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ASTRO: Advanced Science-Technology Research Organization 世の中の最先端技術情報、中でも宇宙旅行、空飛ぶ技術が充実!!
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*** 2015.11.02 VOL.4-22 magmag melma ***
 
  
  ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として開発中だ。
  打上げは2018年、一つの大きなマイルストンを迎えている。
  
<ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡 イメージ図>
  
  総合試験とも言える極低温試験3度目 最後の試験が開始された。設置予定場所
  での環境温度は-223℃、という地球の自然環境では有り得ない低温だ。
  
  望遠鏡の心臓部とも言える科学機器が搭載されたモジュールは、これまでに各種
  試験、音響、電波干渉などの試験をクリアーしており、この後、全体統合される。
  
  最大の特徴は、その口径にある。これまでのハッブルは、直径2.4m。それに
  対して6.5m18枚に分割され、発射時には折り畳まれ、宇宙で展開する。
  
<直径6.5mの反射鏡>
   
  一方、望遠鏡の重量は、11トンハッブルに対して6.2トン。大変な軽量化
  が図られる。反射鏡もアルミより軽いベリリウムで作られ、20kg/枚と軽量だ。
  
  ベリリウムには、24金でメッキが施され、光の反射率が高められている。結果、
  85%から98%へUP。特に宇宙誕生の観測に重要な赤外線には効果的だ。
  
  
  当初2011年に打上げ予定だった。NASA予算、数々の問題で遅れてきたが
  これ以上は遅れないだろう。早く、新たな観測結果を見たいものだ。
  
  
  日本語情報 soraenikkeibp
  英語情報 nasa, webbtelescope, redshift-live, popsci  
  
  NASAのHP
  反射鏡開発会社(Ball Aerospace社)HP
  望遠鏡全体開発会社(Northrop Grumman社)HP
  
  
  動画:極低音試験 準備の様子(2分半)YT
  
  動画:軌道投入から展開・設置までのCG(5分強)YT
  
  動画:宇宙での望遠鏡展開の詳細CG(1分半)YT
  
  動画:反射鏡の納入・検査・組立の様子(2分半)YT
  
  動画:反射鏡開発トピックス(1分半)YT
   
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*** 2015.11.03 VOL.4-22 magmag melma ***
  
  宇宙開発に、マイクロ衛星が表舞台に出つつある。大学の研究用や新興国の宇宙
  開発の参入用のイメージが高いが、ベンチャー企業を始め、参入が増えている
  
  打上げたいというニーズが増えると、当然、打上げシステムの開発競争が激しく
  なる。これまでのISSから放出など、オマケ打上げから専用システムの開発だ。
  
  サブオービタル宇宙旅行用の往還機を開発するヴァージン・ギャラクティック社
  も、新しい発射ロケットの開発を進めている。その名をランチャーワンと称する。
  
<ランチャーワン:イメージ図>
  
  メインエンジンニュートン3は、推進力33,340kgf、2段目の軌道投入用
  エンジンニュートン4は、2,270kgf。共に自社開発燃焼試験が成功した。
  
<燃焼試験風景> 
  
  共に液体燃料ロケットであるが、20秒6秒の燃焼試験であった。クラス最高
  の数字を達成でき、設計スペック上も十分な結果だったようだ。
  
  ランチャーワンは、ある高度までキャリアーで運び、戦闘機のミサイルの様に、
  空中発射される。10数億円程度で、最大200kgの衛星を軌道投入できる。
  
  既に、幾つかの契約が成立している。数十基から数百基の衛星網を構築し、通信
  回線を確立、世界中に安価なインターネット接続環境を提供しようという思惑だ。
  
  
  液体燃料ロケット開発は、企業体力のある専業メーカの場合が多く、ベンチャー
  の様な小さな企業での開発は珍しいが、時代を切り開くチャレンジを見守りたい。
  
  
  日本語情報 reuters, gigazinenge
  ヴァージン・ギャラクティック社HP
  
  
  動画:プロモーションCG(2分弱)YT
  
  動画:打上げロケットの試験風景(2分弱)YT
  
  動画:DARPA推進の同タイプ技術CG(2分半)YT
  
  動画:マイクロ衛星の支援衛星構想CG(2分半)YT
  
*** 2015.10.20 VOL.4-21 magmag melma ***
  
  
  小惑星の激突かつての恐竜絶滅の理由と考えられ、最近では天文学者によって、
  警告発信もあり、SF映画の一題材としても、取り上げられる機会が多くなった。
  
  現実の世界でも、防護に向けた研究開発が進んでいる。これまでは、イメージや
  思考実験だったが、実際のテストを行うべく、宇宙技術が開発されている。
  
  小惑星を破壊とまではいかないが、探査衛星を衝突させ軌道を変更しようという
  プロジェクト AIDA(Asteroid Impact & Deflection Assessment)がそれだ。
  
  目標は、小惑星を周回する衛星だ。ちょっとややこしいが、直径750mという
  小惑星ディディモス上1kmほどに周回する、長径160mディディムーン
  
<小惑星に向かう衛星>
  
  このディディムーンに、2022年 DART (Double Asteroid Redirection 
  Test) と名付けられた探査衛星を衝突させる。重量は300kg程度の予定だ。
  
  衝突速度は、6.5km/s(23km/h)。ゆっくり走る自動車が壁に衝突する
  というイメージだ。その模様を一足先に到着している探査衛星AIMが見守る。
  
<探査衛星AIMのコース>
  
  衝突後のコース変位衝突時の飛散物その後にできるクレータを測定・記録し
  これからの対策計画に活かしていく。
  
  
  これらはNASAESAの共同プロジェクトだ。地球規模の危機は、地球皆で
  対策していく必要がある。はやぶさで先鞭を付けた日本の活躍が楽しみだ。
  
  
  日本語情報 wired 英語情報 huffingtonpost, techtimes, gizmag, voxdailymail
  
  AIDA計画概要 pdf
  NEO(Near Earth Object)プロジェクトHP(地球最接近物体情報)  
  
  動画:プロジェクト概要(短編 3分半)YT
  
  動画:プロジェクト概要(長編 6分半)YT
  
  動画:大型小惑星接近を伝えるロシアニュース(9分)YT
  
  動画:映画アルマゲドン予告編(1998年 3分半)YT
  
  動画:映画ディープインパクト予告編(2008年 2分強)YT
*** 2015.10.06 VOL.4-20 magmag melma ***
   
  
  米国南部アラバマ州にあるマーシャル宇宙飛行センター国際宇宙ステーション
  ISS設計や運営の核となる機関だが、火星に関する開発も進めている。
  
  火星への7ヶ月にもなる宇宙旅行に、最も大きな課題はとは何か。如何に7ヶ月
  を生存させるか、というなんとも基本的な事が最大の課題という。
  
  ちょっと想像すれば分かる事だが、限られたペイロードの中で、水・酸素という
  生存のためには無くてはならないものを、使い捨て前提では、収まらない
  
  マーシャルは、この技術に20年以上の開発経験を持つ。ISSに使用している
  システムのUPグレードという事になるが、簡単には進まないようだ。
  
<ISSの環境制御・ライフサポートシステムのモック>
  
  特に力が入れられているのが、酸素の再生室内の空気から湿度や二酸化炭素を
  除去する事で、残っている酸素成分を確実に回収する。
  
  水の再生では、排水から使える水をどれだけ多く取り出せるか、それが開発課題
  となっていくる。勿論、空気から除去した水分も利用する。
  
<ライフサポートシステムのイメージ図>
  
  現在の能力は、酸素に変換される分の5トンを含み水25トンを再生できる。
  このシステムのお陰で、6名の搭乗員に対して7トン/年の補給を削減している。
  
  
  それでも直近のISSへの補給船は、酸素 約50kg水 約420kgを搭載
  していた。これを如何に減らせるか、火星探査の成否が掛かっている。
  
  
  英語情報 whnt, nasafox8
  マーシャル宇宙飛行センターHP
  ISSのライフサポートシステム pdf
  マーズワン(火星移住計画)でのライフサポートシステム概要 pdf
  
  
  動画:NASA:ジャーニー・トゥ・ザ・マーズ(2分半)YT
  
  動画:ISSのライフサポートシステム(2分弱)YT
  
  動画:マーシャル編集 ライフサポートシステム(3分強)YT
  
  動画:インタビュー:ライフサポートシステムの開発状況(6分)YT
  
  動画:マーシャルの歴史(12分弱)YT
*** 2015.09.22 VOL.4-19 magmag melma ***
  
  
  火星有人探査には、人の居住準備も必要だ。既に、世界各地のシミュレーション
  実験場で、長期間の隔離生活トライが進められている。
  
  その一つ ハワイマウナ・ロア火山の斜面のサイトで、ボランティアクリュー
  6名1年間の隔離生活を開始した。4回目となるが、1年間は最長となる。
  
<ハワイの実験サイト>
  
  建築家土壌科学者宇宙科学者天文学者物理学者など男性3名女性3名
  から構成される。国籍もフランスドイツアメリカとマチマチだ。
  
  火星での居住を模擬した直径11m高さ6mドームがその舞台となる。高度
  は2400m地点、このあたりが適地という。
  
  1階は、3LDKのマンションほどの広さ。キッチン共用スペース等があり、
  2階が、6人の個室トイレが備わる。ベットも折り畳みベットとの事だ。
  
  実験の目的は、6人だけの隔離状態で、しかも殆どプライバシーが保てない状態
  での、モラル維持生活維持の研究だ。土壌調査もあり、宇宙服を着て出かける。
  
  食事も宇宙飛行士と同じフリーズドライを中心としたものだ。野菜やくだもの
  或いはなどが1年続く。フリーズドライ以外では、チーズ缶詰がある様だ。
  
<こんな感じのフリーズドライ>
  
  
  この間、カメラでの撮影で行動が記録され、分析されるという。なかなか精神面
  では厳しい状況があるようだが、未来の宇宙旅行への貴重なデータとなる。
  
  
  日本語情報 asahimsnwired 英語情報 gizmag
  プロジェクト(HI-SEAS 4)HP
  動画:プロジェクト紹介報道(5分弱)YT
    
  動画:ハワイ大学のクリュー紹介ビデオ(1分半)YT
  
  動画:火星での生活 ドキュメンタリー(44分)YT
  
  動画:火星生活のコストは(4分弱)YT
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