ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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長期の宇宙旅行、この間 寝て行ける状況が実現できると、画期的な進歩となる。
人間の環境適用の懸念が減るだけでなく、その間の必要資材がグンと減るからだ。
<映画 Interstellar より>
実現すれば、宇宙船そのものの機能も変わる。大幅なサイズダウンが可能となる。
全てがコストダウンに繋がり、宇宙開発そのもののスピードアップも期待される。
<左:通常の宇宙船 右:冬眠用宇宙船>
所謂 宇宙冬眠の研究だが、既に始まっており、次のステップにNASA予算が
付いた。
・長期間の代謝抑制やその生理的影響に対する医学的評価について
・放射線や室内熱環境の影響を織込んだ火星探査用の住居設計に関する見直し。
といった分野、いよいよ実際の応用を意図した内容だ。
<冬眠運行できる宇宙船のイメージ図>
<大量輸送時代はこんなイメージ>
冬眠時の体温は、32-34℃、6時間を掛けて徐々に下げていく。現在でも、
特殊な医学療法で使われるが、最大5ヶ日。宇宙用には、2週間程度で開始する。
冬眠中は、点滴のような管で栄養が送り続けられ、排泄物も吸引される。体には、
各種センサーが付き、体調監視が行われる。見た目は、気持ち良いとは言い難い。
<冬眠中はいろいろな管が取り巻く>
宇宙旅行も大変だ。一方、不治の病の治療法が見つかるまで、15℃で低温保管
するサービスがある。脈拍ゼロ、死体保管だ。宇宙冬眠なら、死なずに済むかも。
動画:TomoUSA 報道(1分強 15年)YT
動画:WSJ 報道(約3分 14年) YT
動画:映画 Intersteller より(2分半)YT
動画:特番 人工冬眠(8分強)YT
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Eグライダー、エレクトロスタテッィク(静電)・グライダーと称する。即ち、
静電気の仕掛けで浮遊する。
<小惑星を観測するイメージ図>
空気のない天体、例えば 月や小惑星、の表面では、太陽からの太陽風、光電子
が衝突し帯電状態にあるという。Eグライダーは、この帯電状態に浮かぶ訳だ。
小惑星では、1kV/mの帯電になるとされ、この条件では、1kg程度のモノ
なら十分に浮遊できる。直径1mの球状電気翼を持つ浮遊体が検討されている。
<こんな感じ>
実用には、静電気分布を捉える超軽量の計測装置や、着陸用アンカーなども必要
となる。実浮遊時には、静電気により表面上ダストが舞う事も懸念される。
まだまだコンセプト段階のアイデアだが、次のステップには構成要素の技術実証
などのモノを造っての実験を進める計画だ。
発案者Quadrelli博士は、地球上での新しい乗り物となる可能性も指摘している。
未来の技術は、まだまだ新しいものがでてきそうだ。
動画:NASA講演会(最初27分まで)LS
スペースX社 CEO イーロン・マスク氏。壮大な大志を実現化する極めて稀な
起業家だ。夢を目標に変え、実現モードへ移行させる。
<マスクCEO>
そのマスクCEOが、火星への大量の人類を送り込む移住計画を発表、大反響を
呼んでいる。目標は2060年、ちょっと先だが 火星に人が住む時代だ。
そのシステムは、Interplanetary Transport System [ITS] と命名された巨大な
ロケット、エンジン名は 猛禽類を意味する Raptor 、強い意志を感じさせる。
<Interplanetary Transport System [ITS] イメージ図>
これまでにない超極太のITSは、100トンの貨物・人間を搭載できる。全長
50mの宇宙船を含み、高さ122m、直径17mの図体だ。
<宇宙船>
<宇宙船の液体酸素タンク>
火星までは80-150日、少々長いが 映画館やカフェなど 娯楽室も準備され、
楽しい旅になるようだ。初挑戦は2022年、100名も送り込む計画だ。
宇宙航行の途中、燃料タンカーとランデブーし燃料補給を受ける。火星軌道では、
最後の補給を受けて着陸となる。また 火星で燃料製造すれば、帰還もできる。
<補給船とのランデブー イメージ図>
現在、費用は2千万円/人程度と見積もられている。将来には、半分の1千万円
を目指す。2100年には百万人が火星住民という世界、長生きしたいものだ。
動画:ITSプロモーションCG(4分半)YT
動画:学会での計画発表の様子(1時間強)YT
動画:euronews報道(1分強)YT
動画:NASA 有人探査基地イメージ(7分弱)YT
動画:映画 マーティアン 予告編(3分強)YT
NASAが進める低コストの宇宙居住棟技術。有名なところでは、ISS到着後、
ドッキング後に容量拡大するビゲロー社の膨らむ居住棟 BEAM だ。
実は他に5社の候補がある。最も野心的なものは、最上段の打上げロケット部を、
居住棟に転用する。空間を漂うか、大気圏焼失する運命のシリンダーの再利用だ。
<建造中のスペースシャトル 液体燃料タンク:こんな感じ?>
ISSにドッキングするための接合部を付けて、シリンダーが居住棟となる訳だ。
では、どのようにISSまで持って行くのか。
<目指すイメージ図:接合部を付けてISSにぶら下る>
<接合部のイメージ図>
現在の案は、ISSに向けた補給船にくっ付いていき、後はISSのロボアーム
でISSに居室棟として、ドッキングさせるという。ナノロック社の挑戦だ。
<左から右へ:右がドッキングのイメージ図 白い線がISSロボアーム>
しかし、原案は1960年代に遡る。ロケットの父フォンブラウン博士が、初の
宇宙ステーション計画 スカイラブ のオリジナルアイデアで提案していた。
<フォンブラウン博士のスケッチ図>
<スカイラブ>
これによるコスト低減は絶大だ。居住棟を打ち上げるために、わざわざロケット
を打ち上げる必要がない。その分、他の必要資材に振り分ける事ができるのだ。
地道な開発が、火星への道を近付ける。膨大な費用を伴う宇宙開発で、低コスト
は、実現可能性を高める手段になる訳だ。日本が活躍できる場面かもしれない。
動画:ナノロック社 Jeff Manber CEO TEDトーク(12分弱)YT
動画:ナノロック社 キューブサット放出状況(1分半)YT
動画:ナノロック社 キューブサット放出装置イメージCG(1分半)YT
動画:ビゲロー社 BEAMイメージCG(1分)YT
動画:ビゲロー社 BEAM 膨張(24秒)YT
アマゾン ベゾスCEOが設立した米国宇宙ベンチャー ブルーオリジン社、打上げ
費用削減に、再利用可能なロケット開発を進めている。
これまでに サブオービタル投入用 New Shepard を開発、打上げ後に地上に戻り
垂直着陸できる。そして燃料を充填、再び打上げ 再利用できるシステムだ。
そのブルーオリジン社が、新たなロケット New Glenn の開発計画を発表した。
2段式と3段式が予定され、それぞれ 全高 約82mと約95mという大きさだ。
<右端 サターンⅤ[約110m]に次ぐ大型ロケット New Glenn (右から2-4本) >
ライバル スペースX社とは、ロケット構成に違いがある。Falcon Heavy は2本
ブースターを従えるが、New Glenn は1本のロケットだ。より大型が期待できる。
実際、長期的に より大型 New Armstrong を開発するというコメントもある様だ。
スペースX社の Falcon 9 打上げ失敗に沈む中、発表タイミングはベストだった。
New Glenn の推力は1750トン。月へ人類を運んだサターンⅤの半分に達する
推力性能は、人工衛星の軌道投入や宇宙飛行士を宇宙へ送り出すには十分だ。
エンジンは開発中 BE-4 を7基搭載する。燃料は液化天然ガスと液化酸素。従来、
液体水素に対し、液化天然ガスと 低コストを意識した燃料にしている。
<BE-4エンジン>
因みにブルーオリジン社のロケット命名は、往年の宇宙飛行士からきている様だ。
New Glenn は、62年米国初に地球周回した宇宙飛行士ジョン・グレンが由来だ。
<宇宙飛行士ジョン・グレン>
より遠い宇宙 ディープスペースに向けて、着実な開発が、これまでにない早い
スピードで進んでいる。スペースツーリズムの次の世界が、既に始まっている。
JAXAロケットガイドブック link
動画:NewsBeat Social ネット報道(1分)YT
動画:New Shepard 地上着陸実験成功(15.11.23 3分強)YT
動画:New Shepard BE-3エンジンの燃焼実験風景(2分半)YT
動画:ジョン・グレンの地球周回を伝える報道(6分強)YT
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