ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization
世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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火星への旅が5ヶ月とも7ヶ月とも言われているが、それを3日で達成する技術
が研究中という。Photonic Propulsion 光子推進がそれだ。
光子推進とは、大出力の光子レーザー光による推進技術だ。通常のロケットとは
異なり、エネルギー源は外にあり、後押しで飛んでいく。
<左の宇宙船に右からレーザー光を照射する>
100kg程度の探査機であれば、光速の30%の速度に達成する。それにより、
火星まで3日間という訳だ。
太陽光を帆で受けるカイト式を一歩進めたような推進技術だ。太陽光の代わりに、
強力レーザー光を用いる。もしくは、巨大レンズでレーザー光の焦点を合わせる。
<イメージ図:巨大レンズで焦点を合わせて推進力を与える>
<イメージ図:巨大レンズを太陽光カイト式>
光の粒子は質量はゼロだが、エネルギーと運動量がある。そしてこのエネルギー
は、物体に反射されたときに、物体に推進力を与える。
反射性のある大型の帆を作り、地表からパルス光レーザーを当ててれば、強力な
エネルギーを作り出せ、宇宙船を加速するのに十分だという。
6000万キロから4億キロまで変化する火星までの距離上を推進する宇宙船へ
光の焦点を当てる技術ができれば、結構上手くできるかもしれない。期待したい。
研究チーム(University of California)HP
研究者 Philip Lubin博士 の論文 pdf
動画:WSJ報道(3分強)TY
動画:NASA 恒星間旅行への技術(約2分)YT
動画:Lubin博士のNIAC講演(約24分)YT
動画:NASA 光子レーザー推進デモ(3分強)YT
動画:ソーラーカイト技術(5分)YT
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2018年、米国は次世代宇宙開発の一つの幕開けを迎える。新開発のロケット
SLS(Space Launch System)の第1号が打ち上げられるのだ。
SLSは、一言で言えば重量型マルチパーパスロケットだ。宇宙船により、宇宙
飛行士を宇宙へ送り込むことも、カーゴ専用で衛星も軌道投入できる。
<左:宇宙船投入 中央:衛星投入 右:スペースシャトル>
究極には、火星ミッションが想定されているが、発表された第1号ミッションは、
無人のカプセル宇宙船 オリオンと、キューブサット13個を投入する。
<次世代 有人宇宙船 オリオン>
第1号ミッションはEM-1と呼ばれ、打上げだけでなく、月までの往復航行も
含む。オリオンは月で周回飛行、地球へ帰還、キューブサットは、月で活動する。
<EM-1の軌道>
こんな計画に選定された13個、従来とは少し内容が違う異なる、選りすぐりだ。
単なる話題のキューブサット、という訳ではない。
SkyFire は月面を近接探査する。全ては、将来の有人探査に向けたデータ収集だ。
月面温度、レゴリスと呼ばれる月面表土と太陽風との関係、多岐に渡る探査だ。
<SkyFire活動イメージ>
Lunar IceCube は月での水探査だ。永久影となるクレーターの中などを探査する。
高解像度のスペクトル分析機で、蒸気や氷など微細に識別していく。
<Lunar IceCube活動イメージ>
キューブサットは専門探査衛星を登場させ、宇宙探査進度を飛躍的に向上させる。
宇宙の理解は、地球の理解に繋がる。世界平和へも繋がることも期待したい。
NASA宇宙探査システム計画概要(2012) link
レゴリスについて pdf
動画:SLS解説(4分弱)YT
動画:EM-1 キューブサット打ち出しCG(2分強)YT
動画:オリオン解説(7分)YT
動画:オリオン試験機 打上げ-回収(2分半)YT
1969年7月、人類初の有人月面着陸が成功した。61年、ケネディー大統領
が宣言したアポロ計画が本当に実現した瞬間だ。
<アポロ11号 月面着陸船 イーグル>
それから間も無く50年を迎えるが、その間の宇宙開発は飛躍的に進歩し、火星
までをもターゲットとしているが、再び月への探査熱が過熱している。
ついに欧州EUも声を上げた。2020年代に、宇宙飛行士を送り込もうという
計画だ。EU単独ではなく、ISSの様な国際共同でのチャレンジを期待する。
<EU計画のイメージ図>
まずはロボットを送り込み、軌道上から宇宙飛行士が操作する。これが序章だ。
発電装置など月面施設も整えた上で、宇宙飛行士の番となる。
それまでに2020年、ロシア-EUで着陸船Luna27を計画中だ。これで、
南極部への精密着陸技術にチャレンジし、永久影部の土壌などを持ち帰る。
<Luna27のイメージ図>
<同じくロシア-EUで検討中の月面施設>
最も期待されているのは、固体化している液体や気体類だ。中でも、水の確認は
大きなミッションとなっている。生命起源の謎に迫れるという事だ。
月の次には、火星が控える。人類の宇宙探査は、月に戻り再スタートを切る訳だ。
綱渡りの時代から、安心して飛出せる時代へ。まず続くのは、宇宙観光の時代だ。
動画:プロジェクト・プロモーション(8分半)YT
動画:EU 3Dプリント月面基地(5分弱)YT
動画:EU 無人月面着陸船計画(5分弱)YT
動画:アポロ11号 月面着陸まで(5分半)YT
動画:アポロ11号 月面への第一歩(4分弱)YT
2019年から5年間、国際宇宙ステーションへの物資輸送委託先が発表された。
2期目となる契約3社の中で、新たな企業名 シエラ・ネヴァダ社があった。
シエラ社の往還機は、その名をドリーム・チェイサーという無人型。当初は有人
で開発されたが、1期目の委託先から落選、開発変更を余儀なくされた。
<ドリーム・チェイサーのイメージ図>
スペースシャトルミニという印象の有翼往還機だが、選定理由は輸送能力や品質
にある。それはフルネーム、ドリーム・チェイサー・カーゴシステムに表れる。
<ドリーム・チェイサー・カーゴシステムの全体イメージ>
全体としては、本体の後部に補給物資を搭載するカーゴモジュールがドッキング
された形で運用され、カーゴ部は1気圧の与圧区画と真空の非与圧区画からなる。
即ち、ISS船内向けと船外向け、両方の物資を運べるわけだ。船外物資を与圧
で運ぶのはエネルギーロスに繋がり、効率的な輸送ができる。
最大5.5トンの搭載能力。同じく委託を受けたスペースX社スペースドラゴン
の最大2トンの倍以上、無人が故、物資に特化した輸送ができる。
更に有翼機の特徴として、地球帰還時に発生する上下加速度が1.5Gと飛行機
並で、パラシュートを利用するカプセル型の3.5Gに比べてかなり小さい。
カプセル式では、これまで持って帰れなかった繊細な科学実験の成果物なども、
地球に持ち帰り、詳細な分析や研究継続ができるようになる。
<ドリーム・チェイサー原型 HL-10 リフティングボディ技術>
最新の宇宙技術だが、原型は1960年代に研究されたNASAのHL-10や
その後のHL-20往還機にあるという。米国の宇宙開発の奥深さだ。
動画:カーゴシステム プロモーションCG(3分強)YT
動画:有人システム プロモーションCG(4分)YT
動画:ドリーム・チェイサー開発ハイライト(2分半)YT
動画:ドリーム・チェイサーまでの開発の歴史(7分強)YT
動画:ドリーム・チェイサー シミュレーター(1分弱)YT
日本が先行する宇宙技術の一つに、ソーラーセイルがある。太陽からの光、即ち
光子を風のようにセイルで受けて 宇宙を推進する技術だ。
2010年、イカロスで世界初の加速実証に成功している。続く米国の計画は、
少し先 18年に小惑星観測用として NEAスタウト衛星 が投入される予定だ。
<イカロス:14m四方 帆の一部に太陽光発電機>
この米国計画に先立ち NPO惑星協会 が、ソーラーセイル別名 ライトセイル
の実験機を打ち上げるという計画があり、準備中だ。
既に2015年5月に打ち上げを行い、セイル展開 及び 姿勢制御システム試験
を実施している。若干のトラブルがあったものの、首尾よく成功している。
<展開中のライトセイル>
次は16年9月、太陽光を受け推進までを実証する。5.6m四方と小ぶりだが、
宇宙開発では珍しく クラウドファンド資金を得た純民間プロジェクトだ。
このソーラーセイルは、燃料不要 太陽光だけで推進出来る事から、惑星間航行
や太陽系を超え恒星間航行の現実解と捉える専門家も多い。
画期的な技術だけを期待せず、まずは出来る事からやってみる事も必要だ。日本
先行のこの技術、ソーラーセイルを使った火星探査の挑戦はどうだろうか。
イカロスについて wiki
動画:ライトセイル 概要説明CG(2分半)YT
動画:ライトセイル プロモーション(5分)YT
動画:ネット報道 2015年の試験成功(1分)YT
動画:ライトセイル展開衛星の組立の様子(3分強)YT
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