ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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日本も遂に、宇宙船を開発するベンチャーが名乗りを上げた。正確には、07年
創業の宇宙ベンチャー PDエアロスペース社に、HISとANAが出資した。
<目指す宇宙往還機イメージ図>
同社が開発を進める宇宙船は、地上100kmというサブオービタルの世界への
到達を目指し、その後は 地上に戻る 無重力体験型の宇宙体験旅行を狙う。
最大の特徴はパルスデトネーションエンジン。まだ研究中のエンジンで、超音速
旅客機の構想に出てきたりする、未来のエンジンだ。
普通のスペースベンチャーは、こんな開発課題の大きい技術チャレンジはしない。
父から受け継いだ宇宙魂を実現すべく、日本人として見上げた志、痛み入る。
これまで研究開発の他に、小型ジェット機による無重力体験飛行を供給してきた。
5-7分の時間、無重力を味わえるプランが、90万円強のお値段だ。
2023年に宇宙船が開発されると、一人1400万円で宇宙旅行となる計画だ。
いよいよチャレンジの道がスタートした。
出資といっても総額5000万円。開発費には程遠く、まだまだ協力が必要だ。
世界の宇宙ベンチャーに負けない様、日本を挙げて応援したい。
PDエアロスペース社HP
動画:日テレ ニュース報道(1分強)YT
動画:パルスデトネーションエンジンの実験風景(1分弱)YT
動画:実験機の飛行風景(5分弱)YT
動画:日テレ 宇宙旅行の事前訓練(4分強)YT
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中国が一気呵成を狙ってきたか、新型ロケットを開発した。世界の需要を想定し、
10回/年のハイレイトでの打上げが目標だ。
固体燃料を使い、衛星1kg当たり1万ドルという現状50%の低コストという。
詳細性能は発表されていないが、1トンから1.5トンの小型衛星をカバーする。
<開発中の快舟ロケット>
開発はハルビン工業大学との噂だが、事業化は、中国航天科工集団公司(CASIC)
が今年設立したばかりのスペースベンチャー Expace Technology との報道だ。
ロケットはこれまでに開発がほぼ完了しており、17年から事業をスタートする。
既に、11月の中国内でのエアショーで20基もの受注があったとも伝えられる。
世界中で小型衛星打ち上げを狙った開発は進んでいるが、欧州ベガプロジェクト
とは、かなり近い計画でもあり、競争は厳しい。
<ベガロケット>
この中国ベンチャー、商用ロケット打ち上げでは実は2社目。民間と言っても、
半官のイメージは拭えないが、価格で世界を席巻しそうだ。
英語情報 spacenews, asianscientist
快舟ロケットについて wiki
開発会社(中国航天科工集団公司)HP
動画:快舟ロケット1号 打上げ報道(3分半)YT
動画:中国の新宇宙時代を語る(5分半)YT
動画:第1号顧客 中国空間技術研究院 の衛星から観た映像(1分半)YT
動画:欧 ベガプロジェクト(12分)YT
ISSを民営化する、という検討が進んでいる。2024年までは、現状下での
運用延長が決まっており、早ければ2025年を目途に払下げとなりそうだ。
払下げが決まれば、民間の宇宙試験設備となるが、宇宙ホテルも実現しそうだ。
待ちに待った、文字通りの宇宙時代到来だ。
宇宙ホテルと言えば、ビゲロー・エアロスペース社。ホテル王が設立した、宇宙
ホテルの開発会社だ。ISSにも、同社独自の膨脹型居室を提供している。
<ISSに設置されているビゲロー社の膨張型居室>
同社は、スペースX社やボーイング社とも提携しているが、更に大型ロケットの
開発・打上げ会社のULA社とも提携し、2020年の開業を目指している。
ホテルとして開発中のモデルB330は、室内容量が330立方mという意味、
全長17mほどで、人員キャパシティは6名となっている。
<スペースX宇宙船ドラゴンが宇宙ホテルB330に近づくシーン>
<B330のカット状態>
一泊二日くらいで地球を周回、宇宙遊泳や日の出や日没を楽しみ、食事やボール
投げでも楽しんで、宇宙を体感するコースなど如何だろう。
問題は打ち上げコスト。現在、ISSへ宇宙飛行士1名を運ぶために、ロシアに
米国が払っているコストは、約90億円。一般民間とは掛け離れた数字だ。
ここに、スペースベンチャー開発中のロケットが活きてくる。スペースX社は、
2500万円/100kgを目指している。まだ高いが、夢が見れる範囲だ。
火星の有人探査も楽しみだが、身近な宇宙での滞在体験の方が、より気に掛かる。
その時代にスペースツアーを楽しめるように、貯金をしていこう。
ビゲロー・エアロスペース社HP
動画:CNN報道 ビゲロー宇宙ホテル(4分半)YT
動画:ビゲロー社 プロモーション(2014年 6分弱)YT
動画:ISSでの生活紹介(9分弱)YT
動画:スペースX社 ドラゴン ISSカーゴミッション(16分)YT
火星に向けて、再び探査ローバーが送り込まれるマーズ2020。次期ローバー
のデザイン発表が夏に行われたが、その探査の内容も明らかになっている。
<キュリオシティの設計を最大限利用したMARS2020のローバー>
最大の目的は、生命の発見 又は 痕跡の発見だ。専用のスキャンシステムとなる
PIXLを搭載する。分光計、レーザー、カメラを使い有機物や鉱物を調査する。
<生命探査のカギ PIXL:Planetary Instrument for X-ray Lithochemistry>
化学元素の特定、岩石や土壌のクローズアップ撮影できる。塩粒の表面が分かる
レベルの性能だ。ここに微生物の痕跡が見られるかもしれない。
ロボットアームに取り付けられ、X線を分析ターゲットに集中的に照射、物質の
蛍光特性を捉えて分析する。
<分析イメージ>
そして、次期計画へ向けた準備的な実験もプラスされている。酸素製造装置だ。
原料は大気の二酸化炭素。命に必須、ロケット推進剤にも使われ、重要資源だ。
<酸素製造装置のコア部 SOXE:solid oxide electrolysis>
更に、将来のサンプルリターンに向けて土壌を採取、火星上の地表に置いてくる。
次のステップで、回収ミッションが行われる事に期待を寄せる。
<土壌サンプルの入ったチューブ31本を入れる容器>
<サンプルイメージ:右側のパイプイメージのところで保管>
探査計画は、着々とリアルな宇宙時代を築きつつある。火星に向けた技術開発は、
ますます増えてくるだろう。日本も、何か喰い込んでいきたいものだ。
MARS2020 プロジェクトHP
酸素発生装置について pdf
動画:PIXLについて(5分弱)YT
動画:サンプル採取のCG(3分半)YT
動画:マーズ2037CG 有人探査(9分弱)YT
動画:マーズ2020ローバー開発現場(59分)YT
小惑星の資源開発、アステロイド・マイニング、構想段階から実現へと、着実な
進展が見られるようになってきた。
NASAでは第2ステップのフェーズに入る。これまで地上ではロボットアーム
研究や、推進装置の開発などが進み、個別技術に目途が付いた。
2021年の実証ミッション機発射に向け、実機コストやスケジュールを詳細に
詰め始める。Asteroid Redirect Mission(ARM)と称するプログラムだ。
小惑星上の岩の塊を掴み、月の衛星軌道に運んでいく。将来的には、衛星軌道上
では、小惑星から部品材料を取り出し、部品を製造する。火星探査には不可欠だ。
<小惑星確保ロボットのフルスケールモデル>
<電気推進 HERMeS (Hall Effect Rocket with Magnetic Shielding)>
宇宙ベンチャー Deep Space Industries(DSI) 社もルクセンブルク公国から投資を
受け、計画に弾みが付いた。最終的には、鉱物解析できる小型探査機を開発する。
<DSI社 小惑星探査第1号機:Prospector-1>
第1号 Prospector-1 は、宇宙旅行で最も重要な水を探査をする。小惑星の表面、
地表下も含めた水分布図を作製する。つまり、最初の小惑星資源は水なのだ。
探査衛星の推進は、水という。気化した水、水蒸気を用いて飛行する。柔らかな
推進ができる技術、小惑星など、重力のない世界でジワジワ動くのに適している。
緒についたばかりの小惑星資源化だが、その先には大きな可能性が広がる。どの
計画もバラ色だ。カギは、低コスト。打上げ技術も含め総合力が必要となる。
DSI社HP
動画:NASA講演会(1時間強)YT
動画:NASA ARMコンセプト動画 ロボット編(5分弱)YT
動画:NASA ARMコンセプト動画 宇宙飛行士編(3分半)YT
動画:DSI社 プロモーションCG1(3分弱)YT
動画:DSI社 プロモーションCG2(4分弱)YT
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