaltrendsmashable
  開発企業(ヴァージン・ギャラクテック社)HP
  米国国家運輸安全委員会 事故報告書(概要) pdf
  
  
  動画:CNN報道:ユニティの発表(3分弱)YT
  
  動画:ユニティ開発中の試験風景(3分半)YT
  
  動画:超小型衛星打上げ用ロケットのロケットモーター地上試験(1分弱)YT
  
  動画:山本耀司デザインのユニフォーム(2分弱)YT
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