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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2015.12.29 VOL.4-26 magmag melma ***
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  ブルーオリジン発射ロケット再利用・帰還に重要な、垂直着陸の実験成功から
  まだ日も浅いが、本命スペースXファルコン9も、遂に成功した。
  
  本命とはどういう意味か。つまり今回の成功は、一つのミッション、人口衛星を
  宇宙に届けた上で、垂直着陸を成功させた。単に上下往復した訳ではないのだ。
  
<ファルコン9:スペースX社計画のロケットシリーズ>
  
  人口衛星を宇宙に届けるという意味は、軌道から落ちないために、周速度を必要
  とする。垂直着陸するためには、この周速度をゼロにしないと行えない。
  
  それは、4600km/hの速度をゼロにするという意味。ここに同じ垂直着陸
  でも大きな違いがある。フライトパスも複雑だ。
  
<ファルコン9:フライトパス>
  
  垂直着陸には、幾つかの工夫が必要だ。ファルコン9には、同社開発のマーリン
  エンジン9基搭載されるが、ノズル部分が可変となり、姿勢制御も行う
  
<マーリンエンジン>
  
  同じく、着陸速度を減速し また姿勢制御も行うグリッドフィンも装備される。
  ロケット上部 4方配置 20度までの開き角で、姿勢制御の要となる。
  
<減速用グリッドフィン>
  
  
  構想発表の2011年から5年4回目の挑戦で成功となった。ISSへの宇宙
  飛行士輸送ミッションにも使われ、現実的に 宇宙輸送コストが下がっていく
  
  これら技術を大型化していく計画の先にあるのは、民間の宇宙サービスの展開だ。
  宇宙ホテルが実現される頃には、きっと往復の足となっているだろう。
  
  
  日本語情報 engadgetgizmodo  英語情報 nbcnews, floridatoday, space  
  スペースX社 HP マーリンエンジン wiki
  
  
  動画:USA TODAY 離着陸報道(2分)YT
  
  動画:プロモーションCG(2分強)YT
  
  動画:スペースX社 打上げ・着陸記録映像(45分)YT
  
  動画:マリーンエンジン 認証試験(1分弱)YT
  
  動画:イーロン・マスクCEO 火星移住を語る(11分強)YT
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*** 2015.12.15 VOL.4-25 magmag melma ***
  
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  宇宙旅行を身近にするもの、それはコストだ。その壁を越えるため、いろいろな
  チャレンジが続くが、最も力が入っているのがロケットの再利用となる。
  
  スペースシャトルは、往還機として宇宙と往復する飛行機イメージで開発された。
  しかし、結果は逆だった。往還機の技術は手にしたが、コストは高くついた。
  
  2011年最後のスペースシャトルから4年、新しい再利用技術の試験が遂に
  成功した。米国 宇宙ベンチャー ブルーオリジンニューシェパードだ。
  
<ニューシェパードの再利用技術:上 打上時 下:帰還時>

 


<ブルーオリジン ジェフ・ベゾスCEO:アマゾン創業者だ>
  
  実際の打上は多段ロケットとなるが、今回は、1段目ロケット部分だけでの試験
  となった。打上げ後役目を終えた1段目ロケットが、地球への帰還を成功した。
  
  高度100kmへ到達、カプセルを切り離し、帰路モードへ移ると、落下速度を
  下げるエアブレーキ逆噴射を調整打上ポイントへ垂直に降り立った
  
  一方 この成功を正確に分析するのは、スペースX率いるイーロン・マスクCEO
  だ。高度100kmサブオービタル到達再利用技術X15だいう。
  
<X15:1959年初飛行>
  
  また サブオービタルに到達しても、軌道投入 即ち 弾道飛行には、マッハ30
  という 今回成功のマッハ310倍の速度が必要エネルギーでは100倍だ。
  
  
  複数の宇宙ベンチャーが競争する商業宇宙旅行の世界、人類の夢と期待を込めて
  新しい時代を切り開いている。日本からも朗報が聞きたいものだ。  
  
  
  日本語情報 wired, mynavizapzapjp 英語情報 popsci, nytimesfortune
  開発企業(BLUE ORIGIN)HP
  
  
  動画:CNN報道(5分強)YT
  
  動画:試験成功プロモーション(3分強)YT
  
  動画:ブルーオリジン社 イメージCG(4分)YT
  
  動画:独自開発 搭載エンジンBE-3試験風景(2分半)YT
  
  動画:スペースXの垂直着陸実証グラスホッパー(1分強)YT
  
  動画:X15開発ストーリー(27分半)YT
*** 2015.12.1 VOL.4-24 magmag melma ***
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  14年の春頃、宇宙服のデザインコンテストがあった。その時、選ばれたZ-2
  という宇宙服が、ここに火星用宇宙服プロトタイプとして発表された。
  
<デザインコンテストでのZ-2>
  
<発表されたプロトタイプ>
  
  最大の特徴は、着衣の方法だ。背中から乗り込むように宇宙服に入り込む。この
  仕組みは、滞在する宇宙基地とも関係する。
  
  これまで、エアロックで区切られた部屋での脱着だったが、このZ-2宇宙服は、
  背中を出入り口ハッチとして、宇宙船や宇宙基地にドッキングするのだ。
  
<こんな感じでドッキング>
  
  装着性を高めるための工夫も織り込んだ。肩の部分や、胴回り、そしてブーツも
  アジャスタブルになり、肩が動き易くなる様、ベアリング設計も見直された
  
  そして、画一的で見分けが付き難い宇宙服だが、前面胸部に蛍光体パッチを付け
  見分けようという。いろいろな色があるのだろう。
  
  またZ-2は、惑星上での探査活動が、最大限有効に行える様に考えられている。
  軽量コンポジット素材荒れた状況下での耐久性を重視した設計だ。
  
  
  着々と進む火星探査の周辺技術。日本での報道は少ないが、世界の宇宙開発は、
  大きく動いている。日本技術をもっとプッシュできる事ができないものか。
  
  
  英語情報 nasa, sciencealertdailymail
  開発企業(ILC DOVER社)HP 開発レポート pdf
  
  
  動画:デザインコンテストでのZ-2(1分)YT

  
  動画:Z-2 技術講演会(65分)YT
  
  動画:宇宙服のプールテスト(3分強)YT
  
  動画:宇宙服の実働テスト(2分強)YT
*** 2015.12.1 VOL.4-24 magmag melma ***
  
  宇宙開発が進む中、修理技術も重要な位置付けとなっている。軌道上で燃料切れ
  になったり、故障発生になると、それで運用停止となる衛星は、数限りない
  
  それでは宇宙ゴミになるだけだ。再び燃料を充填したり、修理さえすれば、その
  衛星は命を吹き返し、ミッションが続けられる
  
  RRM(Robotic Refueling Mission)と名付けられたプロジェクトは、幾つかの
  ツールを開発する第1フェイズから、技術実証の第2フェイズに入っている。
  
  ISS試験中の Visual Inspection Poseable Invertebrate Robot は、言わば
  胃カメラのようなツール直径1.2mmスコープカメラを有する。
  
<Visual Inspection Poseable Invertebrate Robot (VIPIR)>
  
  このロボットは、遠隔でジョイステックで操作できるように設計され、ライト
  カメラも有し、軌道上のオペレータである宇宙飛行士の目となり、手となる訳だ。
  
<VIPIRによって検査を行うイメージ; JAXA>
-下に動画あり-
  
  これら技術は、一つの修理衛星として纏められ、ISSから発射・放出されて、
  故障衛星まで近づき、修理や燃料の再充填を実行する。
  
<修理衛星イメージ図>
  
  
  このようなロボット技術は、日本の専売特許だったはずだ。海外勢に思うように
  やられないで、日本からも新たな技術を持ち込もう。
  
  
  日本語情報 responsejaxa 英語情報 nasa1, nasa2phys
  RRM HPPDF
  
  
  動画:RRM 地上テストの様子(2分弱)YT
  
  動画:軌道上での VIPIR デモの様子(2分半)YT
  
  動画:MDA社 衛星修理・燃料再充填衛星 CG(1分半)YT
  
  動画:RRM 開発ストーリー(7分弱) YT
  
  動画:衛星修理用 双腕ロボット開発1(6分半)YT 
  
  動画:衛星修理用 双腕ロボット開発2(2分)YT
  
  動画:大型ダンプの燃料補給ロボット(2分)YT
*** 2015.11.17 VOL.4-23 magmag melma ***
  
  
  火星探査は、最短の民間計画でも到着までに7ヶ月NASAでは1年6ヶ月
  見込むという大きなチャレンジだ。
  
<火星探査 イメージ図>
  
  これまでの宇宙開発の実績から思えば、かなりのハードルとも言える。少し冷静
  になってきたのか、NASAから新しい計画が発表された。
  
  火星探査2030年代の前 20年代月の軌道上に宇宙ステーションを造ろう
  というものだ。この宇宙ステーションが、火星への出発地点となる訳だ。
  
<火星探査までの道筋>
  
  そして、の開発も視野に入れた。火星での活動を前提に、地球の支援を受けず
  宇宙飛行士が活動するための新しい技術の開発を、試験場としてので開発する。
  
  更に、の資源から燃料を製造し、火星へ向かうロケットに補給するアイデアも
  出されている。実現すれば、地球からの機体重量が68%削減できる試算もある。
  
<月にガソリンスタンドを>
    
  
  火星探査が少し遠のいた感もあるが、実際には現実度合いが増したと言えよう。
  ロシアの協力、膨大な費用の捻出、数々のハードル、突破を期待したい。
  
  
  日本語情報 sankei, tokyo-npengadget 英語情報 astronomytelegraph
  NASAの計画書 pdf
  
  
  動画:NASA 火星への探査旅行(2分半)YT
  
  動画:火星へ向けての技術開発(10分半)YT
  
  動画:火星探査 50年の歴史(4分)YT
    
  動画:次世代宇宙カプセル オリオン開発の様子(9分強)YT
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